こんな方におすすめ
- 小学校の登校時間が知りたい
- 小学校の朝の流れが知りたい
- 登校時間に遅れないように、スムーズに朝を過ごしたい
この記事では、小学生の登校時間や家を出る時間、スムーズに登校するコツなどについて紹介します。
また、共働き家庭で小学生よりも親が早く家を出る必要がある場合に役立つ戸締りや防犯対策についてもご紹介します。
各家庭の事情に応じた工夫で、毎日穏やかに1日のスタートを切りましょう。
朝の時間にゆとりを持ち、有効に使うことが子どものストレスを軽減します。
小学生の理想的な睡眠時間はこちらの記事で解説しています。
【中学受験】小学生に必要な睡眠時間とは?どうやって確保したらいい?
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小学生の登校事情とは
小学校の朝は、どのような流れなのかについて紹介します。
地域によって多少の違いはあるものの、おおむね以下のようになっています。
小学生の登校する時間
多くの小学生は8時~8時30分くらいに登校することが多いです。
そのため、距離や地域にもよりますが、7時40分~8時10分くらいに登校班で集合します。
できるだけ多くの小学生が登校している時間に登校をすることで、犯罪や交通事故のリスクを減らすことができるでしょう。
登校時間のピーク時間には地域の方やシルバー人材の方が旗を持って誘導に立ってくれている場合もあります。
また、陸上記録会やクラブ活動などの練習で7時頃から登校する児童もいます。
この場合は、登校班ではなく自分自身で登校することになります。
小学校の朝の会が始まる時間
8時20分~8時40分くらいが多いです。
時間になると朝の会がはじまり、提出物や連絡事項の確認、出席確認が行われます。
合唱や小テストを行うこともあり、月に1度程度の頻度で全校集会があります。
小学生がスムーズに登校できるためのコツ
子どもがいる家庭の朝はバタバタしがちです。
毎朝子どもを急かしたり遅刻ギリギリになったり、登校班のメンバーに迷惑をかけたりしないためのコツについて紹介します。
登校時間を事前にチェックする
新1年生になる子がいる家庭はもちろんのこと、学年や学期が変わるときには登校時間、登校班の集合時間・場所を早めに確認しましょう。
登校班のメンバーが変わると、時間や集合場所の変更がある場合もあります。
登校時間が登校班の集合時間から逆算し、家を出る時間、朝食の時間、起床時間、寝る時間を決めましょう。
また、道路の状況や混雑具合を知るために、一度一緒に登校班まで行ってみるといいです。
子どもの足でも十分間に合う時間を設定してあげることができます。
朝のタスクを極力減らす
小学生が登校前にすることは、毎日ほぼ同じです。
スムーズに家を出られるように朝のタスクをなるべく減らしましょう。
持ち物の準備や確認は前日の寝る前に準備しておくと良いでしょう。
習字道具や絵の具道具など、毎日持っていくわけではない持ち物はバタバタしていると忘れやすいので前日から玄関にスタンバイさせておくのがおすすめです。
持ち物だけでなく、服装なども一式用意して枕元に置いておくと朝「どれを着よう」と迷って貴重な時間を浪費せずに済みます。
前日のうちにポケットにハンカチ・ティッシュを入れておくなど、朝やることを1つでも減らしましょう。
ただし、準備を一緒に行うのは最低でも2年生までにするといいでしょう。
なぜなら自分一人では何もできなくなってしまうからです。つまり、自立ができなくなってしまいます。
3年生からは計画的に時間を使う練習をするように心がけましょう。
気持ちよく登校時間を迎えられる工夫をする
子どもには笑顔で「行ってきます」を言ってもらいたいし、保護者だってできるだけ「早くしなさい」と言いたくはありません。
気分よく1日をスタートさせるためには完璧を目指し過ぎないようにしましょう。
朝食の細い子には、簡単にエネルギーが摂れて洗い物が少ないバナナやヨーグルト、おにぎりなどがおすすめです。
栄養バランスは給食・おやつ、夕食などで調整するようにしましょう。
ただし、水分がしっかり摂れているのかだけは確認してあげてください。
