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男子御三家「麻布中学校」の特徴を徹底解説!個性を伸ばして自立を目指す!

こんな方におすすめ

  • 御三家がどの学校のことか知りたい
  • 麻布中学校がどんな学校なのか知りたい
  • 麻布中学校の難易度を知りたい

中学受験を目指し志望校を決める時に「御三家」という言葉を耳にしたことはありませんか?

御三家とは、「開成」「麻布」「武蔵」という3つの私立学校のことを指します。

中でも麻布中学校は、人とは違う個性を伸ばすことに注目しており、また自立を目指した自主性を重視している学校です。

有名大学への進学率も高い一方で、勉学だけでなく芸術的な分野で活躍するユニークな人材を輩出していることでも有名です。

この記事では、そんな御三家のひとつである「麻布中学校」の特徴を詳しく解説していきます。

麻布中学校とは?

東京都港区元麻布に所在地を置く「麻布学園 麻布中学校 麻布高等学校」は、1895年に創立した完全中高一貫校です。

完全中高一貫校とは、高等学校における生徒募集がなく、エスカレーター式に進級する6年制の学校のことです。

そのため、入学するためには必ず中学受験をする必要があります。

麻布中学校では、「自由闊達・自主自立」を掲げており、自主的に考え、自立した人物の育成を目標とした教育を行っています。

個性を重んじているため、人と違った特技や得意分野がある生徒が特に注目されます。

また校則や制服が存在せず、髪型にも特に指定がないという自由な校風であること有名です。

勉強、学校行事、クラブ活動、自治活動など全てにおいて、教師が生徒の自主活動に口を出すことはほとんどなく、生徒が自ら積極的に活動できる環境が整っているといえます。

麻布中学校の授業内容

教科書の代わりにオリジナルの冊子やプリントを使い、独自のカリキュラムを展開している授業が多いのが特徴です。

どの科目でも基礎的な部分を主として、実践的な思考力を養うことを目的としており、高校2年生までには一通りのカリキュラムを終えます。

また、クラスや学年の垣根を越えて、それぞれ自分の関心にあった授業を選択する「総合教養」という科目も用意されています。

具体的な例では、英語以外の第2外国語の実践や、大学レベルの人文学および数理科学に触れるといったようなものです。

自分の関心のある内容をとことん掘り進める授業方針が、一定の分野に特化した深い知識のある生徒を作っているようです。

麻布中学校の実績

麻布中学校は、戦後の学制改革以降、東大進学率トップ10から1度も外れたことのない唯一の学校です。

日能研が発表した2020年9月時点での麻布中学校の偏差値は67です。

これは同じ御三家の開成中学校の72の次に高い数字です。

2020年度の大学進学では、65名(現役46名)が東京大学に、12名(現役6名)が京都大学に進学しています。

専門分野に特化した人材を多く輩出しており、卒業後は、弁護士や医師だけでなく、政界や学界、芸術系の分野(芸能界)に進学する生徒も多く見られます。

参考

例えば、元内閣総理大臣の福田康夫さんや、作家の安部譲二さん、ジャズピアニストの山下洋輔さん、アナウンサーの桝太一さんなどが麻布中学校・麻布高等学校の出身です。

麻布中学校の入試

麻布中学校の入試は、国語・算数・理科・社会の4科目で200点満点中110点が合格ラインと言われています。

また、面接による試験はありません。

募集人員は男子300人で、ここ数年の倍率は2.5倍前後となっています。

どの教科も難易度が非常に高く、苦手分野を補うよりも得意分野で点数を稼ぐ必要があるという特徴があります。

国語(60点 / 60分)

大問は1つで、約8000字を超える物語文が頻出です。

直近の5年間で論説文や説明文は出題されていません。

出題される問題の大半が記述形式のもので、文字数制限が設けられていません。

問われる内容は、登場人物の心情やその変化、主題の内容説明、理由の説明、文学的な表現の言い換えなどが主となっています。

非常に長い長文問題であり、記述での解答が中心なので、時間配分はかなり厳しいものとなっています。

過去問や問題集、また小説などで8000という文字数に早めに慣れて、限られた文字数の中で心情をまとめる力をつけておくのがよいでしょう。

算数(60点 / 60分)

大問が5~6つで、図形の相似比・面積比、濃度や速さの問題と絡めた割合の問題、図形や整数も含められた場合の数、数の性質などが頻出です。

問題の特徴としては、基礎的な内容を組み合わせた高度な応用問題が多く出題される傾向にあります。

大問の中で1つの単元にこだわって解くのではなく、複数の単元にまたがっていることを念頭に置いて問題を読み解く必要があります。

奇問が多いと思われがちですが、その場でのひらめきは必要なく、問題の中から規則性を見つけて解くか、解き方のパターンに当てはめるかの問題が主です。

解答欄が広く設けられており、計算の過程や考え方まで書き記す方式がとられています。

国語同様に時間配分に余裕はほとんどないので、過去問や問題集に取り掛かるときも時間は常に気にかけておきましょう。

理科(40点 / 50分)

大問が4つで、生命、物質、エネルギー、地球などの各分野からユニークな問題が出題されることで有名です。

過去には、『「ドラえもん」がすぐれた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか。』といった記述問題が出題されています。

麻布では、受験生を「小さな科学者」として見立てて、従来にない初見の問題が多く出されます。

知識を身につけるだけでなく、その知識の使い方や自分の考えの説明ができるように練習しておく必要があります。

国語算数よりも時間が短く、ここでは問題の取捨選択も必要になってくるかもしれません。

分かる問題、分からない問題の切り分けや、何分考えて分からなければ飛ばすといったようなルールを持っておくのもいいかもしれません。

社会(40点 / 50分)

大問が1つで設問が12~14問という構成で、約4ページにもおよぶ長いリード文が特徴的です。

リード文には1つのテーマの中で歴史、地理、公民、時事問題など各分野の内容が盛り込まれています。

選択問題はほとんどなく、6割以上が説明を求める記述問題です。

そのため、用語だけを学習するのではなく、出来事の内容や関係した人物、背景となる地理などを関連づけて学習しておく必要があります。

また通例として、最後に100字前後の自由記述の問題が出題されるので、自分の意見を自分の言葉でまとめる練習もしておくとよいでしょう。

まとめ

中学受験の御三家の1つである麻布中学校は、個性を伸ばして自立を目指すことのできる完全中高一貫校です。

弁護士や医師だけでなく、政界や学界、芸能界など多岐にわたる人材を輩出している学校でもあります。

好きなことをとことん追求したいタイプの子どもに向いている学校なので、得意分野を伸ばしてあげたいと思っている方は、受験を検討してみてはいかがでしょうか。

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