教育・学習

【英単語の綴りと発音】フォニックスとは?家庭でできる英語力向上

フォニックス

こんな方におすすめ

  • 子どもに正しい英語の発音を身につけさせたい
  • 子どものリスニング能力を向上させたい
  • 小学生に英語を習わせる際の導入がほしい

小学校の新学習指導要領に伴い、小学校でも英語が必修化、教科化され、今年で2年目を迎えました。

ですが、どのように英語の予習や復習、自学自習を行わせればいいか迷っている保護者の方も多いのではないでしょうか。

今回は「フォニックス」と呼ばれる英語の発音学習方法をご紹介します。

小学校の英語教育の必修化についてはこちらの記事で解説しています。

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フォニックスとは

フォニックスはphonicsと綴られますが、その名が示すとおり、英語の「音」("phone")がどのような法則で読まれるのかを教えてくれます。

日本の子どもたちがひらがなを「50音」で覚えるように、アメリカやイギリスなど英語圏の子どもたちは「フォニックス」と呼ばれる手法で英語を学びます。

フォニックスとは、ネイティブスピーカーの子どもたちが行う学習方法の1つで、英語の「綴り」と「発音」の間にあるルールのことを指します。

このフォニックスを学ぶことで、結果として英語の正しい読み方を習得できます。

フォニックスで法則を覚えると、初めて聞いた単語の発音の仕方がわかったり、耳で聞いただけの単語のスペルを書くことができるようになったりします。

 

phonics

 

具体例として、"cat" の発音の仕方をみてみましょう。

アルファベットのAは名前は「エイ」ですが、発音はaとeの中間音、あえて日本語表記をすれば、「エァ」です。唇を「え」の形にして「あ」と発音しましょう。

アルファベットのC(シー)も、舌の根本を喉の奥、軟口蓋に当てて、勢いよく、「ク(日本語のクは母音が強すぎるので歯切れよくk)」と発音します。

日本語の「ク」は喉の前方、口の前の方で発音しますが、アルファベットのCは舌を喉の奥に当てます。

アルファベットのT(ティー)は、唇を横に広げて発音します。TはCと同じく無声音です。

さて、これでCとAとTが揃いました。「キャット」ではなく "kǽt" 、と正しく発音してみましょう。

舌の根本を喉の奥、軟口蓋に当てて、勢いよくCの音を出し、そのまま唇を「え」の形にして「あ」と発音し、そのままTの音を出します。

注意してほしいのが、日本語で言うくっつきの「つ」、つまり小さく表記される「ッ」です。この音は、英語には存在しません。

フォニックスが出来るようになると、発音が劇的に変わります。

出来るようになるには、フォニックスに限った話ではありませんが、トレーニングを積む必要があります。

フォニックスの重要性

平成29年7月に文部科学省が提出した小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説の外国語活動・外国語編には以下のような記述があります。

小学校では、平成 23 年度から高学年において外国語活動が導入され、その充実により、児童の高い学習意欲、中学生の外国語教育に対する積極性の向上といった成果が認められている。(中略)②日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの関係、文構造の学習において課題がある、③高学年は、児童の抽象的な思考力が高まる段階であり、より体系的な学習が求められることなどが課題として指摘されている。

引用:小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説
外国語活動・外国語編

フォニックスという語こそ用いられていませんが、文部科学省でも日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの関係について注視しています。

そして、ここで言及されている、「日本語と英語の音声の違いや英語の発音と綴りの関係」の問題を一気に解決する方法がフォニックスなのです。

小学生がフォニックスを学ぶメリット

英語の勉強が楽しくなる

子どもがフォニックスを勉強すると、英文を簡単に読むことが出来るようになります。

これは、子どもが一人で英語の絵本を読めるようになる、ということです。

また、英語を読み、聴き、発音が良くなることで褒められ、英語のやる気が大幅に向上します。

英語への苦手意識が減ることは、子どもにとって好ましい、大きな結果をもたらすことでしょう。

入試や資格試験が段違いに楽になる

小学生のうちにフォニックスで英語を身につけておくと、高校、大学の入試や、英検やTOEICなどの資格試験の取得が段違いに楽になります。

オリンピックの開催に伴い文部科学省は2020年を「ターゲットイヤー」とし、よりコミュニケーションを重視した英語教育を行うように指導しました。

その結果、2020年に行われた「大学入試改革」では、センター試験に英語の4技能を測定する英語の民間資格・検定試験を併用することが決定しました。

この決定は実際には延期されましたが、大学入試の方向としては4技能(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)をバランス良く習得することが進められます