さらに、「早くしなさい!」と言う代わりにあらかじめタイムスケジュールを貼りだし、タイマーをセットしておくと子どもが「あぁ、もうこんな時間だ」と理解できます。
親に追い立てられると「うるさいな!」という気持ちが芽生えやすいですが、タイマー相手に反抗心は芽生えません。
タイマーの音は警告音のようなものではなく、ノリのいい曲や楽しい気分になれる音がおすすめです。
そして、スムーズに登校準備ができた朝は何かご褒美があるといいでしょう。
思いっきり褒めてハグをしたり、余裕ができた時間分だけ動画が見られたりすると子どもはやる気が継続します。
親の方が早く出発する家庭はどうしたらいいか
共働き家庭の場合、保護者の出勤時間の方が小学生の登校時間よりも早い場合もあります。
この時に気になるのが戸締りや防犯対策です。
子どもに戸締りの練習をさせる
子どもが最後に家を出る家庭の場合、子どもに戸締りをしてもらうことになります。
小学校1年生でも練習すれば戸締りすることは可能です。
子どもが戸締りをするのはできるだけ玄関の一カ所だけにして、練習をしてもらいましょう。
「鍵を閉め忘れない」のと同じくらい大切なのが「鍵の管理」です。
子どもが上手に鍵を閉められただけで、安心せず、鍵をランドセルにしまうところまで指導してください。
スマートロックを設置する
スマートロックという電子化されたカギを設置することも効果的です。
子どもがきちんとカギを閉めたかが遠隔で確認でき、万が一かけ忘れた場合でも遠隔で閉めることができます。
また、子どもの帰宅時に連絡が届くなどのサービスを提供している会社もあるので、導入を検討してみてください。
有名なものでいうとQrio Hub(キュリオハブ)というものがおすすめです。
大きな声で「行ってきます」という習慣をつけさせる
小学生の子どもが最後に出発する場合であっても、子どもが登校する際には家の中に向かって大きな声で「行ってきます!」と言うように指導してください。
近所に「この家には朝、子ども以外に人がいる」と思わせることができます。
数時間おきに電気が付いたり消えたりするお留守番機能があるライトの使用もおすすめです。
近所の家に預ける・迎えに来てもらう
頼れる実家が近所にあるのならば、朝預かってもらったり来てもらったりすると安心です。
子どもの出発時間と親の出発時間の差が僅かならば、一緒に家を出て同じ登校班や近所の家で預かってもらえないかお願いしてみましょう。
預けるのではなく、同じ登校班や近所の高学年の子にお願いして迎えに来てもらい、戸締りを一緒に確認してもらうのもおすすめです。
お迎えに来てもらう場合はチャイムだけでなく、合言葉のようなものを決めておくようにしましょう。
チャイムが鳴っただけで子どもにドアを開けさせるのは危険です。
また、戸締りや留守番が心配だからと言って、他の小学生が外に以内時間に1人で外に出しておくのは良くありません。
子どもが寂しくなって道路で良くない遊びをしたり犯罪者に目を付けられたりするリスクがあります。
ファミリーサポートやキッズシッターの活用も考える
気軽にお願いできる人がいない場合や責任をもって子どもの登校時間を管理して欲しい場合はファミリーサポートやキッズシッターを活用しましょう。
特にファミリーサポートは安価で短時間からの利用ができます。
ただし、ファミリーサポートは地域によってサービスが違い、条件が合う人が見つからないと利用できません。
早めに自治体に登録や相談をするなどの行動を起こしましょう。
ファミリーサポートとは、主に自治体が運営する「地域での子育て」を助け合う活動です。地域で育児などの援助を受けたい依頼会員と、支援を行いたい提供会員で構成されています。
まとめ|小学生の登校時間を知り、毎朝をスムーズに!
なるべく「早くしなさい」と子どもに言わずに済む工夫をし、穏やかでスムーズな朝を送れるようにしましょう。
朝バタバタしてしまうのならば、夜の過ごし方を見直し、朝のタスクを1つでも減らすと改善していきます。
共働きなどで保護者が小学生よりも早く出発しなければならない家庭は子どもが安全に登校できるような指導を徹底してください。
子ども自身に戸締りをさせる時には周囲に1人で留守番をしていると悟らせない工夫が必要です。
そして、近所に面倒を見てもらえる人がいるのならばなるべく頼りましょう。