教育・学習

成績を上げるにはノートを3種類使い分けよう!効果的な勉強・学習方法を解説

こんな方におすすめ

  • ノートを活用して子どもの成績を上げたい
  • 子どもにノートをうまく使い分けて勉強してほしい
  • ノートを使った勉強が苦手なので改善したい

あなたもしくはお子さんは、ノートを効果的に使い分けて勉強していますか?

勉強する分野や内容にもよりますが、一般的な学校の勉強に関していえば、ノートは以下の3種類に分けて勉強することをおすすめします。

  • 授業用(メモ用)ノート
  • 演習、問題用ノート
  • 間違いノート

ノートを使い分けて、それぞれのノートに合わせた使い方をすると、勉強に役立つオリジナルの参考書や問題集に変身します

本記事では、勉強や学習に効果的なノートの作り方や3種類のノートの分け方について解説します。

ノートの選び方に関してはこちらの記事を参考にしてください。

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勉強におけるノートの意義

勉強 ノート 子ども

「きちんとノートを取りなさい。」

このようなセリフを言ったことがある、もしくは言われたことがある人は数多くいるでしょう。

しかし、「なぜきちんとノートを取った方がいいのか」を説明することはできますか?

 

ノートは、教科書や参考書、問題集に比べると軽視されがちなアイテムです。

しかし、ノートは効果的に使うと、勉強の効果をあげるために何よりも大切なアイテムになります。

事実、「東大合格生のノートはかならず美しい」という本までもが売られるほど、ノートの価値は大きく、特に頭のいい人はノートをきちんと使い分けていたり、活用できています。

 

ノートが持つ最大の意義は、「効率よく勉強できる」という点にあります。

人間の脳は、「意味がない」と判断したことは、次々と忘れてしまい、「意味がある」と感じていても、忘れてしまうことだって多々あります。

ただ勉強するだけでなく、実際に手を動かして学ぶことでより主体的な学びとなり、学習効果も高まります。

ノートを使うことで、「思考の整理」や「問題の演習」、「間違いや苦手箇所の一覧化」などが可能になります。

ただ黒板を書き写すだけでなく、勉強に役立つノートを作って成績を上げていきましょう。

ノートは1教科につき3冊作る

ノート 使い分け 子ども

ノートは1教科につき1冊だと思っていませんか?

より効果的な勉強をするためには、ノートは以下の3種類に分けることをおすすめします。

ポイント

  • 授業用(メモ用)ノート
  • 演習、問題用ノート
  • 間違いノート

受験に役立つノートを作る際には、1教科につき「授業の記録用ノート」「まとめ用ノート」「間違いノート」の3冊のノートを作ることをおすすめします。

ノートの数が多くなるので、教科別にノートの色を換えたり、表紙にわかりやすくラベルを貼ったりするとより使いやすくなります。

授業の記録用ノート

授業の記録用ノートは、先生が黒板に書いたことや話したことを書くノートです。

黒板に書かれたことを一言一句間違いなく書き写す必要はありません。

図形なども、定規できっちりと書かずにフリーハンドでわかるように書けばOKです。

先生が「ココは大事!」と言った箇所は赤文字蛍光ペンでわかるように書きましょう。

色ペンや蛍光ペンを使う際の注意点は、「色を多用しすぎないこと」です。

大切な箇所に色を使っているはずなのに、色だらけでごちゃごちゃになってしまわないようにしましょう。

まとめ用ノート

授業用ノートを見て、習ったことをわかりやすくまとめるのが「まとめ用ノート」です。

まとめる際にはタイトルをつけてまとめたことに番号をつけると、パっと見ただけで何が書いてあるのか、重要なのはどこかがわかります。

また、問題の番号やページの番号は、しっかりと記録することが大切です。問題番号や問題ページがわからないと、後で見た時にどこにあった問題かがわからなくなります。

間違いノート

間違いノート」は、3つの中でも1番重要で活躍するノートです。

重要なのは、ただ間違えた問題の正解を書くのではなく「どこでなぜ間違ったか」「どのように考えたら正解に導かれたか」を書くことです。

正解をただ書いただけでは、同じ間違いを何回も繰り返してしまいがち。

正解に至るまでの道筋をしっかりと理解し、自分はどこがわからなかったのか、どう考えると正解なのか、を確認すると次から間違える確率がぐんと低くなります。

 

また、間違えた問題を記録するだけでなく、解きなおしをするようにしましょう。

間違えた問題を解きなおす際は、解答を見ずに解きます。

間隔をあけて、完全に理解するまで繰り返しましょう。

間違いノートは、「自分だけの最強の弱点克服ノート」となります。

間違いノートのメリットや作り方についてはこちらの記事で解説しています。

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3冊のノートを作る効果とは

3冊のノートはそれぞれ役割が異なります。

「授業のまとめ用ノート」は授業全体を振り返り、「まとめ用ノート」は要点を整理し、「間違いノート」は自分の苦手克服に役立ちます。

3冊のノートを作り、役割を明確に分けることで頭の中が整理されます

また、「自分はこんなにがんばったんだ!」という達成感や「こんなにがんばったんだからきっと大丈夫」!という自信につながり、勉強のモチベーションもアップします。

ノートを作る際の注意点

すべてのノート作成において注意すべき点をご紹介します。

きれいに作ることにこだわらない

ノートはきれいに作ることにこだわる必要はありません。

後から見て読めなかったり、書いてあることがわからなかったりしてはいけませんが、基本は自分が読みやすい字や大きさで書かれていれば大丈夫です。

特に女の子はきれいに丁寧に作ることにこだわりがちですが、きれいに作ることに気を取られて、肝心の勉強内容が頭に入っていない場合があるので注意が必要です。

書き終わったノートは捨てずに管理する

ノートは書き終わってから、使い切ってからさらに活躍します。

振り返ってもう一度時直したり、大事なポイントを復習したりできるからです。

どこにノートがしまってあるのかがすぐにわからなかったり紛失してしまったりすると、せっかく作ったノートの効果が発揮できません。

ノートをきちんと並べて収納するスペースを作ったり、収納棚を用意したりしていつでも必要なノートが取り出せるようにしておきましょう。

まとめ

きちんと作られたノートは、受験勉強の脇役ではなく主役になることができます。

世界でひとつだけの自分だけにカスタマイズされたノートは、苦手教科の克服にとくに活躍します。

ノートの重要性を理解して自分だけのオリジナルノートを作ると、受験勉強もさらにはかどるので、ぜひチャレンジしてみてください。

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