子育て

小学生のネット利用に潜む危険やトラブルとは?子どもを守るために親ができることも解説!

こんな方におすすめ

  • 小学生のインターネット利用に潜む危険から子どもを守りたい
  • 子どもがインターネットのトラブルに巻き込まれないように親ができることを教えてほしい

今やスマホが普及し、小学生でも「スマートフォンでインターネットを利用している」割合は、45.9%にのぼるという結果が平成30年度の内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果」で判明しました。

インターネットは便利なツールですが、それ以上に危険も存在します

そこで、今回は小学生のインターネット利用における危険性やトラブル例をご紹介し、それらを未然に防ぐために保護者ができることを解説します。

小学生が巻き込まれてしまいがちなトラブルを知り、将来にわたって適切に関わっていくために必要なことを知りましょう。

小学生からネットリテラシーを高めるためのインターネットの使い方についてはこちらの記事で解説しています。

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小学生からネットリテラシーを高めるためのインターネットの使い方

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インターネットやアプリは、安全に正しく使うことができればとても役立つ便利なものです。
しかし残念ながら、誹謗中傷やいじめの温床になったり、事件や犯罪に巻き込まれるきっかけになったりしていることも事実で、子供たちが被害者だけではなく、加害者になるケースさえ生じています。

引用:総務省 総合通信基盤局 消費者行政第一課 青少年担当「インターネットトラブル事例集(平成29年度版)」

小学生によくあるインターネットトラブル

小学生が陥ってしまいやすいインターネットのトラブルについて紹介します。

  • 個人情報の流出
  • インターネットでのいじめ
  • スマホ依存症
  • 著作権侵害・ネットマナー違反
  • 不適切な出会い
  • 不適切なWebサイトの閲覧
  • コンピューターウイルスへの感染

個人情報の流出

まずは、顔写真や住所がわかるような写真、学校名などをインターネット上に流してしまうことで引きおこる「個人情報の流出トラブル」です。

年齢制限が設けられているSNSは一部あるものの、各種SNSを中心に個人情報を流出させてしまう小学生は多くいます

小学校でもインターネットの利用について教育を受けているため、住所や電話番号を直接SNS上で投稿する事例は多くありません。

しかし、「プロフィール欄で友人にわかるように」と記載した学校名や学年、クラスなどから個人を特定されてしまうケースも少なくありません。

さらに、友人との写真や自宅、学校周辺の写真などを公開することで住所や学校、本名がばれてしまうケースもあります。

個人情報が流出することで、不審者によるストーカー被害迷惑行為などを引き起こす可能性があります。

未成年者は、SNSなどを利用する際の個人情報の取り扱いにルーズな傾向があります。
基本的に誰でも見ることができるのがSNS、限られた友人間のやり取りだとしても、会話の中に名前や住んでいる場所、学校名などがあれば、写真を載せただけで個人が特定されてしまい、非常に危険です。

写真に写り込んでいるもの以外にも、訪れた店や地域の行事などの話題でも、生活範囲が憶測できるので注意が必要です。
また、友人が写っているものを投稿すれば、(たとえ掲載を許可してもらっていても)その友人を同じ危険にさらすことになりかねません。

引用:総務省 総合通信基盤局 消費者行政第一課 青少年担当「インターネットトラブル事例集(平成29年度版)」

子ども自身がストーカー被害にあるなどの危険性が潜むほかに、その家族にも被害が及ぶ可能性があります。

住所が特定されている場合、「今日から3日間家族旅行に行きます!」などという書き込みをしてしまうと、空き巣被害にあってしまうかもしれません。

そのため、「直接的な個人情報」を発信する以外にも気を付ける必要があります

インターネットでのいじめ

SNSや匿名の掲示板などを利用したネットいじめも注意しなければなりません。

この問題は近年地域を問わず問題になっています。

悪口を言う、グループLINEから外すなどの行為は、スマホ上で簡単にできてしまうため「いじめ」の認識を持っていない子どももいます。

小学校でいじめが直接行われている場合には、先生や大人の目があり、いじめに関わっていない児童の証言も存在するので、いじめが発覚する可能性はあります。

しかし、スマホやインターネット上でのいじめは非常に閉鎖的な環境で行われるため、本人によるいじめ被害の相談以外に気づく手段がありません

対面での会話とは異なる、文字だけの会話が主体なので真意が伝わっていなかったり、間違って捉えられたりすることから発生するいじめもあります。

例えば、グループ内で「○○ちゃんの話っていつも面白くない?」と誉め言葉を共有しようとしたにもかかわらず、「○○ちゃんの話っていつも面白くない」と「?」をつけ忘れただけで大きく意味は異なります。

