こんな方におすすめ
- どうすれば偏差値を上げられるの?
- 偏差値が高い子の日常生活が知りたい
「偏差値」は中学受験において非常に大切なものです。
偏差値が高い子はどんな習慣があるのかについて紹介します。
「習慣」なので幼少期から身に着けておくことが望ましいのですが、「遅すぎる」ことはありません。
また、これらの習慣は中学受験のみならず、生涯にわたってプラスに働くものなので、無理なく取り入れていきましょう。
規則正しい生活
生活が乱れると体内時計が乱れ、集中力、ひいては学力にも影響を与えてしまいます。
特に「睡眠」は重要です。睡眠時間は8時間、就寝時間は8時台が望ましいとされています。
生活習慣が乱れてしまった場合は「起床時間」を固定することがおすすめです。
「昨晩遅かったから」と寝坊を許してしまうとどんどん夜型になってしまいます。
「決まった時間に寝起きをして、ご飯を食べる」という習慣を定着させることで、「勉強する時間」が定着しやすくなります。
親ができる規則正しい生活の習慣作り
規則正しい生活が乱れるきっかけはほぼ「夜更かし」です。
「夜は静かにする」「Wi-Fiを切る」「ゲーム機や携帯を預かる」などで、夜更かしにくい環境を作りましょう。
何らかの事情で勉強時間が確保できない時期があった場合は、睡眠時間を削って短期間で取り戻すよりは、一週間単位で帳尻を合わせる方法がおすすめです。
また、親自身も早寝早起き、しっかり朝食など、規則正しく生活しましょう。
読書量が多い
読書には、語彙力、読解力、表現力、知識、好奇心、集中力などを伸ばす効果があります。
中学受験では文章問題を読み解いたり、アウトプットの能力を求められたりする場面も多く、丸暗記だけでは乗り切れません。
日ごろから読書をすることで、自然と文章問題に強くなれます。
親ができる読書の習慣作り
親も読書を楽しみましょう。
親が楽しそうにしていれば子どもは真似します。
生活の中で「読書の時間」を作り、家族みんなで読むのもおすすめです。
読む本は子ども自身に選ばせた方が熱心に読みます。
子どもに読んで欲しい本やジャンルがあるのなら、まずは親が子どものおすすめ本を読み、楽しんでからにしましょう。
読解力をさらに伸ばしたいのなら、子どもに読んだ本の説明をさせたり、感想を聞いたりすることがおすすめです。
「要点をまとめたり」「順序だてて話したり」する力が段々と向上します。
子どもがうまく説明できないようなら、適宜質問をしながら誘導してあげましょう。
指を使う
指は「第二の脳」と言われるほど脳に刺激を与える器官です。指には多くの神経が通っており、指を使うと脳は血流が約10%増えます。
頭の回転や記憶力を良くしたいのならば指を動かしましょう。
楽器、プラモデル作り、粘土、折り紙、積み木、裁縫、手遊び、料理など楽しんでできるものならば勉強の息抜きにもなって一石二鳥です。
親ができる指を使う習慣作り
指を使う遊びや習い事に誘ってみましょう。
勉強前後や寝る前などに手のマッサージをし合うのもおすすめです。
子どものお気に入りのハンドクリームなどを使ってお互いの手をマッサージすれば、指への刺激だけでなくスキンシップにも役立ちます。
好奇心旺盛
好奇心旺盛な子は興味を持ったことを積極的に調べ、知識を蓄えたり考えたりします。
分からないこと、不思議に思うことを見つけ、そして解決する力を養うと、学習にも意欲的に取り組みやすくなります。
「なぜ?」「どうして?」を「まぁいいか」「知らなくても困らない」とただ受け入れるのではなく、解明しようと積極的にアクションできる子は、勉強に苦手意識を抱きにくいようです。
親ができる好奇心旺盛になる習慣作り
大抵の子は親が「自分で調べなさい」と言っても調べません。面倒くさいからです。
そんな時は、親も一緒に調べてあげましょう。
「一緒に辞書を引く」「図書館に行ってみる」「検索をする」「実際にやってみる」……、忙しい時には子どもの好奇心に丁寧に付き合ってあげるのは難しいかもしれませんが、できる範囲で不思議に思う心に寄り添ってあげてください。
