こんな方におすすめ
- 「無料オンライン教材」という言葉を最近よく見かけるけど、どんなものなの?
- 「無料オンライン教材」どうやって使えばいいの?
- 小学生におすすめの「無料オンライン教材」が知りたい
コロナ禍で学校が休校になり、「自宅で子どもが勉強できるように」と無料オンライン教材の配布をする企業や団体が増えました。
休校が終わってもいつでも利用できるので、共働きの家庭やリモートワークで家にいても子どもの相手ができない家庭におすすめです。
今回は、無料オンライン教材とはどのようなものか、使い方の注意点やおすすめ教材17個を紹介します。
2020年開校の東進オンライン学校・四谷大塚オンライン小学校についてはこちらの記事で解説しています。
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無料オンライン教材とは
無料オンライン教材とは、子どもの自宅学習を促進するために個人や企業が無料で配布している教材のことです。
無料で利用できるので、「塾や家庭教師のオンライン講座などは高額で利用できない」と悩んでいるご家庭も利用できます。
無料ではありながらどれも質が高く、子どもの集中力を保つような工夫やイラスト・デザインの工夫も施されています。
小学生対象のものだけではなく、中高生や幼児向けのものもあります。
タイプとしてはダウンロード型と動画視聴型の2つあるので、子どもやご家庭に合った方を利用しましょう。
無料なので、両タイプ利用することや複数のものを利用することも可能です。
無料オンライン教材の注意点
無料オンライン教材は、ダウンロード型を使う時はプリントして自宅で問題を解くだけなので問題はありませんが、動画視聴型を使う時は、少し注意が必要です。
親が一緒に視聴できればいいですが、子どもだけで視聴する時は、他の「勉強ではない動画」をつい見てしまわないよう注意が必要です。
例えば、YouTubeを利用する場合は、制限付きモードをオンにすると不適切な動画は閲覧できなくなり、YouTubeキッズを利用すると、子ども向け動画が主に表示されるようになります。
また、子どもに見せたくない動画を見つけた時には、ブロック機能でそのチャンネルは視聴できないようにあらかじめしておくことも効果があります。
子どもにも、インターネットネットリテラシー(インターネットを正しく使いこなすための知識や能力)を身に付けるよう指導しましょう。
小学生のインターネット利用の注意点やインターネットリテラシーについては、以下の記事で詳しく解説しています。
小学生からネットリテラシーを高めるためのインターネットの使い方
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小学生におすすめの無料オンライン教材17選
それでは、おすすめの無料オンライン教材を17個紹介します。
概要や公式サイトのリンクも載せているので、お子さんや家庭の状況に応じたものを選んでみてください。
文部科学省「子供の学び応援サイト~学習支援コンテンツポータルサイト~」
まずはじめにチェックして欲しいのが、文部科学省のサイトにある「子供の学び応援サイト~学習支援コンテンツポータルサイト~」です。
このサイトでは、小学校の国語、算数、理科、社会をはじめとする副教科を含めた15の教科に対応しているオンライン講座が紹介され、閲覧できます。
また、小学生以外のコンテンツも多数あるので、兄弟で利用することも可能です。
教科書を出版している会社やNHK、通信教育を行っている会社のサイトも含まれているので、安心して利用できますよ。
ちびむすドリル
ちびむすドリルは、幼児と小学生向けのドリルを配布しています。
九九の表や日本地図、アルファベット表などの学習ポスターもプリントして活用できます。
プリントの数や種類も多く用意されているので、求めているプリントが見つかりやすいです。
ぷりんときっず
こちらも幼児・小学生向けのプリントを配布しています。
対象年齢は、幼児~小学校3年生までがメインです。
脳トレカード、生き物カードなどの全学年共通のプリントもあります。
ちびむすドリル同様に学習ポスターもダウンロード可能です。
五十音図や国旗、物の数え方などのポスターが各種あります。
デザインなどもさまざまなバリエーションがあるので、お子さんに合ったものをご利用できます。
eboard(イーボード)
映像授業とデジタル問題集で、基礎から学ぶことができます。
約2,500本の映像授業と7,000問のデジタルドリルが用意されているので、子どもに合ったものが選びやすく、しっかりと学ぶことができます。