こういった些細な表現の不備や間違いから仲間外れが始まることも少なくありません。

スマホ依存症

インターネットやSNS、オンラインゲームなどをやっていないと落ち着かないというようなスマホ依存症(ネット依存症)も危険です。

夜遅くまでスマホを触っていたり、休日に長時間スマホゲームをしたりすることで、様々な影響が出ます。

睡眠時間が減ったり、睡眠の質が低下することで学校生活に影響を及ぼしたり、視力に影響が出たりします。

また、「スマホを触ったりインターネットを利用したりすることが楽しいから」という理由だけではなく、「このゲームをやっていないと仲間外れにされる」「LINEのやりとりを終わらせられない」などが原因でスマホを手放せない可能性もあります。

著作権侵害・ネットマナー違反

著作権侵害ネットマナー違反も近年問題になっているトラブルです。

著作権で保護されている文章やイラスト、写真、動画、歌などをSNSに許可なく掲載することで訴えられるケースもあります。

著作権だけでなく、他人の写真を勝手に掲載する「肖像権の侵害」などもトラブルの一例です。

 

ネットマナー違反の例としては、節度のない書き込みや投稿をし、相手を嫌な気分にさせてしまうなどがあります。

SNS上で「もっと注目されたい」「もっと構って欲しい」という気持ちが膨らんでしまい、過激化していくリスクもあります。

名誉棄損や業務妨害などで投稿者が訴えられたり、あるいは被害者が死を選んでしまったりするケースは枚挙にいとまがありません。

不適切な出会い

SNSや掲示板などを通して、悪質な相手とやりとりをしたり直接会ったりしてしまうのはとても危険です。

性別や年齢、プロフィールを偽り、親しくなってから直接会うケースや、金品を餌にし、不適切なやりとりや面会をするケースなど、トラブルは絶えません。

実際に会って連れ去られたり、乱暴をされたりする事件は度々起こっているのが実情です。

18歳未満の援助交際(金品目的の異性交際)は、児童買春・児童ポルノ禁止法で禁じられており、サイバー補導の対象です。

不適切なWebサイトの閲覧

小学生が見るべきでない映像や画像、触れるべきでない情報がインターネットにはたくさん潜んでいます。

フィルタリングをかけていても、知り合いや家族のIDを使って閲覧する子もいるので、注意が必要です。

また、デジタルマーケティングの発達により、ユーザーの興味や嗜好に特化した情報が優先的に表示されるようになっているので、便利ではあるけれど思想が偏りやすくもなっています。

たとえば、ある社会問題についての記事を閲覧するとおすすめの欄にそれに関連した記事や動画、広告などが表示されますが、その記事が過激で偏った視点によるものであった場合でも、おすすめされるのは同じような系統です。

続けて同じような思想の情報ばかりが入って来ると経験が浅く視野の狭い小学生は「あの国は悪い国!」「小学校なんて行く必要ない!」などといった偏った思い込みをしやすくなります。

コンピューターウイルスへの感染

コンピューターウイルスは「添付ファイルを開く」「ソフトをダウンロードする」「Webサイトにアクセスする」などして感染します。

感染すると個人情報を抜き出されたり犯罪の隠れ蓑にされたりなどの重大なリスクを負うにもかかわらず、感染したことに気が付きにくいのが恐ろしい点です。

また、ワンクリック詐欺なども注意が必要です。

架空請求の被害にあったり、個人情報を抜き出される可能性があります。

 

これらのトラブル以外にも、アプリ内の高額課金やネットショッピングトラブル、IDやパスワードの漏洩、チェーンメールなどのトラブルもあります。

小学生がインターネットとうまく関わっていくために親ができること

小学生が成長に合わせて健全にインターネットを使って行けるように、親がするべきことを紹介します。

神奈川県警では「インターネットを使うときのやくそく」について(保護者・教職員向け)htps://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd7023.htmを公開しています。

