こんな方におすすめ
- 中学受験の時事問題の対策方法を知りたい
- おすすめの時事問題対策サイトを教えてほしい
時事問題は対策の仕方がよくわからず、ついつい後回しにしがちです。
そのため、中学受験の直前になって無理矢理詰め込むという子も少なくありません。
余裕をもって日ごろからコツコツと取り組んでおくことをおすすめします。
この記事では、時事問題の勉強の仕方やおすすめのアプリ・サイトをご紹介します。
2021年度の最新の時事問題情報についてはこちらの記事で解説しています。
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時事問題の勉強の仕方
時事問題の配点は、どの学校もそう高くありません.
しかし、9割近い学校で出題されるので、最低限の対策は欠かせません。
そこで、時事問題を勉強する時に押さえておきたいポイントを5つ解説します。
- 小学生新聞を読む
- ニュースを見る
- 家族で時事問題について話す
- 何度も出てくる言葉をまとめる
- アプリやインターネットのサイトを利用する
小学生新聞を読む
新聞を読むことは、時事問題に取り組むために効果のある方法ですが、一般の新聞は小学生にとっては読みづらいものです。
そこで小学生の場合は、小学生新聞を読むことをおすすめします。
小学生新聞は、漢字には読み仮名が振ってあり、写真やイラストを使って小学生にもわかりやすく解説しています。
新聞に載っていた重要記事は、切り抜いてトイレやリビングなどの目に付きやすいところに貼ったり、重要記事用のスクラップノートを作成したりすると、記憶に残りやすくなります。
小学生新聞についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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ニュースを見る
テレビのニュースで取り上げられた内容をチェックすることも、有効的です。
新聞とは異なった角度から報道していたり、耳で聞くことで記憶に残りやすかったりするので、新聞と併用することが望ましいです。
なかなか決まった時間に見ることが難しい場合は、朝食時にテレビやスマートスピーカーでニュースを流すこともおすすめです。
家族で時事問題について話す
時事問題には、普段からアンテナを張っておき、家族で感じたことを述べ合うようにしましょう。
その際には、自分の意見は自分の言葉で述べるようにすることに注意を払ってください。
また、プラス面とマイナス面の両方を考えることも大切です。
疑問点が出た場合はそのままにせず、教科書や参考書を使ってその場きちんと解決しておいてください。
例えば、若者の投票率に関するニュースが報じられていたとします。
その件について、メリットデメリットを挙げたうえで、各自の意見を述べ合う時間を取ります。
大人の意見の方が説得力ある場合も多いので、なるべく子どもから意見を述べるようにしましょう。
何度も出てくる言葉をまとめる
新聞やニュースで何度も出てくる言葉は、重要語句です。
正しい読み方や意味をしっかりと覚えておきましょう。
例えば、よく見かける略語の「WHO」。
正式名称「World Health Organization(英語)」の略で、日本語では「世界保健機関」です。
国連にあって保健についての指示を与え調整する機関なので、コロナウイルス感染症に関する、さまざまな情報を世界に向けて発信しています。
略語や難しい語句が出てきた場合にはすぐに調べるよう、習慣づけましょう。
アプリやインターネットのサイトを利用する
新聞やテレビを見ることは、時事問題に取り組むために効果的な対策です。
しかし、新聞はかさばるのでいつでもどこでも手軽に読む訳にはいきません。
また、毎月の購読料もかかります。
例えば、朝日小学生新聞の場合は、月1,769円の購読料が発生します。
ニュースは、内容を吟味するのが難しいうえに、どんどん流れていってしまうので、じっくりと見ることが困難です。
そこで、近年注目を浴びているのが、時事問題を扱う「アプリ」や「サイト」を利用することで、どちらも子ども向けでかつ無料のものも多くあります。
アプリは乗り物の移動時やちょっとした空き時間に、いつでもどこでも利用できますし、ニュースサイトは興味があればじっくりと見ることができます。
時事問題対策の注意点
時事問題の対策をする際には、以下の2点に注意してください。
丸暗記はしない
時事問題は、社会で起こった出来事と学校で学んだことを関連づけて出題されることがほとんどなので、ただ丸暗記しても良い点数は取れません。
時事問題は、上記の「家族で時事問題について話す」で解説したように、自分が感じたこと、思ったことを自分の言葉でわかりやすく説明できるようにしましょう。
5年生の2月から対策する
時事問題は、毎年新しい情報を入手する必要があります。
時事問題に関する参考書は、大手の集団塾が監修したものが毎年10月の終わりから11月の頭にかけて発売されます。
そのため、一般的には時事問題の対策は6年生の秋になってから取り掛かると良いとされています。
しかし、これらの本は質は良いのですが毎年あっという間に売り切れるうえに、180ページ前後もあります。
また、10月の終わり以降は、入試も追い込みに入り過去問にしっかりと取りかかり出す時期なので、この時期からこの量の情報を一度に頭に入れるのは、人によっては大変なこともあります。
そのため、直前に詰め込むのではなく、なるべく早くからニュースに触れ、時事問題に対する考えを深めておく方が望ましいです。
具体的には、実際の入試まで1年を切った「5年生の2月」頃です。
時事問題対策におすすめのサイト
では、時事問題対策としておすすめのサイトを7つ紹介します。
すべて無料で利用できるので、気軽にお試しください!
