こんな方におすすめ
- ノートにも良い悪いがあるの?
- 勉強がはかどるノートを使わせてあげたい
- 塾用のノートでおすすめのものを教えてほしい
ノートには様々な種類があり、使い勝手がそれぞれ違います。
今回は、中学受験の勉強や塾で役に立つノートの紹介と、おすすめ関連アイテムについてまとめました。
ノートはシンプルな文房具で「どのようにノートを取るか?」に注目しがちですが、「どんなノートを使うか?」も実はとても大切なポイントなのです。
ノートの取り方についてはこちらの記事で解説しています。
成績を上げるにはノートを3種類使い分けよう!効果的な勉強・学習方法を解説
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中学受験や塾用のおすすめノートランキング
ノートの種類ごとに「中学受験にどう役立てたらいいのか?」について紹介します。
薄くて軽いノート
ノートを何冊も持ち歩くと、重いうえにかさばります。
例えば、ナカヤバシの「ロジカル・エアーノート」は、従来品よりも約20%軽いノートです。
裏移りやインクのにじみもしにくくなっています。
正方形の方眼に補助線も入っているので、文字のバランスを整えるうえでもおすすめできます。
方眼ノート
5mm程度の「方眼ノート」には、大きなメリットが2つあります。
1つは、字の大きさを揃えて書くのに便利な点です。
字が汚いと、ノートを見返す時に不便ですし、ケアレスミスも起こしやすくなります。
また、採点される際に、印象が良くありません。
例えば同じ作文の内容でも、きれいで丁寧な字で書かれたものの方が採点者の印象は確実にいいです。
中学受験で評価される作文の書き方については、こちらの記事を参考にしてください。
作文の書き方や基本ルールとは?記述問題で減点されないための必要知識
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しかし、字をきれいに書くことにエネルギーや時間を注ぎすぎると、肝心の勉強内容の方がおろそかになってしまいかねません。
字をきれいに書くコツは、大きさを揃えて書くことです。
方眼紙に書くことで、字が得意ではない子も自然と読みやすい字が書けるようになります。
小学生が字をきれいに書くための方法についてこちらの記事で解説しています。
【おすすめテキスト付】小学生がきれいに文字を書く具体的な指導方法は?
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方眼ノートのメリットの2つ目は、文字数が数えやすい点です。
中学受験の問題には「〇〇字以上で答えよ」という出題が多くありますが、方眼ノートであれば文字カウントが簡単です。
「方眼ノートは子どもっぽくってイヤ!」という子や「いつまでもマスがないと字が書けないのは心配」という親御さんにおすすめなのは、ドット入りの罫線ノートです。
等間隔にドットがあるので、字の大きさを揃えたり、定規を使わずにまっすぐな線を書きやすくなったりしています。
塾のオリジナルノート
SAPIXや早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研などの大手塾には、オリジナルノートがあります。
各塾の問題集に合わせたものになっていたり、デザインに工夫が施されていたりするため、それぞれ使いやすい仕様になっています。
塾で使うだけでなく自宅でも使うことで、勉強がはかどるでしょう。
ただし、一般的なノートと比べて少々割高なのがデメリットです。
そのため、費用が気になる人は使い分けましょう。
例えばSAPIXのオリジナルノートの場合、1冊150円です。
複数冊パックのキャンパスノートの場合、1冊90~120円程度で買えます。
ルーズリーフ
整理整頓が得意な子には、ルーズリーフもおすすめです。
必要な箇所だけ持ち運べるので、荷物を減らせます。
ノートのように「単元の途中でページ不足になり、ノートが途切れてしまった」というイライラもありません。
穴をあければ、プリントなども一緒に閉じられます。
ただし、ルーズリーフには難点があるのを忘れはいけません。
それはバラバラになりやすいことです。きちんと管理できないとごちゃごちゃになってしまいます。
ルーズリーフは「大人っぽい」印象のある文房具なので憧れが勉強のモチベーションに繋がる子もいますが、管理しきれていないようならば「宿題用」など用途を絞った使い方を提案してあげましょう。