フィルタリング機能を付ける

子どもがインターネットに触れること自体が「悪いこと」ではありません。

リスクを理解したうえで適切にインターネットを利用できれば非常に便利なツールだということは言うまでもありません。

しかし、子どもは経験や判断力、責任能力がまだ十分に備わっていません

そこで、最も推奨する対策方法は、フィルタリング機能です。

「フィルタリング機能」とは「犯罪やトラブルに関わりそうなWebサイトなどの不適切なWebサイトやスマホアプリを利用できないように制限する機能のこと」です。

2018年2月より、「フィルタリングサービス」の店頭での設定が法律により義務化されました。

フィルタリング機能を子どもの端末に入れておけば、以下のようなことを親が管理できます。

  • 電話の発信、受信
  • アプリのダウンロード
  • 課金
  • サイトの閲覧
  • 使用時間
  • 位置情報

携帯会社ごとにフィルタリング機能のサービスを提供しています。

子どもの年齢に合わせて制限をカスタマイズできたり、親のパスワード保護ができたりするので、必ず行いましょう。

 

そのほか、無料アプリも人気です。

例えば、YouTubeが好きな子には動画視聴の時間を制限できて、さらに不適切な動画が閲覧できないkidsYouTubeという無料アプリおすすめです。

スマホの利用時間を制限するアプリなどもあるので、目的に合わせてインストールしましょう。

子どもとのルールを作る

小学生のインターネット利用についてのルールを家庭内で作りましょう。

問題があってから厳しくするのではなく、最初は厳しめに設定し、成長に合わせて徐々に緩めていくと子どもは受け入れやすいです。

  • 定期的に保護者が子どもの履歴をチェックする
  • 保護者が許可した人意外とは繋がらない
  • スマホは保護者のいるリビングでのみ使う
  • アプリをダウンロードしたい時は保護者に相談する
  • 1日の使用時間を1時間にする
  • 宿題や勉強が終わってからスマホを使う
  • スマホは夜21時になったらリビングの充電器で充電し、それ以降は触らない

などのルールがおすすめです。

インターネットの使い方について子どもと話し合う

一方的に子どもにルールを課すだけでなく、話し合いも怠らないようにしましょう

いずれ子どもが成長すれば、親は子どものインターネット使用状況を把握しきれなくなります。

手が離れた後も子どもがトラブルなくインターネットと関わっていけるようにするためには、子ども自身がインターネットの危険性を理解する必要があります。

 

話し合う内容例は以下の通りです。

  • 世の中には悪い人がいる(過去の事件例など)
  • 家族やクラスメイトの前では言えないことやできないことはインターネット上でもダメ
  • インターネットで得られる情報の質に差があること
  • 信頼できる情報へのアクセスの仕方
  • 個人情報を晒すことの危険性

また危険性を教えるだけでなく、子どもが「課金したい」「ルールを緩めて欲しい」といったときに応じたり妥協案を出したりもしましょう。

たとえば課金をしたいと言っているのならば、お小遣いでAmazonカードを購入するのを認めれば過剰な課金は防げます。

 

定期的にスマホやインターネットに関する話し合いをすることで、仮にネットいじめにあっていたりトラブルに巻き込まれていた李したときに早期発見できる可能性があります。

まとめ|小学生がインターネットを安全に使えるようにしよう

小学生がインターネット使用する際には保護者の適切な管理(承諾・見守り・指導)が欠かせません。

インターネットは便利ですが、以下のようなたくさんのリスクが潜んでいます。

  • 個人情報の流出
  • インターネットでのいじめ
  • スマホ依存症
  • 著作権侵害・ネットマナー違反
  • 不適切な出会い
  • 不適切なWebサイトの閲覧
  • コンピューターウイルスへの感染

個人情報の流出やマナー違反などを安易に行ってしまわないように指導しましょう。

保護者が管理しやすい今だからこそ、適切な使用方法を伝えるチャンスです。

また、スマホを持たせる時期やタイミングについても改めて考え直し、子どもの成長や理解度、性格を考慮して不必要にスマホを与えないようにしましょう。

「周りがみんな持っているから持たせてあげる」必要はありません。

 

ぜひお子さんにスマホやインターネット利用の危険性を伝えて、安全に利用できるようにしてあげてください。

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