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英検が中学受験にもたらすメリット!英検を持っていることで優遇を受けられる首都圏の代表的な中学校についても紹介

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こんな方におすすめ

  • 「英検を持っていると中学受験が有利になる」と聞いたことがある方
  • 英検を持っていることで受験が有利になる学校を知りたい方

「英検を持っていると中学受験が有利になる」と聞いたことがある方も多いのではないのでしょうか。

結論から言うと中学受験時に英検を取得していると、試験得点の加算を受けられたり、合否のボーダーライン上だった際に優遇措置を受けられたりと、様々な恩恵があります。

そこで今回は、中学受験時に英検を持っていると受けられる代表的なメリットや、大体何級程度から恩恵を受けられるのか、また、英検取得により優遇を受けられる首都圏の代表的な中学校についてご紹介します。

英検とは

英語

中学受験における英検のメリットをご紹介する前に、まずは英検の概要や各級の難易度の目安についてご説明します。

概要

「英検」の正式名称は「実用英語技能検定」といい、公益財団法人 日本英語検定協会が主催し、文部科学省が後援している英語資格試験です。

試験の開催は年に3回で、合格すると合格証明書が発行されます。

この証明書は生涯有効なので、中学受験時だけでなく、高校・大学入試や、就職活動時の履歴書などにも記載することができます。

レベルは1級から5級まで7段階に分かれており、受験科目は以下のとおりです。

  • 1〜3級はリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能
  • 4〜5級はリーディング・リスニングの2技能

各級の目安

公益財団法人 日本英語検定協会が運営する英検のホームページによると、各級の難易度の目安は以下のとおりです。

推奨目安
1級大学上級程度
準1級大学中級程度
2級高校卒業程度
準2級高校中級程度
3級中学卒業程度
4級中学中級程度
5級中学初級程度

引用元:各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

中学受験における英検取得のメリット

勉強

加点や試験免除などの優遇措置がある

英語入試を実施している学校の中には、一定の級数以上を所持している受験者は英語の試験が免除になったり、試験の点数が加点されるというところがあります。

1点の差で合否が決まってしまう中学入試において、資格を取得しているだけで加点対象になったり、英語の試験が免除になったおかげで他の教科に注力できるというのは大きなメリットと言えるでしょう。

対象となる級数や優遇措置の内容は学校によって大きく異なるので、あらかじめ調べておくと良いでしょう。

ボーダーライン時の判定優遇

学科試験の得点が合否判定のボーダーライン上にあった場合、英検を取得している受験生を優遇対象(評価対象)としている学校もあります。

ボーダーライン上の戦いがシビアな中学受験において、いざというときに優遇措置を受けられるというのは大きなアドバンテージになると言えます。

こちらも優遇措置の対象となる級数は各学校ごとに決まっていますので、前もって調べておくことをおすすめします。

出願可能な学校が増える

英語教育に力を入れている学校の中には、特定の級以上の英検の資格を出願条件としているところもあります。

他の受験生と比べて出願可能な学校が増えるため、受験成功の可能性もグッと広がるでしょう。

奨学金を得ることができる

既定以上の級数の英検を取得していることで、奨学金を得ることができる場合があります。

こちらも、英語教育に力を入れている学校に多く見られる制度です。

試験時だけでなく、入学した後もメリットがあるというのは嬉しいですね。

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英検何級を持っていると中学受験に有利?

ここまで中学受験に英検が有利な理由を説明してきましたが、大体どれくらいの級数を持っていれば、中学受験時にメリットを得ることができるのでしょうか。

優遇措置があるのは5級から

英検所持者に入学試験時に優遇措置を用意している学校は、大体5級以上を対象にしている中学校が多いです。

ただし難関校や、グローバル教育に力を入れている学校だと、さらに高いレベルを求められることが増えてくるようです。

各学校によって求められる級数や加点点数が異なりますので、必ず受験したい学校の入試要項をチェックしておきましょう。

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英検3級以上だとベスト!

中学受験において英検取得者を優遇する制度を活用したいと思った場合、中学卒業レベルの英語力が必要な英検3級以上を持っているとかなり恩恵を感じやすいと思います。

もちろん英検の取得に注力しすぎて他の教科の勉強がおろそかになってしまうのはよくありません。

しかし受験前に英検3級以上を取得しておくことで、入学後の英語学習にもすんなりと頭に入っていきやすいでしょう。

英検取得により優遇を受けられる中学校

英検取得により優遇を受けられる、首都圏の主な学校は以下の通りです。

※詳しい内容は各学校のホームページ、応募要項をご確認ください。

受験資格を受けられる中学校

都道府県学校名必要級数備考
東京佼成学園中学校英検準2級相当
東京桜丘中学校英検取得者のみ
東京淑徳中学校英検3級相当
東京聖学院中学校英検4級以上
※英検準2級以上で筆記免除
東京日本大学豊山女子中学校英検3級相当
東京八王子実践中学校英検3級以上
東京山脇学園中学校英検3級相当
栃木白鴎大学足利中学校3級以上3級以上で推薦基準に含まれる
神奈川横須賀学院中学校4級以上4級以上で受験可能

英語の試験免除制度がある中学校

都道府県学校名必要級数備考
東京聖徳学園中学校3級以上
東京貞静学園中学校3級以上
東京貞静学園中学校3級以上
東京大妻中野中学・高等学校2級以上
東京大妻中野中学・高等学校準2級以上
東京城西大学附属城西中学校準2級以上
東京昭和女子大学附属昭和中学校2級以上
東京桜丘中学校5級以上希望により
免除+各級に規定の保証点を保持して受験が可能
東京東京女学館中学校準2級以上希望により
免除+各級に規定の保証点を保持して受験が可能
神奈川聖園女学院中学校4級以上
埼玉浦和ルーテル学院中学校3級以上

加点/ボーダーライン時に優遇措置がある中学校

都道府県学校名必要級数備考
東京江戸川女子中学校4級以上加点
東京京華女子中学校5級以上加点
東京京華女子中学校4級以上加点
東京聖徳学園中学校4級以上加点
東京明法中学校4級
以上
加点
東京目黒日本大学中学校4級以上加点
東京目白研心中学校5級以上加点
東京山脇学園中学校3級以上加点
東京青稜中学校準2級以上ボーダーライン時に優遇
東京八雲学園中学校4級以上ボーダーライン時に考慮、優遇
千葉芝浦工業大学柏中学校3級以上加点
千葉千葉日本大学第一中学・高等学校5級以上加点
千葉成田高等学校付属中学校3級以上加点
神奈川湘南白百合学園中学・高等学校3級以上加点
神奈川聖和学院中学校3級以上加点
神奈川橘学苑中学校3級以上筆記、リスニングで優遇
神奈川横須賀学院中学校4級以上合否判定時に考慮
栃木幸福の科学学園中学校5級以上加点
茨城智学館中等教育学校5級以上加点

英検資格で受験を少しでも有利に進めよう

英検を所持していると、加点されたりボーダーライン時に優遇措置が受けられたりと、中学受験においてメリットがとても大きいです。

英検を受験できるタイミングは年に3回しかありませんが、受験が本格化してから資格取得のための勉強を始めると大変なので、英検による受験の優遇措置を受けたいと考えている場合はなるべく早めに取得しておくと良いでしょう。

グローバル化の進む現代で早めに英語に触れておくことは、入試以外でもきっと役に立つ場面が来るはずです。

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