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中学受験において新型コロナ対策の現状はどうなっている?出題範囲やオンラインの利用は?|まなびWeb

こんな方におすすめ

  • 中学受験における新型コロナウィルス対策はどうなっているのか
  • 新体制の受験を知っておきたい

新型コロナの影響からは中学受験も無縁ではいられません。中学受験においてかく中学や塾がどんな対策をしているのか、受験生を抱える家庭ではどんな対策ができるのかについて紹介します。

新型コロナ対策の現状を知り、万全の状態で受験に挑みましょう

中学側が行っている新型コロナ対策の現状

 

中学側がどんな新型コロナ対策をしているのかについて紹介します。対策は中学によって違うので詳細は受験校のHPなどを見て調べましょう。例年とは範囲や会場が違っている場合もあるので注意してください。

出題範囲を変更している

新型コロナによる緊急事態宣言で小学校は前代未聞の長期休校になりました。この影響を鑑みて出題範囲を変えた中学もあります。6年生で習う単元を出題範囲から外し、学習の遅れや塾に通っていない子との公平性を保つという配慮です。

例えば筑波大付属駒場中学では6年生で習う漢字の除外、理科の「電気の利用」「水溶液の性質」除外を公表しています。日本大学第二中学校では理科の範囲は5年生までとし、試験時間や問題数の削減を決定しました。

教科自体が減ることはまれですが、受験校の出題傾向が例年と違う可能性があります。面接試験をなくしたり簡易にしている中学もあります。

日程や会場の変更

新型コロナ対策としての「3密」回避のために、試験の日程や会場などを例年と変更する中学もあります。主な対策は教室の収容人数を減らす、日程を増やす、開始時間を変える、パーティションで仕切る、車での来校を認める、検温の実施などです。

幕張メッセを入試会場にしていることで有名な市川中学は、2021年の入試で例年の1.5倍の広さの会場を確保しました。

試験中は教室ごとに休憩時間をずらしたり休憩時間を増やしたりしてトイレが混まないように配慮する中学もあります。「密」が避けられるうえ、教科と教科の間のリフレッシュ時間が多く取れますが、例年よりも長丁場になり逆に消耗してしまう場合もあるので、事前に家庭でシミュレーションをしてみましょう。

オンラインの導入

説明会や相談会、願書の配布、願書の受付、合格発表などにオンラインを導入する中学が増えてきました。極力外出や接触を減らして感染リスクを下げるための配慮です。

早い受験番号を取るために早朝から並ぶのは中学受験の風物詩の1つでしたが、これは過去のものになるかもしれません。

ただし、オンライン入試はほぼありません。公平性を保つのが難しいのが理由になります。オンライン面接を一部実施している程度です。

追試の実施

試験当日に発熱や咳などの症状があって試験が受けられなかった場合、追試を実施する中学もあります。

追試の実施や条件は中学によって異なりますが、受験日当日に体調が良くない場合は医療機関を受診し、診断書をもらっておくことがおすすめです。

塾側が行っている新型コロナ対策の現状

 

塾側も中学受験対策と並行して新型コロナ対策に力を入れています。現状を見てみましょう。

オンラインの導入

オンラインを使った授業や進路相談などを実施しています。

「3密」や接触、外出による感染リスクの低減に有効です。

実際に塾の教室に通った方が集中できたりモチベーションが上がる子もいますが、オンライン授業には「送り迎えの負担が減ったり」「時間に余裕が持ちやすくなる」などのメリットもあります。

振替授業

緊急事態宣言中は休校中の塾も多かったです。その遅れを取り戻すために振替授業を実施している塾もあります。塾からのお知らせをこまめにチェックしましょう。

受験当日に応援へ行かない

中学受験当日に塾の先生が中学の前で生徒を激励するのは例年みられる風物詩の1つでした。しかし、今年は中学からの要請もあり、この応援は見られないのが予想されます。おそらく別の方法で激励してくれるでしょう。

中学受験に挑む家庭が行うべき新型コロナ対策は?

