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中学受験における公文のメリットや弊害は?進学塾への切り替えのタイミングは?

公文

こんな方におすすめ

  • 中学受験を考えているけれど、公文は続けていて良いの?
  • 進学塾に切り替えたいけど、タイミングが分からない
  • 公文に関するいろいろな噂や弊害を聞くけど、実際どうなの?

小学校入学前から公文に通わせているけど、中学受験に向けて進学塾に切り替えようと考えている方、このまま公文を続けてい良いのか迷っている方はいると思います。

もちろん公文に通いうことで計算スピードが速くなるなど、中学受験におけるメリットもありますが、反面デメリットもあります。

この記事では、公文に通うことのメリットや弊害、公文から進学塾へ移行するタイミングについてを解説していきます。

中学受験の準備におすすめ!公文に通うメリットとは

近年、多くの学習サービスが存在しますが、公文もその一つです。

「楽しみながら学ぶ」ことをモットーとする公文は、学習を習慣化できるため、比較的低年齢の時期から始める子も少なくありません。

ここでは、公文に通うメリットについてご紹介します。

計算のスピードが速い

中学受験において、圧倒的に有利となる計算スピード。

公文の特徴の一つでもある「反復学習」が、計算力の高さにも繋がるのは事実です。

実際に、計算が速い子は公文やそろばんを習っている子が多いという結果も出ています。

中学受験をする上ではスピードも重要になってくるので、身に付くととても重宝するスキルと言えるでしょう。

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暗算する力が身に付く

計算スピードが速くなると、計算の工夫をしたり、簡単な計算であれば次第に暗記してしまう子も出てきます。

暗算ができるようになると結果的に時短に繋がるので、自分の武器として重宝します。

特に、難関校を受験するのであれば、ぜひ身に付けておきたい能力でもあります。

計算ミスが減る

計算のミスを解決するためには様々な方法がありますが、とにかく計算演習をひたすら解くことも方法の一つです。

何度も問題を解いていくことで、自分でミスに気付くようにもなります。

ミスは他人に指摘されるよりも、自分で見つけて修正する方が、今後も気を付けられるようになるため、ミスを減らす方法として一番適しているでしょう。

途中、同じような問題ばかりを繰り返し、なかなか先に進まないと悩むこともあるかもしれません。

しかし、コツコツ積み重ねることで「確実に力をつける」という意味では、とても大切な過程であることを理解しておきましょう。

学年の壁を超えた学習ができる

公文学習では、子どものペースに合わせた勉強ができるのもメリットの一つです。

子ども自身も自分のペースで進めていけるので、「やればできる」というような自己肯定感を養うことができます。

細かくレベル分けされた専用の教材を使用し、簡単過ぎず難し過ぎないレベルの問題を解ける環境が整っているのです。

これにより、しっかりと理解しながらレベルアップすることが可能です。

また、計算において言えば、学年の壁を設けず、理解すればどんどんステップアップしていくことができます。

自分のペースで進められるからこそ、「楽しい」と感じながら勉強ができるため、まさに好循環と言えるでしょう。

公文に通うことで中学受験に弊害はある?