リングノート
リングで紙を繋げているリングノートは開閉性に優れています。
パタンと折り返して使えるので、読み書きにスペースを取りません。
左のページに問題、右のページに回答と解説を書けば「即席暗記ノート」のできあがりです。
切り離しやすいので、ちょっとしたメモにも向いています。
一方、利き手と逆のページを書くときにリングに手が当たってしまうのはリングノートの有名な欠点です。
しかし、最近は柔らかい樹脂などをリングに使用しているノートも販売されているので「リングノートは書きづらい」は過去のものになりつつあります。
コクヨのソフトリングノートは、手が痛くなりにくくておすすめです。
ノートの表紙の色にも注目してみましょう。
色分けすることで管理が楽になります。
たとえば、授業用や宿題用、復習用で色分けをする、または教科ごとに分けるなどです。
色分けすることでノートを探す手間が大幅に省け、その分を勉強時間に費やせます。忘れ物の予防にもなるでしょう。
中学受験対策がさらに進むノート関連アイテム
ノートと一緒に使うことでさらに中学受験対策が進む、おすすめのアイテムについて紹介します。
色ペン
ノートを色分けすることでさらに見やすくできます。
マル付けなどに使えばモチベーションアップにもなるでしょう。
ただし、たくさんの色を使うとごちゃごちゃになったり、ノートをカラフルにすることに凝り過ぎてしまったりします。
見やすいノートにしたいのならば、3色までにしましょう。
裏移りしにくいものが、おすすめです。
蛍光ペンは綺麗ですが、鮮やか過ぎると目がチカチカしてしまうので、マイルドな彩度を選びましょう。
インデックスシール
ノートの表紙と背表紙に大きめのインデックスシールを貼ると便利です。
間違えて別のノートを塾に持って行ったり、必要なノートを探して時間を無駄にしたりするのを防げます。
統一感のあるデザインならば、スタイリッシュで勉強へのモチベーションも上げられるでしょう。
表紙には教科、用途(宿題用、授業用など)、名前、使い始めた日、使い終わった日などを書くのがおすすめです。
のり・テープ
プリントなどをノートに張り付ける時に使う糊やテープは、使いやすさを重視しましょう。
ノートに張り付ける専用のものは、シワになったりベタベタしたりしにくいです。
凸凹せずに綺麗に貼れれば、プリントを貼ったノートの裏にも気持ちよく書くことができます。
コクヨのドットライナーコンパクト(プリント用)は、修正テープのような見た目で、筆入れに収納もしやすくおすすめです。
ノート置き場
最後まで使い切ったノートは、見返す予定がなくても、中学受験が終わるまで取っておくことをおすすめします。
できれば目立つ位置の本棚に、まとめて並べておきましょう。
書き終わったノートがズラリと並んでいると、「これまで頑張った量」が一目で分かり、子どもに自信と達成感を与えます。
親が気を付けるべき点
子どもが「勉強したいからノートが欲しい」と言い出した時、買い与えるのを惜しむ親はいないでしょう。
10冊くらいまとめて渡している親もいるかと思います。
しかし、時々子どものノートの使い方をチェックしてあげてください。
子どもは勉強を頑張ろう!分かりやすいノートを作ろう!と張り切るあまり「算数・塾用」「算数・宿題用」「算数・予習用」「算数・テスト対策用」「算数・間違えたところ用」「算数・よく間違えるところ用」など細かく分類し過ぎて、算数だけで10冊くらいノートを作ってしまうこともあります。
あるいはメモも要点まとめも練習問題も同じノートに書きこんで、ごちゃごちゃにしてしまう子も少なくありません。
受験生がすることは受験勉強・成績UPであって、そのためのアイテムとしてノートがあります。
ノートのために受験勉強をするのではありません。
ノートに振り回され過ぎていないか、チェックしてあげてください。
塾ではあまり確認してくれないことなので、よく確認する必要があります。
まとめ おすすめノートで塾や受験勉強を進めていこう!
ノートはシンプルな文房具ですが、受験勉強になくてはならないアイテムです。
方眼紙タイプ、塾オリジナル、ルーズリーフ、リングノートなど、用途に応じて使いやすいものを選びましょう。
ペンや糊、シールなど、周辺アイテムも充実させると、より勉強がはかどります。
ノートをケチケチする保護者はいないかと思いますが、時々子どもがノートを持て余していないかをチェックしてあげましょう。
凝り性の子どもの場合、「〇〇用ノート」を作り過ぎてしまうこともあります。