おすすめ順に紹介しているので、「なんでもいいからとりあえず対策がしたい!」という方は1つ目の「じじもんスクラム」を試してみてください。
じじもんスクラム
HP | https://jijimon.jp/ |
サピックスと読売新聞が協力し、読売新聞朝刊の記事で受験に必要だと思われる記事を3本、見出しを掲載しています。
ただし、掲載されるのは見出しのみで、記事は自宅で読売新聞から拾い出す必要があります。
毎月1回、復習問題も掲載されるので、学んだことが身に付いているかも確かめることができるのがポイントです。
NHK NEWS WEB EASY やさしい日本語で書いたニュース
HP | https://www3.nhk.or.jp/news/easy/ |
NHKのニュースを、子どもがわかるように書かれたサイトで、音声で聞くこともできます。
漢字にはふりがなが振ってあり、人の名前はオレンジ、会社やグループの名前はブルーで書かれています。
毎日小学生新聞
HP | https://mainichi.jp/maisho/ |
毎日新聞の子ども向け新聞サイトです。
毎小ニュース、6さいからのニュース、ニュースの言葉などの小見出しに別れており、漢字には読み仮名が付いています。
読売 KODOMO新聞オンライン
HP | https://www.yomiuri.co.jp/kodomo/fromeditor/ |
読売新聞の子ども向けオンライン新聞です。
ふりがなは振ってありませんが、ニュース以外にもパズルや占い、ミニゲームなどもあり、「ニュースは難しくあまり楽しくない」と思う子どもにも取っつきやすく作られています。
産経子どもニュース
HP | https://www.sankeikids.com/ |
産経新聞による子ども向けのニュースサイト。
週に1回の更新で、写真ニュース、編集たより、子ども特派員リポートなどのコーナーもあります。
習慣かほピョンプレス
HP | https://www.kahoku.co.jp/special/kodomo/ |
河北新報社が発信しているこども新聞で、毎週日曜に更新されています。
記事がすべてPDF形式で、印刷しやすいのが特徴です。
TIME for KIDS
HP | https://www.timeforkids.com/g56/ |
アメリカのTIME紙が発行している小学生向けのサイトです。
記事は英語と日本語を選択することができます。
対象年齢別にニュースが掲載されているので、必要な記事のみピックアップが可能。
英語対策で英文を読むと、英語のスキルアップも見込まれます。
まとめ
時事問題は対策の仕方がよくわからず、ついつい後回しにしがちです。
しかし、余裕をもって日ごろからコツコツと取り組んでおくことをおすすめします。
以下の5つのポイントを意識して、ご家庭全員で楽しく対策をしましょう。
- 小学生新聞を読む
- ニュースを見る
- 家族で時事問題について話す
- 何度も出てくる言葉をまとめる
- アプリやインターネットのサイトを利用する
時事問題の対策に最もおすすめのサイトは「じじもんスクラム」です。
今回紹介したサイトはすべて無料で閲覧できるので、いくつか見比べて子どものやりやすいサイトを選んでみましょう。