中学受験

女子御三家「桜蔭中学校」の特徴や入試問題を解説!優れた人間性を構築!

中学受験

こんな方におすすめ

  • 女子御三家の桜蔭中学校の特徴について知りたい
  • 桜蔭中学校の入試問題について知りたい

中学受験における女子御三家といえば「桜蔭(おういん)」「女子学院」「雙葉(ふたば)」です。

女子校を受験しようと考えている方のほとんどは、一度は耳にしたことがあるでしょう。

その中でも桜蔭中学校は「礼と学び」を大切にし、優れた人間性を構築することに重きを置いています。

そこで本記事では、特に桜蔭中学校に焦点を当てて、学校の特徴や入試問題の傾向について詳しく解説していきます。

桜蔭中学校を受験しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

桜蔭中学校とは

まずは桜蔭中学校の特徴についてご紹介をします。

桜蔭中学校の基本情報

桜蔭中学校の基本情報は以下の通りです。

住所東京都文京区本郷1-5-25
電話番号03-3811-0147
アクセスJR・都営三田線「水道橋」駅徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目」駅徒歩9分
東京メトロ丸ノ内線・東京メトロ南北線「後楽園」駅徒歩10分
偏差値70~77
生徒人数1クラスあたり約48人、1学年の総人数約240人、3学年総人数約720人
公式サイトhttps://www.oin.ed.jp/
入学時の費用初年度納入金合計(参考) 1,230,100円
入学手続時納入金 380,000円
(うち入学金:380,000円)
授業料(年額) 447,600円
施設設備費(年額) 96,000円
上記以外の学則による納入金(年額) 96,000円
その他(年額) 210,500円
「その他」に制服代を含む
入試科目国・算・社・理
試験日(2023年度)2023年2月1日
合格発表日(2023年度)2023年2月2日

桜蔭中学校の特徴

桜蔭中学校の主な特徴は建学の精神である「礼と学び」を大切にし、勉強以外にも人としての礼法を学ぶことで、品性を備えた人材を育成する方針としています。

学業だけでなく、体幹を保ちながら綺麗に歩くための姿勢や食事の作法、来客時の対応など一般的なマナーや教養が身に付けられます。

桜蔭中学校の校訓

  • 勤勉 ・温雅 ・聡明であれ。
  • 責任を重んじ、礼儀を厚くし、よき社会人であれ。

桜蔭中学校の授業

桜蔭中学校は東大合格者数が女子校の中ではトップレベルであり、授業では独自の教材を使用し、高度な教育を中学から行っています。

特に中学3年生で取り組む自由研究では、1学期の初めから夏休みをかけてじっくり取り組むなど、一味違うカリキュラムが組まれています。

このように自身で調べて学び、発信する力を養うことで高校や大学受験の為だけでなく、社会人としても恥じない人間性を身に付けられるのです。

また、桜蔭中学校では中学1年生の時は週に1回、2年生以降ではホームルームで5週に1回礼法の授業を取り入れております。

礼法の授業では「目に見えない美しい心を美しい動作で表す」ことを目指しています。

周りの人や物に対する優しさ、思いやりの心をしっかり掴むことを目標に掲げており、人間性構築に重きを置いていることがわかります。

進学実績

桜蔭中学校・高校の卒業生は有名大学への進学を決めている方が多く、過去3年間の主な実績は以下の通りです。

<過去3年間における国公立大学の合格者>

大学名令和2年令和3年令和4年
東京大学85名71名77名
東京医科歯科大学10名18名11名
千葉大学11名10名8名
お茶の水大学6名7名6名
京都大学2名4名2名
横浜国立大学3名4名2名
筑波大学7名3名2名
一橋大学5名5名2名
東北大学3名2名4名
その他国公立大学12名18名14名

 

