こんな方におすすめ
- オープンスクールがどんなものか知りたい方
- オープンスクールに参加することが決まった方
- 中学受験は考えているが、子どもが受験に対して具体的なイメージを持てていない方
中学受験において、志望校の実際の雰囲気を掴むことができるオープンスクールは非常に重要なイベントです。
しかしオープンスクールの重要性を知りながらも、「子どもが中学受験について具体的なイメージがついてから参加すれば大丈夫」と考えている親御さんも多いのではないでしょうか。
実はオープンスクールは、受験が本格化する小学6年生より前、それもなるべく早くから参加するのがオススメなんです。
今回は中学受験におけるオープンスクールの重要性や、学校説明会との違い、実際にオープンスクールに参加する際にチェックしておきたいポイントについてご説明します。
中学受験におけるオープンスクールとは
オープンスクールとは、各学校が受験を検討している生徒に向けて、その学校への理解を深めてもらうために開催しているイベントです。
校舎内に入って校内設備を見学することができたり、模擬授業や部活動体験が受けられたりするほか、在校生と実際にコミュニケーションが取れる場を設けている学校も少なくありません。
オープンスクールに参加したからといって受験が有利になるということはありませんが、パンフレットやホームページを見るだけではわからないような学校の雰囲気を掴むことができます。
実際に学校に通うイメージがつきやすくなるため、志望校を決める際の判断材料となったり、入学後のミスマッチを最大限減らすことができたり、受験勉強のモチベーションに繋がったりというメリットが満載なため、中学受験に置いてオープンスクールはできるだけ参加しておきたいイベントだと言えるでしょう。
学校説明会とオープンスクールの違い
オープンスクールが受験生を対象にプログラムが組まれているイベントなのに対し、学校説明会は、主に受験を検討している家庭の保護者の方へ向けたイベントです。
各学校の体育館や講堂などの会場に集まって、学校側から学校の理念や教育方針、他の学校との違い、進学実績などの説明を受けるのが一般的なものとなっています。
学校によっては全体で行われる学校説明のあとに個別説明会が開催され、より詳しい質問をすることができたり、オープンスクールと同じように校内や授業の様子を見学できるところもあります。
オープンスクールはいつから参加すべきか
オープンスクールは年に数回しか開催されません。
そのため、受験時に志望する全ての学校のイベントに参加しておくためには、なるべく早いうちから参加しておくことをおすすめします。
小学6年生になると模試などで忙しくなってしまうため、小学4年生〜5年生くらいから志望度が高い学校や自宅近辺にある学校のイベントに少しずつ参加しておくと、滑り止めに受ける学校なども含めて参加することができるでしょう。
小学4年生というと、まだまだ中学受験に具体的なイメージを持てないお子さんも多いです。
しかし実はそんなお子さんこそ、積極的にオープンスクールに参加するべきとも言えます。
実際に足を運んで学校や在校生の雰囲気を感じると、その学校に通う自分の具体的なイメージがつきやすくなります。
それによって受験に対して前向きになる可能性があるのです。
そのため、明確に行きたい学校が決まっていないという場合でも、有名な学校や家の近くにある学校に足を運んでみると良いでしょう。
どんな服装で行けばいい?
受験する可能性のある学校に行くとなると、一体どんな服装を着ていけば良いのかと迷う方もいるかと思います。
結論から言うと、オープンスクールに参加する際はいつも通りの学校や塾に行く時と同じような服装で問題ありません。
ただし校内を歩き回ったり、一定時間座ったりすることを考えると、できるだけ動きやすい服装・歩きやすい靴で参加すると良いでしょう。
また、オープンスクールはあくまで受験生がメインのイベントのため、保護者の方が同伴する際もカジュアルな服装で問題ありません。
オープンスクール当日に見ておくべきポイント
実際にオープンスクールに参加する際は、どこに注目すると良いのでしょうか?
ここではオープンスクール当日にぜひチェックしてほしい4つのポイントについて解説いたします。
生徒や先生の雰囲気
オープンスクールにて必ずチェックしておきたいのは、実際に学校に通う生徒や、授業を行う先生の雰囲気です。
パンフレットやホームページなどでもある程度内容が把握できる校風や教育方針などと違い、在校生や先生の雰囲気というのは、実際に目で見て肌で感じてみないとわからないものです。
在校生の身だしなみや雰囲気、先生の人柄や授業の雰囲気などから、お子さんの性格や特性に合っているかどうかを確認しておくと良いでしょう。
もし在校生と会話できる場が用意されているなら、先生と生徒の関係性や授業の雰囲気など、色々と質問してみるのもいいですね。
施設・設備
多くのオープンスクールでは、実際に校内にある施設や設備を見学することができます。
子どもが快適かつ健やかに成長していける環境なのかを確認しておくと良いでしょう。
特に図書館の蔵書数やジャンル、開放時間などは、その学校の教育方針や在校生の雰囲気がある程度反映されるので、意識的に確認しておくと良いでしょう。
また各教室に冷暖房が設置されているかや、食堂のメニュー、トイレの清掃が行き届いているかなどもチェックしておきたいポイントです。
入りたい部活がある程度決まっている方は、その部活の設備が充実しているかを確認しておくと志望校を選ぶ際の判断材料になるでしょう。
周囲の環境、通学時間
オープンスクールに参加する際は、学校内だけでなく、周囲の環境や通学時間についてもしっかり見ておくと良いでしょう。
中高一貫校であれば6年間、最低でも3年はその学校に通うこととなります。
あまりに通学時間が長いと、学校に行って帰ってくるだけで一日が終わってしまう場合もありますし、ストレスや睡眠不足が重なると体調を崩してしまう原因となります。
そのためオープンスクール参加時には、その学校に通うことになったら利用するであろう公共交通機関やルートを使って実際に学校まで行ってみて、「本当に卒業まで通えそうか」を確認しておくことをおすすめします。
部活動の雰囲気
学校によっては、オープンスクール時に部活動の見学ができたり、在校生と一緒に部活動を体験できるというイベントを開催しているところもあります。
お子さんが具体的に入りたい部活がある場合は、必ずその部活を見学して雰囲気を見ておくことをおすすめします。
「特に意識していなかったけれども実際に見てみたら我が子の雰囲気にぴったりだった!」というケースも少なくありません。
オープンスクールで部活動見学を行っている場合は、ぜひ見学してみると良いでしょう。
入学後のミスマッチを防ぐためにも、オープンスクールには参加すべき!
パンフレットやホームページで教育方針や校風を確認しても、実際の雰囲気は見てみないと中々わからないものです。
在校生や先生と話すことができたり、校舎を回って学校設備を見ることができるオープンスクールは、できるだけ受験を検討している全ての学校のものに参加することをおすすめします。
入学後のミスマッチを最小限に防ぐためにも、ぜひ早いうちから少しずつオープンスクールに足を運んでみると良いでしょう。