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中学受験、滑り止めの考え方・選び方、何が正解?|まなびWeb

こんな方におすすめ

  • 中学受験の滑り止め校の選択に迷っている
  • 滑り止め校が必要なのか?、必要ないのか?を知りたい

中学受験では、第一志望校を決めた後に、滑り止め校についても考えます。

滑り止めが親子にとってプラスになる「考え方」「選び方」について考えてみましょう。

滑り止めを軽視して、「第一志望にしか行きたくない!」「適性校のどれかには受かるだろう」などと思っていると、後々親子で追い詰められてしまいかねません。

実際に通う気のない学校であっても、滑り止めとして受験することが、第一志望校合格の助けになるケースもあります。

中学受験に滑り止めは必要?

中学受験に頑張って取り組んでいる子どもは「第一志望校以外行きたくない!」と主張して、ほかの学校に興味を示さなくなってしまう場合があります。

滑り止めの意味や必要性とはなんでしょうか?

滑り止めを受けるかどうかの判断基準

滑り止めを受けるかどうかを悩んでいる場合には、「第一志望校に受かるかどうか?」ではなく、「公立中学校に行く気があるかないか?」について考えましょう。

「公立中学に通うのもやぶさかではない」と考えているのならば、必ずしも滑り止めは必要ではありません。全て落ちてしまったら、公立中学に通えばいいだけです。

しかし「絶対に私立中学校がいい」と考えているのならば、滑り止めの受験をおすすめします。

滑り止め校はプレッシャーからの解放

「第一志望校や適性校しか受験せず、公立中学には通いたくない」場合、子どもの背負うプレッシャーは相当なものです。

「絶対に失敗できない」という緊張感から 、本来の実力を発揮できない子も少なくありません。

プレッシャーや緊張感を良い方向に発揮できる子どもならば、第一志望校のみを受験するのもアリですが、プレッシャーに弱い子どもの場合は「確実に受かる滑り止め」も受験しましょう。

中学受験のスケジュールの組み方は様々ですが、第一志望校の前に滑り止めを受験することによって、受験の雰囲気を知ることもできます

1校は受かった(受かる)という自信がつけば、リラックスして第一志望校の受験に臨みやすくなります。

滑り止めをナメ過ぎるのは危険!

滑り止めは名前の通り「ほぼ確実に合格する学校」です。

しかし「受験は水物」とよく言われているように、「模試では合格圏内であっても、なぜか不合格になってしまった」というケースは少なくありません。

ムラッ気のある年端もいかない子どもの受験ならばなおさらです。

滑り止め校を決めたら「ここは絶対に受かる」「この程度の学校が受からなかったらヤバイ」など、軽視するような発言は控えましょう

万が一落ちてしまうと、場合によっては第一志望校に落ちた時以上のダメージになりかねません。

滑り止め校の選び方は?いつ、どうやって決める?

「滑り止めはどうやって選べばいいのか?」について紹介します。

「持ち偏差値マイナス10くらい」を基準にする

中学受験においては、「持ち偏差値プラスマイナス3くらい」の偏差値の学校が適正校とされ、適性校の中から第一志望校を選ぶのが良いとされています。

確実に受かりたい滑り止め校は、「持ち偏差値からマイナス10程度」の偏差値の学校を基準に2~3校程度選びましょう。

そのレベルの学校ならば、多少調子が悪くてほぼ合格できるでしょう。

学校見学に行く

受験する中学を決めるのには、偏差値が非常に重要ですが、偏差値だけで決めるわけにはいきません。学校の雰囲気や方針、通いやすさなども重要です。

学校見学に親子で行ってみましょう。「第一志望校以外に興味はない!」という子の視野を広げてあげることで、「第一志望校に落ちたら後がない」というプレッシャーから解放してあげられます。

