こんな方におすすめ
- 中学受験目前なのに子供が反抗して言うことを聞かない
- そろそろ反抗期の時期だけど受験に影響が出ないか心配
子育てをする上で多くの子どもに訪れる反抗期ですが、なかには中学受験と反抗期が重なってしまうケースもあります。
ただでさえ受験は長期に及びメンタルケアは欠かせないのに、反抗期まで迎えると心身ともに疲れてしまいます。
ただし、反抗期は成長の証なので、悪いことではありません。
本記事では、受験の時期に反抗期が訪れたご家庭に向けて、反抗期の特徴や上手な付き合い方について解説します。
お子さんの反抗期に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
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反抗期は成長の証
反抗期はほとんどのお子さんに訪れるものであり、大人になるために成長している証です。
ただ、付き合い方を間違えると受験にも悪影響を及ぼします。
反抗期には「第一次反抗期」と「第二次反抗期」に分けられるので、まずはその特徴を紹介していきます。
第一次反抗期
第一次反抗期は、1歳半から3歳ほどの時期に多く見られる反抗期ですあり、別名「イヤイヤ期」とも呼ばれています。
自我が芽生え始め、親から自立するために自己主張をしようとする時期であり、なんでも「イヤ!」ということが多くなる時期です。
第一次反抗期に子供の自我を抑え込もうとすると自分の中で感情を溜め込んでしまい、その後の成長の妨げになりかねません。
そのため、子供の主張を尊重しながら接する必要があります。
第二次反抗期
第二次反抗期は、小学生高学年から中学生にかけて見られ、中学受験と重なる可能性がある反抗期です。
思春期が訪れることで心身共に成長し、さまざまな不安やストレスが発生し、小さなことでも気にしてしまいます。
特に保護者や教師など大人に対して反抗的になり、友達と親密になろうとします。
この時期は、非常に繊細であり、むやみに叱ったり意見を抑え込もうとするのは注意が必要です。
男女別の反抗期の特徴
反抗期は男女で特徴が異なり、主な特徴は以下の通りです。
女の子は態度に出る
女の子の反抗期は態度に出ることが多いです。
女の子は男の子よりも心身の発達が早く、反抗期になると目を合わせなかったり、相手が嫌がると理解していてもあえて態度に出したりします。
また、第二次反抗期の女の子は友達同士でグループを作りやすい傾向にあり、学校での友達関係での悩みやストレスを抱えやすい時期です。
そのため、中学受験で新たなストレスを抱えてしまうと、反抗が加速してしまうというケースも少なくありません。
男の子は行動に出る
男の子の反抗期は行動に表れやすいです。
男の子は女の子に比べて心身の発達が遅いため、自分の考えを上手く言葉にできない状況に陥ることがあります。
そのため、言葉よりも行動で感情を表現しやすいのです。
また、上手く言葉にできないストレスや悩みから乱暴な態度や力任せに暴れたりしてしまうケースも少なくありません。
中学受験と反抗期が重なった場合の対処法5選
ただでさえ子供の反抗期は手がかかってしまいますが、中学受験と重なってしまうとさらに対処が難しくなってしまいます。
そんなときの主な対処法は以下の通りです。
余裕をもって接する
1つ目の対処法は、親御さんがお子さんに対して余裕をもって接する方法です。
反抗期の子どもは、なぜストレスに感じてしまうのか、なぜそのような行動を取ってしまうのか自分自身も理解できていない場合もあります。
そのため、時には思ってもないことを口にしてしまったり、態度に出してしまうこともあるのです。
お子さんに反抗的な態度や反論をされるとストレスに感じてしまうでしょう。
しかし、そこは一度堪え、反抗的な態度は受け流した上で、子どもがどんな悩みを抱えているのか、本当はどんなことを伝えたいのかを分析できるくらいの余裕を持っておくことをおすすめします。
困っていそうなときは相談に乗る
2つ目は、もしものときに相談に乗る方法です。
反抗期の子どもは様々な悩みや不安を抱えており、親からしてみればなんとも思わないような小さなことでも悩んでいる可能性があります。
日頃反抗的な態度を取られているからといって、子どもが困っている時に手を差し伸べなければ親子関係が崩壊しかねません。
もし子どもが少しでも悩んでいる素振りを見せたり、悩みを打ち明けてきた場合は、親身になって寄り添うことで、お互いの信頼を深めていきましょう。
一定の距離間を保つ
3つ目は、お子さんと接する際に一定の距離感を保つ方法です。
子どもが反抗期になった場合、ほとんどの子どもは親と接することにストレスを感じたり不快に思ったりします。
そんな時にこちらから距離を近づき過ぎると、かえって距離が遠くなってしまうのです。
そのため、反抗期で子どもが心配になろうと、距離を近づき過ぎず一定の距離感を保ちましょう。
そうすることで、子どもにもしものことがあった場合、子どもの方から寄り添ってくれるようになります。
第三者にも助けを借りる
4つ目は、親だけで解決せず第三者の力も借りる方法です。
そもそも、中学受験は問題の傾向や効率の良い勉強方法を把握しなければいけないため、親御さんだけの力で乗り切るのは困難でしょう。
特に反抗期が重なってしまうと、親の話を聞き入れなかったり、そもそも聞いてくれないというケースもあり得ます。
そんな時は学校や塾の先生に相談し、第三者の力を借りて上手く接していくことも一つの方法です。
保護者がストレスを溜めないようにする
5つ目は、親御さん自身のコンディションを整えておく方法です。
お子さんの反抗期は、親御さんの悩みやストレスの種にもなり、そのような状態では心に余裕が持てず、反抗的な態度を受け流せません。
最悪のケースだと、子どもと激しい言い争いに発展し、双方にとって悪影響です。
そのため、親御さんの方でも日頃からストレスを発散しておき、子どもの反抗期に対して上手く対処できるコンディションにしておきましょう。
反抗期をポジティブに捉えて中学受験を乗り切ろう
今回は、中学受験の最中に反抗期を迎えてしまった際の対処法について解説しました。
反抗期はほとんどの子どもに訪れるものであり、決してネガティブなものではありません。
むしろ親から自立しようとしているため、成長している証拠だといえます。
そのため、もし中学受験と反抗期が被ってしまっても、ネガティブに捉えず、保護者が上手く子供をサポートできるように余裕をもって接してあげましょう。