親にとっては調べる必要のない知識であっても、一緒に調べてあげたり「どうしてそう思う?」「どうやったらもっと良くなると思う?」と子ども自身に考えさせたりすることが効果的です。
ただし、しつこくし過ぎてはいけません。
子どもが「親に聞くと面倒くさい」と思ってしまい、かえって好奇心が抑制されてしまうからです。
子どもは様々なことに疑問を持ちます。「テレビ番組で主人公が肩に小動物を乗せているけれど、重くないのだろうか?」「どうやったらスパイになれるの?」など、どんな質問もバカにせず、受け止めてあげましょう。
親だからといって、見栄を張る必要はありません。
「お母さんも分からないな。〇〇だったら楽しいんじゃない?」「いままで考えもしなかったよ。よく、気が付いたね。不思議だよね」などと、一緒に考えたり疑問を見つけたことを褒めたりしてあげてください。
学校のテストも手を抜かない
中学受験の勉強が本格化してくる、と小学校の授業やテストがレベルの低いものに見えてしまうかもしれません。
しかし、偏差値の高い子は小学校の授業やテストにも手を抜きません。
「分かる」のと「できる」のは違うこと、「1点を笑う者は1点に泣く」ことを理解しているからです。
小学校の勉強をバカにせず、テストは何度も見直しをして、ケアレスミスをしません。
偏差値を上げ、中学受験を成功させるためには、「難問が解ける」ことと同じくらい「取れる問題は絶対に落とさない」ことが重要です。
親ができる学校のテストにも手を抜かない習慣作り
未来を見据えることは大切ですが、小学校の授業やテストを親が軽視してはいけません。
模試の結果や偏差値だけでなく、小学校の成績やテストの点数にも興味を持ち、いい点を取ったらしっかりと褒めましょう。
点が取れて当たり前のようなテストであっても、ケアレスミスがないことは素晴らしいことなのです。
逆にケアレスミスがあったけれど「実質100点」というのは正当な評価ではありません。
ケアレスミスを責める必要はありませんが、繰り返さないように見直しを促してあげましょう。
素直さがある
素直に間違いを認めたり、アドバイスを受け入れたりする子は、勉強に限らずあらゆる分野で伸びやすい子です。
言われたことをきちんとやれば、偏差値は伸びます。
日ごろからルールや道徳、言いつけを守る、親や教師の言う事を聞く、「良い」とされるものを好むタイプの子は、受験勉強も素直に受け入れ、順当に学力を蓄えていくでしょう。
親ができる素直さを育む習慣作り
素直さや頑固さは生来の気質によるところが大きいものです。
そこに良し悪しはなく、頑固には頑固の美点があります。
しかし、「子どもが頑固すぎて困っている」「っちの言うことを何も聞いてくれないと困っている」のならば、子どもを追い詰め過ぎていないかどうかをチェックしましょう。
子どもが間違えたりズルしたりしていることが明らかなのに、全然それを認めないのならば、それは糾弾のし過ぎが原因かもしれません。
親としては「悪いのは子どもなのだから、非を認めて欲しい」と思いがちですが、糾弾すればするほど、子どもは必至にプライドを守ろうとします。
「そこまで強く非難しなければならないことなのだろうか?」「徹底して言い負かす必要があるのだろうか?」と一度自身に問いかけてみましょう。
親が子どもの言い分に耳を傾けたり、交渉を受け入れたりすれば、子どもも歩み寄ります。
子どもに素直になって欲しいのならば、子どものプライドを傷つけない配慮が大切です。
人は責められると自身を守るのにいっぱいいっぱいになってしまい、他人の指示を受け入れる余裕を失います。
偏差値の高い子の習慣を取り入れて中学受験を成功させよう!
偏差値の高い子は、規則正しい生活を送り、読書を楽しみ、好奇心旺盛で指をよく使います。
また、「小学校のテストにも手を抜かず、大人の言うことを素直に受け入れて勉強に励む」子が多いようです。
偏差値が高くなる習慣を子どもに身に着けさせるためには、親が子どもと一緒にやりましょう。
一朝一夕で効果が表れるものではありませんが、身に着けば中学受験以降も良い影響を与えてくれます。
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