日本eラーニングアワード文部科学大臣賞受賞をし、300以上の学校や学習塾で利用されています。
朝日新聞「放課後たのしーと」
東京学芸大学、東京学芸大こども未来研究所、朝日新聞の共同研究の成果を活用したサイトです。
放課後の子どもたちに有意義な時間を過ごしてもらうことを目標としています。
そのため、他のサイトとは少し毛色が異なります。
あそびながら、楽しく文字や数、図形、などを学ぶことができます。
マンガやコラムなどもあるので、勉強の習慣化がしやすいです。
進研ゼミ(ベネッセ)
進研ゼミ会員以外の人も利用できる、無料提供の教材・サービスを行っています。
小学生全学年対象の漢字・計算ドリルなどがあります。
他にはないサービスとしては、保護者向けのセミナーなどが定期的に開催されている点です。
気になる方は公式サイトをご覧ください。
進研ゼミ会員には、より多くのコンテンツが用意されています。
教育出版
小学生向けで、生徒が自分で学ぶことができる学習コンテンツを紹介しています。
国語、書写、社会、算数、理科、生活、音楽、英語、道徳、安全、と多くの教科や科目を取り上げています。
大人向けに「学び直すため」のコンテンツも用意されています。
親子で学習できるサイトです。
Z会
授業の遅れや学習に不安がある全国の小学生をサポートするために、一部の教材を無料で配布しています。
Z会に入っていなくても、誰でも利用できます。
幼児から大学受験生まで、各学年に適した教材・副学習教材が用意されています。
学研 家庭学習応援プロジェクト
学研が提供しているデジタル学習ドリル「ニューコース学習システム」とデジタル百科辞典「ニューワイド学習百科辞典」を期間限定で無料公開しています。
オンライン・ライブ授業の「学研ネットスクール」も無料で配信しています。
デスクスタイル「習熟度チェックテスト」
株式会社デスクスタイルが配布しているテストで、4~6年生対象の算数の基礎がどれくらいできているかをチェックできます。
テスト時間は30分。
採点後には、理解が不十分な箇所やもう1度学習した方が良い単元がわかる「苦手・弱点分析シート」も無料で配布しています。
調べ学習のための酪農キッズファーム
(一社)中央酪農会議が、小・中学生対象に公開しているサイトです。
酪農、牧場、牛乳、牛乳の栄養、ことば辞典などの幅広い情報が公開されています。
おうちで無料プログラミング授業
株式会社明光ネットワークジャパンが行っている、無料オンライン授業です。
プログラミングが初めてでも参加できます。
子ども向けプログラミング教材として人気があり、学校の授業でも使われる可能性がある「Scratch(スクラッチ)」を使った授業を体験できます。
おうちでやろう
ICT教育のしながわ・目黒こどもスクールが提供している、幼稚園年中・年長・新1年生を対象としたオンライン授業です。
教材プリントも無料で配布されています。
ウミドリる
一般社団法人Alliance for the Blueが制作し、配信している学習ドリルで、小学4~6年生が対象です。
算数・国語・理科・社会の4教科を4種類の海鳥が楽しく案内しており、1教科につき14日分(56ページ)の分量があります。
FC大阪「体育の授業」
サッカークラブであるFC大阪が子どもたちの運動不足やストレスの軽減、健康サポートなどを目的とし、「自宅での体育(運動)の機会を作ろう」と考えて作られた動画です。
ダンス、ストレッチ、FC大阪の選手によるサッカーボールを使ったトレーニングなどが配信されています。
RISU小学生オンラインスクール
RISUJapan株式会社が配信しているオンラインスクールで、小学1~2年生が対象です。
毎週月~木にYouTubeにて配信されています。
国語と算数の2教科で、月・水が1年生、火・木が2年生向けとなっています。
今後は、せいかつ、英語の授業の配信も予定されています。
おうちでプチおしごと道場
一般社団法人夢らくざプロジェクトが公開しているサイトで、Zoomを使う「オンライン体験」と「いつでも体験」の2種類があります。
いつでも体験では、製本やラジオ制作、フラワーデザイナー、気象予報士など、家の中でもできる仕事が体験できます。
まとめ
コロナ禍の影響を受けて、家庭で無料で利用できるオンライン教材を配布するところが増えています。
オンライン教材には、ダウンロードして使用するタイプと動画を視聴するタイプがあり、動画の場合はインターネットの使い方をきちんと学んでから視聴する必要があります。
インターネット教材は、お金をかけずに楽しく子どもが勉強できる教材です。
上手に使いこなして、子どもの勉強に役立ててください。