中学受験

【中学受験】中堅校の魅力や特徴をご紹介!偏差値だけで判断するのは損!

こんな方におすすめ

  • 中学受験の志望校選択に悩んでいる
  • 中堅中学校と公立のどちらに進学するか悩んでいる

私立中学は学校のレベルやランクによって大まかに分類されています。

よく聞く「御三家」というと、男子校の場合「開成・麻布・武蔵」を指し、女子の場合は「桜蔭・女子学院・雙葉」を指します。

ほかにも分類は様々あり、その中の一つに「中堅校」があります。

 

この記事では、中学受験における中堅校とはどんな中学を指すのか、どんな魅力があるのか、どんな子に向いているのかなどについて紹介します。

中堅校というと「上位校に行けない子が行く中学」というイメージを持たれがちですが、それは大きな間違いです。

子どもによっては、中堅校の方が向いている場合もありますので、特徴や魅力をよく理解して志望校選びの材料としてください。

 

中学受験まで1年を切った小学6年生の1年間の過ごし方はこちらの記事で解説しています。

最後の1年の年間スケジュールを把握しておくだけで、気分的にも安心できるので、ぜひ読んでみてくださいね。

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また、子どもに合った志望校の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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中学受験の中堅校とはどんな学校なのか

「中堅校」の明確な定義はありません。

しかし、一般的に中学受験では偏差値が46~54の中学校を指します。

偏差値55以上は上位校、難関校、御三家、名門などと呼ばれることが多いでしょう。

 

ただし、地域によっても違うのでこの限りではありません。

中堅校は上位校に偏差値こそ及ばないものの、独自のカリキュラムや設備、校風などそれぞれがオリジナリティあふれます

中学受験における中堅校の魅力とは?

それでは次に、中堅校の魅力について知りましょう。

「せっかく中学受験をするのだから偏差値の高い中学に受からなければ意味がない!」と思い込んでしまう保護者もいますが、そうとは限りません。

中堅校だからこそ面倒見がいい・進学に有利

一般的に中堅校は「公立中学に比べて面倒見が良い」と言われています。

上位校と呼ばれる中学は少子化時代であっても人気が高く、生徒が集まります。しかし、中堅校はそうはいきません。

 

そのため、中堅校は「面倒見の良さ」や「進学実績」をアピールするのです。

入学時点でそれほど成績が良くなくても質の良い授業、手厚いフォロー、補講、補習、受験指導などで子どもを育てます。

名門高校の推薦入学枠を多く持っている中堅中学も少なくありません

平均的な学力と学習意欲を持つ子が公立中学に進学した場合、名門大学への入学はなかなか難しいですが、中堅校ならば十分に狙えるのです。

上位校よりも中堅校の方が受験は簡単

身も蓋もない話しですが、中堅校の方が上位校よりも受験対策の負担が少ないです。

上位校を狙う場合は小学3年生の冬には塾に通い始め、必要に応じて補習や家庭教師なども利用しなければなりません。

 

並々ならならぬ熱意と努力、時間、そしてお金が必要です。

しかし、中堅校ならば小学5年生くらいから塾に通い始めて受かる子も少なくありません。

そのため、親にとっても子どもにとっても負担やプレッシャーの少ない受験ができます。

 

中学受験を成功させるために重要な塾選びについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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上位校よりも中学生活を謳歌しやすい

上位校は中学受験も大変ですが、合格してからも大変です。

成績の良い子ばかりが集まるので、塾で成績上位だった子もあっけなく「半分より下」になりかねません。

ギリギリで合格した子などは授業についていくのが精いっぱいで勉強漬けの生活になったり劣等感を感じたりするでしょう。

中堅校は、受験対策をしつつも上位校ほどピリピリした雰囲気はなく、成績が中程度の子でも伸び伸びと中学生活を楽しめます。

公立中学よりも設備が充実している

「公立中学と同じ程度の偏差値ならば公立中学でいいじゃない」と考える人もいますが、私立中学は設備やカリキュラムが格段に上です

公立中学では太刀打ちできないIT設備、運動設備、講師陣、カリキュラムなどが整えられています。

公立中学では本格的なプログラミングや国際交流はなかなか難しいでしょう。

成績が特に優れていない子だからこそ、大きな成長のためには良い環境が必要です。

 