<過去3年間における私立大学の合格者>

大学名令和2年令和3年令和4年
早稲田大学152名147名127名
慶応義塾大学97名89名110名
上智大学48名59名41名
明治大学70名41名39名
法政大学13名1名12名
東京理科大学86名46名71名
立教大学16名15名10名
青山学院大学8名12名14名

(参照:桜蔭中学校高等学校公式サイト「令和4年度進路状況」)

桜蔭中学校の入試

中学受験 入試

桜蔭中学校の入試問題は、国語・算数・理科・社会の4教科です。

さらに受験生による集団面接と、保護者による簡単な面接が行われます。

募集人数は235名で、倍率は2.0倍前後を維持してます。

それでは、各教科の入試問題の特徴を解説します。

国語(100点 / 50分)

「論説文」と「小説」の大問2題という形式が定着していて、漢字問題や総合的な知識が問われる問題は小問扱いです。

文章量がとにかく多く、内容も小学生が簡単に理解できるものではありません。

長い文章を正確かつスピーディーに読み取る能力が求められます。

また、記述式の問題がおよそ8割を占めているため、文章の読み取りに加えて自身の考えや読み取った内容を的確に文章化する練習が必要です。

過去問を解くだけでなく、日頃から新聞記事や他校の出題文を読み、語彙力と意見をまとめる力を身に付けておきましょう。

注意

記述問題の添削はお子さん一人で行うのではなく、保護者や学校・塾の先生にも見てもらうようにしましょう。

算数(100点 / 50分)

算数の入試問題は大問5題という出題形式です。

分野別では規則性、速さ、平面図系、立体図形、数の性質に関する問題がよく出題されています。

特に立体図形はよく出題されており、立体切りと展開図に関する問題は、算数が得意なお子さんでも難解に感じるでしょう。

また、計算問題も複雑で、キリの悪い数字が答えになる割合も高いです。

日頃から計算の反復練習を行いケアレスミスを減らし、極端に苦手な分野は無くしておきましょう。

理科(60点 / 30分)

大問4〜5題という出題形式で、物理・化学・生物・地学の4分野から満遍なく出題されます。

近年では記述問題と計算問題が増えてきましたが、教科書や問題集を使って学習すれば解けるレベルです。

一部思考力が問われる難問が出題されますが、基礎知識を組み合わせれば十分に解けるはずです。

日頃から知識の繋がりを意識して勉強するようにしましょう。

時間に対して問題数が多いので、効率良く正確に問題を解く力が求められます。

社会(60点 / 30分)

大問は2〜4題で、地理・歴史・公民全ての分野から出題されます。

配点比率は地理と歴史が高く、公民は1割強と少ない傾向にあります。

ですので社会が苦手な方は頻出単元を絞り、重点的に勉強することも一つの手でしょう。

出題内容は様々で単純な選択問題だけではなく、「地図」「地形図」「統計資料」「歴史史料」などの資料の読み取り能力も必須です。

社会も他の教科同様に問題数が多いので、スピードと思考力や表現力の高さが求められます。

自身の考えや意見をまとめる練習や、他者にもわかりやすく伝える練習をしましょう。

桜蔭中学校で人間性を高めよう

今回は中学受験における女子御三家の1つの「桜蔭中学校」に焦点を当てて解説しました。

女子御三家はいずれも偏差値が高いので、入学難易度は高いです。

しかし、それぞれの中学校で特徴が異なるため、自身に合う学校選びが重要であり、校訓や教育方針もしっかりチェックしましょう。

中でも桜蔭中学校は学業だけでなく、将来社会に出ても恥じない人間性を身に付けられます。

人としてのマナーや作法を身に付けたい方は、ぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。

広告掲載募集

まなびWEBは、月間5万アクセスのある教育関連メディアです。まなびWEBへの広告掲載を検討される教育事業主(習い事教室・塾、教育ベンダーなど)は、お問い合わせフォームからご連絡ください。メールにて詳細をご連絡いたします。

-中学受験
-, ,

© 2024 まなびWeb Powered by AFFINGER5