中学受験における新型コロナ対策は中学や塾だけでなく、家庭でもしっかりおこなっていきましょう。「新しい生活様式」を始めとする基本の感染対策に加え、以下のような対策を取ることがおすすめです。

情報収集

新型コロナの影響で例年とは異なっている可能性があるので、志望校の出題範囲や日程、時間、出願の方法、合格発表の方法などの情報を早めにキャッチしましょう。

こまめに受験校のHPをチェックする、塾と相談する、などを心がけてください。

ただし、親が慌てたり不安がったりすると子どもにも不安が伝染してしまいます。

情報に振り回されるのではなく、子どもが落ち着いて勉強に集中するための情報集めです。

オンライン環境を整える

オンライン試験を実施する中学はあまりありませんが、出願や合格発表、情報発信をオンラインで行っている中学は多いです。

塾も授業や相談にオンラインを活用する傾向が強いので、オンライン環境を整えておいて損はありません。

オンラインで済ませられることは極力オンラインで済ませれば、感染リスクを減らせるだけでなく大幅な時間や交通費の節約になります。

万が一の体調不良は診断書をもらう

万が一体調不良になってしまった場合……、もしコロナとは関係なかったとしても、無理をしてはいけません。

受験当日に具合が悪くて試験が受けられない場合は、必ず医療機関へ行き、診断書をもらいましょう

追試など、何らかのフォローがある場合、条件として診断書の提出が求められるケースが多いからです。

志望校の精査

新型コロナの影響で、中学受験に向けての準備が計画通りにできない家庭や生徒はたくさんいます。

収入が不安定になってしまった家庭も少なくありません。

そのため、一部の難関校は志望者が減り、倍率が下がる現象が起きました。

7月の時点で難関校である開成中学や筑駒の志望者が例年よりも15%減っています。

コロナ禍の中学受験どうなる? 難関校を避ける傾向も

しかし、これはあくまで7月の時点なので、また変動があるかもしれません。

偏差値だけでなく、倍率も鑑みて志望校の精査を行っていきましょう。

子どものメンタルケア

新型コロナ対策をしながら行う中学受験は前代未聞です。

出題範囲や受験日程、倍率などが例年とは変わってくるかもしれません。

既に小学校や塾の長期休校の影響は少なからず出ているでしょう。

小学校や塾が再開された今でも感染防止対策が徹底されていて以前とは雰囲気が違います。

これに動揺しない子どもはいません。保護者も不安や焦り、迷いなどがたくさんあるでしょうが、子どもが勉強に集中し、自信をもって当日を迎えられるようにメンタルケアを丁寧にしてあげてください。

親が「どうしようどうしよう、例年とは何もかも違う!勉強が進んでない!感染しないために〇〇はしちゃダメ!もっと丁寧に手を洗って!」など神経質になってしまうと子どもの不安が加速します。

「計画通りに勉強が進んでいないのはみんな同じ。手をしっかり洗っているから大丈夫。塾の先生が合格まで導いてくれるから」と子どもに「〇〇しているから(すれば)」大丈夫」という安心感を与えてあげてください

今年は「落ちる」「滑る」などとの言葉と並んで「罹る」「うつる」の言葉も控えましょう。

新型コロナウイルス対策の現状を知り、安心して中学受験を迎えよう

新型コロナウイルスは中が中学受験にも大きな影響を与えています。

小学校や塾の長期休校で勉強が遅れている子はたくさんいます。

中学は出題範囲を変更したり、感染リスクの少ない受験方法や手続きを導入したりしているので、情報収集をしっかりやりましょう。

塾も万全の体制で、フォローと感染防止に努めています。

家庭では基本的な感染対策に加え、親が冷静な姿を見せることを心がけてください。

情報収集をし、勉強の環境を整え、子どもの不安を取り除いてあげましょう

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