中学受験

【四谷大塚テキスト】予習シリーズのおすすめの使い方とは?勉強法も紹介!

こんな方におすすめ

  • 四谷大塚のテキスト「予習シリーズ」の購入を検討している
  • 「予習シリーズ」とはどのようなものか知りたい
  • 予習シリーズの使い方や勉強方法について教えてほしい

予習シリーズは、大手進学塾の四谷大塚で使われている四谷大塚準拠のテキストです。

中学受験の対策教材として非常に有名な教材ですが、実際にどのように使えばいいかわからない人もいるでしょう。

予習シリーズは、進学塾である早稲田アカデミーなどでも利用されていますが、家庭学習でも十分使える教材です。

 

そこで今回は、四谷大塚の予習シリーズの使い方や家庭での勉強方法を解説します。

予習シリーズをフル活用したい方やこれから予習シリーズを使おうと検討している方は、ぜひ参考にしてください。

予習シリーズを使っている早稲田アカデミーについてはこちらの記事で解説しています。

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四谷大塚のテキスト「予習シリーズ」とは

予習シリーズは、大手進学塾の四谷大塚で使われている教材で、50年以上の歴史があります。

四谷大塚だけでなく、早稲田アカデミーや個人塾などでも使われている教材です。

予習シリーズには、以下の3つの特徴があります。

  • 自習・予習が目的
  • 基本は1週間で1単元
  • 誰でも購入できる

自習・予習が目的

予習シリーズは、その名の通り予習(自習)で使うために作られているテキストです。

四谷大塚では、授業前に予習シリーズを使って予習している前提で授業が行われます。

授業後に週テストを受けて、その後に解説授業が行われています。

予習のためのテキストなので解説も丁寧で、算数には特に詳しい解説が付いています。

 

わからないことがあっても自分で調べて進めることができるため、塾なしで中学受験を行う家庭のテキストに選ばれることも多いテキストです。

また、予習シリーズの他にも、演習問題集、応用問題集などの副教材もあります。

計算の教材や漢字や言語知識の教材など、副教材は多岐にわたります。

基本は1週間で1単元

予習シリーズは、基本的には1週間で1単元(4週間で4単元)5週目は復習(総まとめ)で進めるようになっています。

自学学習では勉強のスケジュールを立てるのが難しいですが、予習シリーズは1週間が1つの区切りとなっているため、スケジュールが立てやすいです。

また、予習シリーズでは、1つの単元が期間を空けて何度も出てきます。

例えば算数のある単元は、4年生で基本の解き方を学び、5年生では発展した問題として掲載されています。

6年生になると、4年生の時に習ったのと違う解き方を学ぶので、脳にしっかりと定着しやすくなります。

このように何度も繰り返すことで定着するのです。

誰でも購入できる

予習シリーズは、四谷大塚の生徒でなくてもID登録すれば、公式サイトで購入できます

一般的に塾のテキストは、その塾に通わないと使用できないことがほとんどです。

四谷大塚と同じく大手の学習進学塾のSAPIXや日能研も例外ではなく、通っていない人はテキストを使うことができません。

予習シリーズは、A3サイズとやや大きめです。

机に置きやすく、しっかりと開いて本が閉じないため、小学生にとって使いやすい教材として人気です。

四谷大塚のテキスト「予習シリーズ」の料金

予習シリーズは、4年生からありますが、4年生と5.6年生で料金が異なります

4教科(算・国・社・理)セットもありますが、1教科ごとの価格から特別な割引などはありません。

夏休みまでの前期期間は上巻を使い、夏休み以降の後期期間は下巻を使います。

4年生

4年生の予習シリーズの料金は、以下の通りです。

全教科を1年分購入するとなると、15,840円(税込)となります。

形式教科価格
セット4教科(算・国・社・理)セット上下各7,920円(税込)
単体(1教科)算数上下各1,980円(税込)
国語
理科
社会

5年生・6年生

5.6年生の予習シリーズの料金は、以下の通りです。

全教科を1年分購入するとなると、17,600円(税込)となります。

形式教科価格
セット4教科(算・国・社・理)セット上下各8,800円(税込)
単体(1教科)算数上下各2,200円(税込)
国語
理科
社会

予習シリーズ6年(下)は、志望校(難易度)別に「難関校対策」と「有名校対策」の2種類に分かれます。

四谷大塚のテキスト「予習シリーズ」の使い方

予習シリーズ

予習シリーズは、基本的には例題→類題→基本問題→練習問題の順番で構成されています。

各教科によって若干の違いがあり、

  • 国語・・・単元のレクチャー→基本問題→発展問題→言語要素や漢字の学習
  • 算数・・・ガイダンス(例題・類題がある場合もある)→基本問題、→練習問題→復習問題
  • 理科・社会・・・各単元の詳しい内容の説明→要点を1問答形式でチェック