基礎知識を習得するのに良いとされている公文ですが、一部では中学受験をする上でデメリットや弊害があるとも言われています。

主なデメリットとして、以下のようなことが挙げられます。

  • 思考力・発想力が身に付きにくい
  • すぐに解法が浮かぶものしか解けなくなる
  • 算数ができる気になってしまう
  • 字が汚い

どのような点が挙げられるのか、具体的に見ていきましょう。

思考力・発想力が身に付きにくい

本来、思考力や発想力は基礎知識が身についてから、習得できるとされています。

公文の算数において言えば、計算の反復練習を徹底して行っています。

そのため、基礎となる「計算力」は、しっかりと定着させることが可能です。

しかしその一方で、「計算をする」という作業的な要素が強くなってしまうため、思考力・発想力まで身につけることは難しいとも言われています。

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すぐに解法が浮かぶものしか解けなくなる

公文の学習内容は、基本プリントを繰り返し解いていく学習法です。

周囲の子と一緒に切磋琢磨しながら何度も何度も問題を解いていける半面、出題される問題は文を読まずに解けるものばかりです。

公文の学習は、基本的には問題文を読む必要はなく、プリントを見た瞬間に解法が浮かんでしまうので、そのような問題しか解けなくなってしまいます。

解法が浮かばないような問題には、根気強く挑めないといったことも可能性としてはあるでしょう。

算数ができる気になってしまう

計算力を身に付けることはできますが、「計算力が高い=算数ができる」というわけではありません。

計算ができることで自信が付くことは良いですが、それで算数ができる気になってしまうのは大変危険です。

自信過剰によって、次第にしっかりと算数に向き合わなくなれば、学年が上がるにつれて苦労してしまう可能性も十分考えられます。

字が汚い

計算問題はスピード勝負なところがあります。

そのため、「字の丁寧さ」よりも「いかに早く問題を解くことができるか」という点に着目しがちです。

実際に、時間を測って計算を行うことで、子ども自身が時間を意識して取り組んでいるので、字が汚いという弊害は少なからずあるのかもしれません。

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ここまで何度もお話しているとおり、公文は基礎的な能力を高めることに特化している一方で、進学塾は中学受験対策に特化しているため、そもそも両者は学習内容に大きな違いがあります。

そのため、中学受験を考える家庭の間では、公文が求めている方向性と中学受験の方向性が異なり、様々な弊害があると言われてしまうのです。

例えば、「図形問題が解けない」「文章問題が解けない」「問題の見直しができない」など、公文に対する様々な噂があるのも事実です。

しかし、実際には公文の弊害というよりは「公文でやっていないのだからできない」と表現する方が正しいのかもしれません。

そして何より、このような噂や弊害と言われることに対して、まずはしっかりと親自身が見極めて、うまく活用していくことがとても重要と言えるでしょう。

公文はいつから通うべき?

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公文を始める時期は、できるだけ早く通い始めるのがベストです。

公文独自の調査によると、公文利用者の中では3~7歳の間に通い始めた子どもの割合が76%を占めています。

要するに、幼児期〜小学校1年生までに公文へ通い始めている家庭がほとんどということになります。

早めに公文学習を始めることで、子ども自身の成功体験をたくさん積むことができます。

「できた」という経験が自信へと繋がり、「勉強=楽しい」と感じることができれば、自ら進んで勉強をするようになります。

結果的に、日々の学習がスムーズに進められ、レベルアップにも繋がるのです。

また、中学受験において、まさに「先取り学習」がポイントと言えます。

小学校で習う範囲が終われば、とにかくあとは問題を解いていくという受験対策に取り掛かります。

受験勉強が本格化する前に、公文で基礎知識を習得することが大切です。

そして、公文に通い始めたら、できるだけ早い段階で小学校の範囲を終わらせるようにしましょう。

小学生の範囲が終了したら、引き続き計算問題は継続しながら、入試問題にもどんどんチャレンジしていくことをおすすめします。

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自宅で学習する選択肢もある

公文に通わなくても自宅でしっかりと学習できれば、それも選択肢の一つとして考えることができます。

市販教材の中には公文が出版しているものもあるので、それらを上手く活用するのも方法の一つです。

例えば、1日1ページ以上ずつコツコツ進めていくことができれば、1年~1年半ほどで全範囲を終えることが可能です。

しかし、自宅で学習する場合には、やはり親のサポートは必要不可欠と言えます。

その際は、学年を意識する必要はありませんが、計算のやり方をしっかりと教えてあげるようにしましょう。

公文とは別で思考力・発想力を高める経験を積む

先に述べたように、公文での計算はコツコツと積み重ねられる一方で、作業化してしまいがちです。

そのため、思考力や発想力を育てたい場合には、公文とは別で思考力や発想力を高められる場所を作る必要があります。

具体的には、別の習い事やアプリの活用など、様々なものが挙げられます。

最後まで考え抜く粘り強さや、じっくりと考える根気力など、公文ではなかなか身に付けにくい能力を他で伸ばすことが重要です。

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国語と算数で文章問題に備える

公文と言えば、計算能力が高められるイメージが強いですが、算数と一緒に国語を学ぶのもおすすめです。

どの教科においても、まずは問題を読解して理解できなければ、正しく問題を解くことは難しいでしょう。

なぜなら、いくら計算が得意でも算数の文章題の読解ができなければ、答えを導き出すことはできないからです。

中学受験において、計算問題よりも文章問題の方が多く出題される傾向にあることも考えると、やはり国語力も公文で一緒に学ぶと良いのかもしれません。

公文から進学塾に変える適切なタイミングは?

