こんな方におすすめ
- 自分の子どもが受験に合格できるか不安
- 受験に合格できる子どもに共通点はあるの?
中学受験は当然のことながら合格できる子どもがいれば、不合格になってしまう子どももいますが、双方の違いは何なのか考えたことはないでしょうか。
特定の子どもしか受験に合格できないというわけではありませんが、その上でも受験で成功している子どもにはいくつかの共通点や特徴があるのも事実です。
この記事では、中学受験で合格できる子どもの特徴や、受験に合格できる子どもの育て方について紹介します。
「自分の子どもは受験に合格できるのか不安」と悩んでいるご家庭は、ぜひ参考にしてみてください。
中学受験に受かる子の特徴
まずは、中学受験に受かる子にはどのような共通点や特徴があるのか紹介します。
下記の項目に当てはまらない子どもは受験に受からないというわけではありませんが、合格するための参考にしてみてください。
周りの意見を素直に聞く
中学受験の入試問題は様々な応用問題が出題されるため、小学校で習った内容を闇雲に復習しても合格できません。
また、中学受験は子どもにとって初めての経験であり、どのような勉強をするべきなのか、どの範囲を重点的に押さえるべきなのかが分からないことがほとんどでしょう。
そのため、学校や塾の先生、家庭教師など周りの大人のアドバイスや指導を受ける必要があります。
しかし、いかに周りのアドバイスや指導が的確でも、子ども自身が受け入れなければ学力の向上には繋がりません。
中には周りからあれこれ言われることにストレスを感じ、自分なりのやり方で貫き通してしまう子もいますが、受験に関するノウハウが無い状態で我流を貫いても合格率は限りなく低くなってしまいます。
その点、素直に周りの意見を聞き入れられる子どもであれば、多くの情報を吸収し、学力が向上しやすいです。
継続力がある
受験勉強は最低でも小学6年生から約1年間は受験勉強をするため、かなりの長期戦になります。
1年間同じことを続けるのは大人でも容易なことではありませんが、志望校に合格するためには継続力が必要不可欠です。
子どもに継続力が無いと勉強に飽きてしまい、最悪の場合、受験自体辞めたいと言いかねません。
その点、継続力がある子どもはコツコツと勉強を進められ、自ずと学力が向上します。
そのため、中学受験に合格するには継続力が必要不可欠と言っても過言ではないでしょう。
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主体性がある
主体性とは、自ら考え進んで行動する姿勢の事です。
中学受験を始めるきっかけは、親からの薦めであることがほとんどでしょう。
しかし、いざ受験勉強を始める際には子ども自身に「受験に合格したい」「もっと勉強したい」といった姿勢が無ければいけません。
主体性があり自ら考える子どもと受動的で言われたことだけをやる子どもでは、同じ授業や指導を受けても吸収力に大きなの差が出てしまいます。
特に入試日までのタイムリミットが限られている受験では、いかに勉強の効率を上げて効果的な対策ができるかどうかが合格率に影響するため、主体性は欠かせません。
生活習慣が整っている
中学受験のように長期で勉強をする際は、体調管理が必要不可欠です。
万が一受験勉強の最中に体調を崩してしまうと、勉強に遅れが出てしまうだけでなく、子どもの勉強に対するモチベーションが低下しかねません。
また、適切な生活習慣を保ちコンディションを万全にしておくことで、勉強をしているときの集中力にも影響します。
勉強以外の生活習慣という点も受験には大事な要素です。
集中力がある
勉強の効率を高めるには、子どもの集中力が必要不可欠です。
いかに優秀な塾講師や家庭教師に指導をしてもらったとしても、子ども自身が集中して授業を聞いてなかったら意味がありません。
勉強をする子どもに集中力があるか、ないかでは同じ時間を費やした際の効率に大きく差がでるため、効率良く受験勉強をする際には集中力が求められます。
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柔軟な思考力を持っている
中学受験の入試問題では、小学校で学んだ基礎をもとにした応用問題が多く出題されるため、柔軟な思考力が必要です。