となっています。

予習シリーズは、次のように使うと効率良く使うことができます。

問題を取捨選択する

すべての問題を解くことは不可能なので、子どものレベルや受験校の傾向によって、問題を取捨選択してください

例えば、国立の中学が第1志望の場合で志望校の長文問題があまり難しくない場合は、発展問題はとりあえず置いておき、国立の入試で役に立つ単元のレクチャーと漢字や言語要素の学習に力を入れます。

難関校を目指す場合は、予習シリーズの他に、予習シリーズ最難関問題集にも取り組む必要があります。

予習シリーズ最難関問題集では、難問を解くための姿勢や思考力を身に付けるために必要な問題が出題されています。

問題は、子どものレベルよりも少し上のレベルを選びましょう

目安として、子どもや志望校の偏差値が53未満の場合は、発展問題は取り扱わずにまずは基本問題を取り組みましょう。

復習もする

予習シリーズは予習を行うテキストですが、復習することも大切です。

特に算数は演習問題集を使って反復することで、脳への定着率を上げることができます。

必ず間違えた問題は復習するようにしましょう。

最適な復習のタイミングに関してはこちらの記事で解説しています。

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四谷大塚のテキスト「予習シリーズ」を使う際の注意点

予習シリーズを使う際には、次の点に注意が必要です。

最新版を買う

予習シリーズは、上記で解説したように50年以上の歴史があります。

学習カリキュラムが変更になるたびに改訂するため、昔のものを購入すると必要なことが学べなかったり、そもそも学ぶべき単元がなかったりするものもあります。

ダウンロードで購入する場合は大丈夫ですが、書店やフリーマーケットサイトなどで中古を買う場合は必ず最新版かどうかをチェックしてください。

特に2012年にはカリキュラムが大幅に改定され、予習シリーズで2年半かけて学んだことが2年に短縮されています。

社会の時事問題や算数・社会の統計問題なども、最新であることが求められているので、購入の際に注意が必要です。

2021年には4年生の予習シリーズが改訂されました。

これを皮切りに、各学年の改訂が予想されます。定期的に公式HPを参照しましょう。

難しすぎても焦らない

予習シリーズは、難易度が高めです。

そのため、使っていて内容が理解できなかったり暗記しなければならない部分をすべて暗記できず、焦ったりモチベーションが低下したりする場合があります。

このような場合は、焦らずにまずは基本問題を全部こなすことから始めて根気良く続けてください。

そうすると、少しずつ理解度が深まり、次第に練習問題も解くことができるようになります。

予習シリーズが難しかったらサポートを探す

基本問題から取り組んでもやっぱり難しい場合は、他のサポートを利用しましょう。

具体的なサポート方法は以下の通りです。

家庭教師をつける

親が見てもサポートが難しいと感じる場合は、家庭教師をつけるのも選択肢の1つです。

家庭教師なら、予習シリーズの難しい箇所を説明してもらうことができます。

Webのサポートサイトを利用する

インターネット上には、予習シリーズに対応しているサイトがいくつか存在します。

有料のサイトもありますが、無料のサイトも多くあります。

1日では見終わらないほど内容が充実しているサイトや、図やイラストをふんだんに使ってわかりやすく解説しているサイトもあるので、子どものレベルに合ったものを選んでください。

●すぐる学習会:無料

HPhttp://www.suguru.jp/index.htm

四谷大塚の提携塾で、コンテンツが充実しています。

クリック1つで、対応したページに飛んで詳しい解説を見ることができます。

 

●東京進学ゼミナール TSSつくば予備校:無料

HPhttp://tss-tsukuba.jp/2014/02/03/kanji/

予習シリーズの「漢字とことば」に対応した漢字テストを、ダウンロードして受けることができます

1回分が2枚で、直接解答を書き込む形式です。

 

●ヘクトパスカル 無料+有料ページあり

HPhttps://www.hpa.kb-site.com/kaisetu.html

予習シリーズの算数と理科の解説を、手書きの図や説明を使って配信しています。

図が多く、カラーを使ってポイントを強調してあるので、とてもわかりやすいです。

 

●予習シリーズ解説ブログ(仮称) 無料

HPhttps://oteu.net/yoshu/

4年生の上のみの解説ですが、予習シリーズの問題や攻略ポイントを紹介しています。

まとめ

予習シリーズは、大手進学塾の四谷大塚が使っているテキストですが、四谷大塚に通っていない人でも購入できます。

授業だけではなく、予習・復習用の教材としても最適です。

1週間で1単元ずつ進んでいくので取り組みやすいテキストですが、解説を読んでも難しい場合は、Web上で解説サイトが公開されているので、利用することをおすすめします。

塾なしで中学受験に取り組む人が多く使っている優れたテキストなので、上手に活用すると成績アップが期待できますよ!

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