中堅校を中心に今後増えていくプログラミング入試についてはこちらの記事で解説しています。

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落ち着いた校風が多い・コンセプトがある

公立中学はいろんな子が通うのが良いところであり、悪いところです。

成績の良い子や悪い子、真面目子、やんちゃな子など。

時に学校が荒れていじめや不登校の子が増えてしまうこともあります。

 

私立中学は入学時点で成績は大体そろっていて、それぞれに校風があるので「荒れる」可能性は低くなるでしょう。

異性が苦手な子は、中堅校の男子校や女子校の方が伸び伸び過ごせるでしょう。

中学受験で中堅校がおすすめの子

中学受験で中堅校を狙うのがおすすめのタイプについて紹介します。

学区の公立中学が荒れている・小学校時代のトラブルを中学に持ち越す可能性がある場合

公立中学が荒れている地区の場合、中堅校に通わせた方が安心です。

受験で振り分けられるので同じような価値観や成績の子が集まり、大きな格差が生じません。

いじめや劣等感、非行行為などが起きにくい環境で過ごせるでしょう。

また小学校時代に何らかのトラブルがあった場合、中学受験して中堅校に通えばリセットできます

新しい気持ちで中学生活を謳歌できるチャンスです。

上位校を受験するのにはギリギリの成績・学習意欲が普通の子

「この調子で勉強しても上位校に受かるかどうかは微妙だな」という子が中堅校を志望校にするのは決して「負け」や「妥協」ではありません。

合格圏ギリギリだとは受験対策が大変なうえ、合格後に待っているのはもっと大変な日々です。

負けず嫌いの子や努力を惜しまない子はそのような環境をバネにしてグイグイと成長するのも期待できますが、そうでない子にとってはいい環境といえるでしょうか?

成績も勉強に対する熱意も「そこそこ」の子こそ中堅校で手厚く面倒を見てもらうことで伸び伸び過ごしつつも実力を蓄えられます。

学歴は中学ではなく最終学歴で見られるので「敢えて中堅校」の選択肢も考えてみてください。

中学受験で中堅校をおすすめしない子

多くの魅力がある中堅校ですが、中堅校が向いていない子もいます。

成績が非常にいい・競争心がある・負けず嫌い・努力家

成績が優秀で上位校合格を目指す場合、中堅校はもったいない選択です。

自身が上位校を目指しているのであれば、子どもの声をききいれるといいでしょう。

競争心旺盛で負けず嫌いの努力家タイプは「少し厳しい」くらいの方が燃えるでしょう。

子どもが公立中学に通いたがっている

上位校、難関校ほど大変ではないですが、中堅校も中学受験のための対策が不可欠です。

子どもが中学受験に同意していない場合、合否に関係なく良い結果にはなりません

「友達と離れたくない」「通学に時間がかかるのが嫌だ」「入りたい部活がある」「受験勉強したくない」など子どもの中学受験を嫌がる理由に対して丁寧に向かい合っていきましょう。

「あなたの為だから」と強引に受験させて受かったとしても子どもが納得していなければ、中堅校や私立中学のメリットを享受できません。

親子の溝ができるだけです。

経済的に余裕がない家庭

中学受験や私立中学にはお金がかかります。

3年間の塾代は200~300万円、3年間で私立中学に払うお金は250~400万円ほど必要です

入学金や学費だけでなく、学用品や制服代、修学旅行代も公立中学よりも高いことを覚悟しておきましょう。

中学だけでなく、その先の進学も見据えて教育資金を考えてください。

家計がギリギリだと家庭がピリピリし、子どもが中学生活を謳歌するどころではなくなってしまいます。

中学受験における中堅校は魅力いっぱい!背伸びし過ぎない選択肢もあり!

明確な定義はありませんが、偏差値46~54の私立中学は中学受験において中堅校と呼ばれます。

上位校に比べて成績は一歩及びませんが、面倒見が良くて成績第一主義ではない校風が魅力です。

受験対策もそれほど大変ではありません。

成績や学習意欲が突出していない子にとって豊かな学生生活と成長のチャンスが得られるでしょう。地元の公立中学に通わせるのが不安な人にもおすすめです。

ただし、中堅校といえども受験には変わりがないので親子でしっかりと対策を行いましょう。

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