柔軟な思考力は生まれながらにして差が出ると思われがちですが、受験勉強を通して鍛えられます。
受験勉強を通して試行錯誤の上答えを導き出せるだけの思考力を身に付けることで、入試当日にも大いに役立てられるでしょう。
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目標の達成意欲がある
中学受験では、目標として定めた志望校への合格のために日々の勉強をこなしていきますが、そもそも目標を達成したいという気持ちがなければ勉強しても身になりにくいです。
特に受験を始めるきっかけの多くは親からの薦めであることがほとんどであり、中には「親から言われたからとりあえず受験勉強をしている」という子どももいるでしょう。
「親や周りの先生から言われたままにやっている子ども」と「自分が決めた志望校に合格したいからやっている子ども」では同じ時間勉強をしても効率が大きく異なるため、目標への達成意欲は欠かせません。
情報処理ができる
中学受験の入試問題では、問題文を読み取り、自身の中で意見や考えをまとめて回答する文章問題が多く出題されます。
文章問題では、長文で書かれている文章の意味や作者が言いたいことなどの情報を的確にまとめなければ、点数は獲得できません。
情報処理を適切に行えるのは大人でも難しいですが、受験に合格するような子どもの多くは情報処理能力に長けている傾向にます。
中学受験に受かる子に育てるためのポイント
受験に受かる子どもの特徴は生まれ持ったモノではなく、様々な工夫や取り組みによって身に付けられます。
主な例は以下の通りです。
生活習慣を整える
子どもが常にベストなコンディションで勉強に励むためには、体調管理が必要不可欠です。
体調が優れないと勉強どころではありません。
体調管理は受験に合格する上で最も重要と言っても過言ではないでしょう。
自己肯定感を高める
自己肯定感とは、ありのままの自分を評価して好意的に受け止める感覚のことであり、自己肯定感を高めることで子どもが「自分は自分で良い」と思えるようになります。
中学受験では周りの受験生と学力や志望校のレベルを比較しやすく、自信を失ったり目標を見失ったりしやすいです。
その点、親や周りの先生から自己肯定感を高める言葉をかけてあげることで、子どもが自信を持って目標に向かって努力し続けられるようになります。
論理的思考力を育てる
受験勉強をする際は、ただ答えを覚えれば良いというわけではありません。
どんな問題でも「なぜこの答えになるのか」「どのように考えるべきなのか」といった疑問を持ち続け、仕組みや本質の理解が必要です。
もし答えを暗記するだけで合格できたとしても、入学後に授業のレベルについていけず自信を失いかねないため、本当の意味で理解をしながら勉強を進めていきましょう。
勉強だけをさせない
時間が限られている受験勉強では、いかに勉強に多くの時間を当てられるかが重要ですが、勉強だけしていても効率は上がりません。
程よく運動や趣味の時間を取り入れ、子どもがストレスを溜め込み過ぎず心身ともに安定した状態で勉強に取り掛かる方が効率が上がりやすいです。
勉強以外の時間も取り入れる際はしっかりと親子間で話し合い、ルールや約束を明確にしていきましょう。
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現実的な目標設定をする
目標を達成しようという意識を強めるには、達成ができそうで程よく高いレベルの目標設定がおすすめです。
あまりにも子どもの学力とかけ離れた学校を志望校に定めてしまうと、勉強へのモチベーションが落ちてしまう可能性があります。
もし目標とする学校を設定する時は親子で話し合うだけでなく、塾の講師や家庭教師などプロの意見を取り入れてみると良いでしょう。
受験に受かる子には共通点がある!
今回は、中学受験に受かりやすい子どもの特徴や受かりやすい子どもの育て方について紹介しました。
子どもによって学力や理解力が異なるため、受験の合格しやすさは元々の地頭で決まると思われがちです。
しかし、受かる子には共通の特徴があるので、「うちの子はだめかも」と心配する必要はありません。
受かる子の特徴に近づけるように親が協力してあげましょう。