結論として、公文から進学塾へ切り替えるベストなタイミングは、小学4年生です。

中学受験を経験した多くの家庭では、小学3~4年生で「中学受験」に向けた準備を始めていたようです。

公文をいつまで続けるかは、今後中学受験をするかどうかによっても大きく異なります。

また、中学受験を目指すような進学塾の多くは、小学4年生から中学受験に向けたカリキュラムや授業構成を取り入れています。

その場合、公文学習の進行状況は関係なく、切り替えていくことが重要です。

仮に、公文の学習内容が小学3年生レベルであった場合でも、それまでの学習習慣の定着や学校の授業のフォローなど、身に付いたことももちろんあるでしょう。

反対に、公文での進度が早く、中学生レベルにまで達しているとしたら、小学4年を待たずに公文をやめることも選択肢の一つとしては十分考えられます。

まずは一番近い目標である、中学受験に向けての勉強を進めていくことを優先的に考えましょう。

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早いうちに進学塾へ行くのはデメリットもある

単純に、早い時期から進学塾へ通うことで、たくさんのお金と時間を費やすことになります。

進学塾の学習内容の中には、中学受験に必須ではない内容も含まれるため、中学受験に備えたい方には多少無駄に感じてしまうこともあります。

当たり前ですが、早くから通う分金銭的にも負担が増えてしまいます。

子どもが新しい環境に慣れるまでに時間がかかってしまう、体力があまりないので不安などの場合には早めに入塾するなど、各家庭の状況に合わせて決めると良いでしょう。

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勉強の習慣や基礎知識は公文で培う

公文で学ぶ内容と中学受験の内容は異なるため、途中で公文から進学塾に切り替えるケースがほとんどです。

その理由の一つとして、公文では基礎知識や学習習慣が身に付けられる一方で、応用問題には対応していないからです。

例えば、公文の算数では計算問題が中心となりますが、中学受験に主題される問題は文章問題がほとんどです。

 

中堅以上の学校を目指す場合には、やはり公文だけではなかなか難しいため、いずれ進学塾へ切り替える必要があります。

公文と進学塾の両立は忙しい

中には、公文を続けながら進学塾にも通う家庭もあります。

しかし、日々の宿題や中学・高校過程の学習などやることが増えて忙しくなるため、手が回らなくなってしまうことも少なくありません。

自分で市販のテキストを進めていけるのか、親が問題集の進み具合をしっかりと管理していけるのかによっても異なります。

入塾まで公文を続けるのか、早めに進学塾に入るのかも選択肢に入れて、各家庭の状況を見ながら決めていけると良いですね。

子どもの状況に合わせて切り替える

小学校3年生でも、まだ小学校の範囲の算数や国語が身に付いていない場合には、まずは公文で基礎を学ぶことが一番です。

反対に、小学校2年生でも、すでに小学校修了過程まで学んで身に付いているのであれば、無理に公文を継続する必要はありません。

その場合、中学受験に特化した学習を始めるのも一つの方法です。

公文で基礎を固めてから進学塾へ切り替えるのがベスト!

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今回は、中学受験をする上で公文に通うメリットや、進学塾への移行時期についてを解説してきました。

公文と進学塾では、それぞれの目的や学習内容も大きく異なります。

だからこそ、公文から進学塾への切り替えのタイミングや継続の有無などが重要です。

たくさんある情報の中で、何が正しく重要であるかを親がしっかりと見極め、各家庭に合った選択をしていけると良いですね!

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