子育て

必見!小学校低学年の子どもに対する上手な叱り方とは?効果的な叱り方を紹介|まなびWeb

こんな方におすすめ

  • 叱り方がわからない
  • 叱っても直らないけど大丈夫?

子どもは小さいうちにしっかりとしつけておかなければ!と思っているけれど、何度叱っても直らない、叱り方が悪いの?どうしたらいいの?と悩んでいませんか?

今回は、そんな保護者の方に向けて「効果的な子どもの叱り方」を紹介します。

焦らずどっしりと構える

本来、子どもは一度叱ったくらいで間違った行動は直りません。自分を変えて向上したい、という意識がまだなく、今のことしか考えていないからです。

子どもは、繰り返し何度も失敗を重ねながら成長するもの。成長するにつれてこれではいけない、こうありたい、と思うようになります。

親は何度も叱らなければなりませんが、焦ったりイライラしたりしないで「すぐには直らないけれど、だんだん直るだろう」と、どっしりと構えましょう。

小学校低学年の子どもに適した叱り方

小学校低学年の子どもに適した叱り方を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

なぜ怒っているのか理由を説明する

子どもの叱り方で一番大切なのは、子どもになぜ、叱られているのを理解させることです。

叱られている理由を理解して納得すれば、子どもは自ら反省し次からはしないよう、がんばります。

低い声で叱る

叱る時は、低い声で叱りましょう。低い声で叱ると、親は感情の昂ぶりを押さえることができ、感情的に叱らなくなります

子どもは、声のトーンで親が怒っていることがわかり、自分が間違ったことをしたことを悟ることができます。

質問してみる

頭ごなしに叱るのではなく、まずは「やっていいことだと思う?」「人に迷惑をかけない?」「前にも注意されなかったかな?」「どうしてそんなことをしたの?」などの質問をしてみます

子どもが「こうだった、こう思う」と答えたら「そう、そう思ったんだね。勘違いしたんだね」などまずは受け入れましょう。子どもは自分を肯定してもらえた、と感じ素直に話を聞く気持ちになります。

最後に、「次からはどうしたらいいと思う?」と問いかけ、子どもに自分で考えさせましょう。自分で納得したことは繰り返さなくなります

自分で解決策が見つけられないようだったら「こうすればいいと思うよ」と解決策を提案してあげましょう。

目を合わせて叱る

子どもの目線に立って目をしっかり合わせて叱りましょう。自分よりも大きい人から頭ごなしに叱られると威圧感や恐怖を感じます。

また、スマホなどを見ながら「~してはだめよ~」と言っても子どもの心に響くことはありません。

だらだらと叱らない

何回も同じことを繰り返して小言を言われたり、長々と説教されたりすると次第にうんざりするのは大人でも一緒です。

子どもが叱られている時に話を集中して聞くことができるのは、はじめの数分だけです。

短い時間で叱りましょう。重大なことでない限り、30秒~1分以内で叱り終わることを心がけるといいでしょう。

叱った後にフォローする

叱りっぱなしではなく、叱った後はフォローも忘れないようにしましょう。子どもは、叱られたことで自信を喪失したり、もう嫌われてしまったのでは?と悲しくなってしまったりします。

叱った後は、話しかける回数を増やしましょう。抱きしめてあげるといいですね。

叱られたことを改善していたらしっかり褒める

叱られたことを改善していたら、しっかりと褒めましょう。愛情を感じ、自分を認めてもらった、と自己肯定感を高めます。

親が反省する姿を見せる

気をつけていても、親もいつでも完璧な叱り方や立ち振る舞いができるわけではありません。

しまった!失敗した!と思ったら、「ママ、今の言い方は悪かったね。ごめんね」「これ、やっちゃいけないことだよね。失敗したわ。次からは気をつけるから許してね」など、素直に謝りましょう

親が自分の失敗を認めて謝る姿を見ると、子どもも自分の過ちを認めて素直に謝るようになります。

やってはいけない叱り方

次に挙げる叱り方は、やってはいけない叱り方です。

心当たりがあれば、次からはしないようにしましょう。

人格や存在を否定する

絶対やってはいけない叱り方が、人格や存在を否定する叱り方です。

「なんて情けない子なの」「あんたなんか生まなければよかった」「おまえなんか嫌いだ」などの言葉は、子どもの人格や存在を否定します。

子どもは深く傷ついて、絶望したりトラウマを抱えてしまったりします。

兄弟や友達と比べる

「お兄ちゃんはこんなことはしなかったよ」「○○ちゃんはあんたと同じ年なのに、もうこんなことをしているよ」など、兄弟や友達と比べて叱るのは避けましょう

自分は人よりも劣っているんだ、と自信をなくしたり、反発したりします。兄弟や友達を憎らしく思ってしまうこともあります。

頻繁に叱る

しょっちゅう叱っていると、子どもは叱られることに慣れてしまいます。

いつもは優しいママでいると、叱られた時に「ママが怒るほど悪いことをしたんだ」と素直に受け入れやすくなります。

他人のせいにして叱る

電車の中などで子どもが騒いだ時に、「あのおばちゃんが怒っているからやめなさい!」と他人のせいで叱ってはいけません

子どもは、「お母さんは騒いでもいいと思っている。あのおばちゃんに怒られなかったら騒いでもいいんだ」と思ってしまいます。

「ここは皆で静かにするところなのよ」などの言い方で叱りましょう。

繰り返し根気よく上手な叱り方を

子どもに社会のマナーやルールを教えることは親の重要な仕事です。

1回叱られただけですぐに考え方や行動を直すことができる子どもはいないので、繰り返し根気良く叱りましょう

叱り方を間違えると、子どもは不信感を抱いたり反発したりして半減どころか逆効果になることもあります。子どもが納得し、子どもの成長を促せるような上手な叱り方を心がけましょう。

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