そのような現状の中、子を持つ親の多くは、英語に力を入れた教育を行わせたいと考えています。

そして、子どもにとって英語を学ぶ際、素晴らしい導入になるのがフォニックスなのです

フォニックスを学べば発音(スピーキング)が良くなるだけではなく、リスニング能力も向上するのは興味深い事実です。

また、文字と音の関係に気づくことができ、フォニックスを始めると語彙力が伸びます。

小学生が英検5級に合格するために効果的な勉強方法については、こちらをご覧下さい。

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英語で口頭でのコミュニケーションが取れるようになる

アメリカを始めとした諸外国では、当然のことながら、カタカナ英語は通じません。

フォニックスで英語を学び、技能としての英語が身につけば、将来、海外旅行に行く際や、留学する際に非常に有利になります。

また、この国際化社会において、英語力があればビジネスの世界でも色々と優位に立つことが出来ます。

そして、現状、地球上では英語が覇権言語になっています。

英語が出来れば、日本語に翻訳されていない様々な本を読んだり、映画を字幕無しで見ることが出来るようになります。

つまり、フォニックスを学ぶことで英語を身につければ、人生のクオリティが断然に高くなるのです。

フォニックスを実際に練習してみる

繰り返しになりますが、英語の場合、アルファベットの名前と発音は一致していません。

例えば、上で見たように、英単語 "cat" は、「シー・エイ・ティー」とは読まずに、「キャット」と読みます。

舌の根本を喉の奥、軟口蓋に当てて、勢いよくCの音を出し、そのまま唇を「え」の形にして「あ」と発音し、そのままTの音を出すのです。

英語の初学者は、Wednesdayなど綴りと発音の違いに苦しめられるものですが、フォニックスを実践すると簡単に覚えることが出来ます。

日本人が苦手なLとRは?

さて、日本人が苦手とするLとRについてです。

Lの音は、舌先を上顎の歯茎に軽く押し付けて発音します。

それに対して、Rの音は、舌の根元の方を軟口蓋にくっつけて発音します。

Rは舌をどこにもつけないと習うものですが、英語のネイティブ・スピーカーに聞いたところ、喉の奥に舌をつける人も多いとのことです。

また、Rの音が文頭に来ると発音しにくいです。

この場合は、口をすぼめて「う」の形にしてからRの音を出しましょう。

英語ではwriteやwrongなど、wrから始まる単語が多いですが、これはwの音、すなわち上記の唇の「う」の形の名残なのです。

フォニックスについてのおすすめの教材

おすすめの動画を3本と、おすすめの書籍3冊をご紹介します。

Alphabet Song for Kids

誰でも知っているキラキラ星の曲に合わせて、キャラクターがアルファベットを歌っています。

一緒に歌っているうちに、自然に正しい発音が身に付きます。

 

Phonics Song2

再生数が6億を超える人気チャンネルです。

ドレミの歌のアルファベット版でアルファベットと単語、単語の綴りを自然に学ぶことができます。

 

160万再生突破!大人のフォニックス【2020年最新バージョン】

「大人の」と付いていますが、子どもが見ても十分に理解が可能です。

日本人が英語の綴りと発音を学ぶには最適な動画となっております。

 

あいうえおフォニックス 英語の母音をひらがな5つで完全攻略!

英語圏の小学校で最初に学ぶこの学習法を、日本人に理解しやすく、ひらがなで覚えられるよう考案したのが、「あいうえおフォニックス」です。

YouTubeの「あいうえおフォニックス」は、2020年2月にチャンネル登録者数が13万人を突破し、ファンが急増中だということです。

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はじめてのフォニックス 英語が好きになる 5冊セットBOX

かわいいイラストとチャンツ(リズムに乗って英語を声にだす)を使って英語の音と文字のルールをしっかりと身につけることができる「はじめてのフォニックス」の5冊セットです。

英語の音(音素)に慣れるところから(1・2巻)、フォニックス(単語)で文字と発音のルール(3・4巻)、そして簡単な日常会話(5巻)へとステップアップしながら英語が定着します。

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はじめてのフォニックス3 母音と子音の基本ルール

各フォニックス・ルールの短いチャンツとフレーズで、楽しく英語らしい発音を身につけられます。

発音するだけではなく、文字を書く練習もできるので、英語が読めて書けるようになります。

また、フォニックスの音の変化を図で視覚化しており、容易に理解ができます。

Phonics03

 

まとめ

日本の子どもたちがひらがなを「50音」で覚えるように、アメリカやイギリスなど英語圏の子どもたちは「フォニックス」と呼ばれる手法で英語を学びます。

フォニックスとは、英語圏のネイティブ・スピーカーの子どもたちが用いる学習方法の一つで、英語の「綴り」と「発音」の間にある法則を学ぶことができ、結果として、英語の正しい読み方をマスターすることができます。

フォニックスはphonicsと綴られますが、その名が示すとおり、英語の「音」("phone")がどのような法則で読まれるのかを教えてくれます。

フォニックスで法則を覚えると、初めて聞いた単語の発音がわかったり、耳で聞いただけの単語のスペルを書くことができるようになったりします。

そのため、フォニックスはしばしば非英語圏に住む人々のための英語学習方法としても用いられてきました。

小学生のうちにフォニックスを学んでおくと、その後の英語学習の際に大いに役立ちます。

また、アルファベットの全てをフォニックスで学ぶと、英語の発音がよくなり、リスニング能力も向上します。

フォニックスをやっておいて損をすることはありません。

 

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