体力面やスケジュールに考慮して

中学受験はチャレンジ校1~2校、適性校1~3校、滑り止め校2~3校、合わせて5~8校を受ける場合が多いです。

場数を踏めば踏むほど合格のチャンスがありますし、受験の雰囲気に慣れていきます。

しかし、受験数を増やし過ぎると、子どもが疲れたり集中力が落ちたりするリスクもあるので気を付けましょう。

学校ごとの受験対策もしなければなりません。

加えて中学受験のシーズンはインフルエンザが流行る季節でもあるので、出歩きすぎると感染のリスクが上がってしまいます。

中学受験では午前と午後、1日で2つの学校を受けることも可能ですが、集中力を維持するのは簡単ではありません。

子どもの体力面や、長時間の模試を受けた場合の成績などを考慮して、無理のないスケジュールを組みましょう

滑り止めの受験が、第一志望校の足を引っ張らないようにしてください。

滑り止めは6年生のゴールデンウィーク頃に考える

「どの学校を受験するか」は6年生のゴールデンウィーク頃から絞っていきます。

そして夏休みが終わったら、実力などをみて「チャレンジ校」「第一志望校」「滑り止め」などを決めていきましょう。

本人の希望、塾や家庭教師のアドバイスなどを参考にします。

受験のスケジュールも組んでいきましょう。疲れが取れにくい子や気持ちの切り替えが苦手な子、体力があまりない子は、受験スケジュールがタイトだと負担が大きくなってしまいます。

滑り止め校は多めに調べておく

実際に受験する滑り止め校は「持ち偏差値よりマイナス10程度の偏差値の学校を2~3校」がセオリーです。

しかし、万一に備えて「持ち偏差値マイナス15以上の学校」もいくつかチェックしておきましょう。

中学受験の失敗が続き、滑り止め校すらも落ちてしまうと、子どもは自信を失ってしまいます。

そんな時、たとえ通う気がない学校であったとしても、偏差値がとても低い学校であったとしても、1つでも「合格」ができると子どもは自信を取り戻せ、残りの受験に前向きに取り組みやすくなるのです。

中学受験の願書は受験前日の11:59分まで受付可能な学校が多いので、受験の失敗が続いて子どもが追い詰められているようならば、実力よりもかなり低めの学校で合格をもらいましょう。

滑り止めだけに受かった時の考え方

滑り止めしか受からなかった場合、子どもは大きなショックを受けています。

子どもに前向きな気持ちをもって、残りの小学校生活とこれからの中学生活を送ってもらうためには親の言動が非常に重要です。

「再チャレンジできるよ」という考え方を

第一志望校に通えないのは残念ですが、人生の全てが決まったわけではありません。

滑り止め校に通うにしても、公立中学に通うにしても、3年後に再チャレンジのチャンスは巡ってきます。

12年の人生経験しかなく、人生で1番頑張った中学受験がうまくいかないのはとても辛いものです。

だからこそ、大人が「中学受験は人生において取り返しのつかないミスではない、挽回のチャンスはいくらでもある」と教えてあげてください。

腫れもの扱いはしない

滑り止めにしか受からなかった子どもはナーバスになっています。

通う予定の学校の不満や悪口を言ったり劣等感を抱いたりするものです。

しかし、落ち込んでいる子どもをいつまでも腫れもの扱いしないようにしましょう。親が気持ちを切り替えれば、子どもも気持ちを切り替えやすくなります。

「通うことになった学校が適正校・縁のある学校」と捉え、前向きに入学準備を行っていきましょう。

いつまでも腫れもの扱いをしていると、子どもは「自分は本当に酷い失敗をしてしまったんだ」と受け取ってしまいます。

中学受験、滑り止めはしっかり選んで自信に繋げよう!

中学受験に挑むにあたって、公立中学に通うのも「アリ」だと考えているのならば、滑り止めは必ずしも必要ありません。

しかし、「私立中学に通いたい」と考えているのならば、滑り止めの受験をおすすめします

滑り止めを受験すると、子どもが受験の雰囲気に慣れたり自信を付けたり、極度に追い詰められたりしにくくなる効果が期待できるからです。

滑り止めにしか受からなかった場合は、実際に通うかどうかにかかわらず、子どもに「人生はまだまだこれから」だということを示してあげてください。

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