教育・学習

【小学生向け】漢字の書き順は覚える必要がある?重要性や教え方をご紹介!

こんな方におすすめ

  • 書き順の重要性を教えてほしい
  • 子どもが間違った書き順で字を書くけど、直そうとしない

「漢字の書き順はなんで重要なの?」と子どもに聞かれて、答えられますか?

どんな書き順でも書くことはできるので、我流の書き順で漢字を書いてしまう子どもが多いようです。

指摘しても「なぜこの書き順で書いたらいけないの?」と反対に問われて、答えに詰まってしまうケースもあります。

今回は、書き順を覚える重要性や、書き順の教え方を紹介します。

小学生の漢字の勉強方法についてはこちらの記事で解説しています。

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実は書き順はこれが正しいというわけではない

書き順」というのは、昭和33年に文部科学省(当時の「文部省」)が、「学習の指導をする際に混乱を来さないために筆順をできるだけ統一する」目的をもって作成したものです。

本書に示される筆順は、学習指導上に混乱を来たさないようにとの配慮から定められたものであって、そのことは、ここに取りあげなかった筆順についても、これを誤りとするものでもなく、また否定しようとするものでもない。

引用:文部省「筆順指導の手引き」-本書のねらいより

つまり、手引きには「筆順を誤りとしたり否定したりしない」と書かれています。

どんな書き順で書いてもテストでは間違いにはならない上に、書き順がテストに出題されることも近年では少なくなっているので、つい軽視しがちです。

では、書き順を守る重要性とは何でしょうか?書き順が重要な理由は3つあります。

以下の項目で、書き順を守るメリットと書き順の教え方を紹介するので、お子さんに書き順や書き順の重要性を教える際の参考にしてください。

書き順を覚える3つの重要性

書き順を覚える重要性は3つあります。

1.漢字を速く書ける

書き順は、運筆(筆の運び)に無駄がなく、形よく書けるように考えられているので、書き順を守ると自然に漢字を速く書くことができます

漢字はもともと筆で書かれていたので、楷書より行書で書くとその重要性が実感できます。

楷書とは、1画1画をきちんと書く字体のことです。

行書とは、ところどころ続け書き(2画を連続して書く)をする字体のことです。

楷書と比べると行書のほうが読みづらいですが、それほど難しいものではありません。

楷書は書き順を守らなくても書くことができますが、続け書きのある行書では書くことができません。

楷書でも急いで崩しがちに書く時は、書き順を守った方が速く書くことができます。

速く字を書くことができると、テストで考える時間が増えるというメリットもあります。

2.きれいな字を書ける

漢字は、書き順を守るとバランスが取れるようになっています。

例えば、「必」という漢字は「真ん中の点」を最初に書きますが、書き順通りに書くとバランスが取りやすく、きれいな文字が書けることがわかります。

同じような形をしている漢字でも、書き順が違う漢字は、書き順を意識して書いた方がきれいな文字を書くことができます。

3.漢字を覚えやすくなる

部首が同じなら新しい漢字でも「同じ部首でパターンが違うだけ」と捉えることができます。

そのため、書き順を知っていると漢字が覚えやすくなります

上記の書き順の3つの重要性は右利き用なので、左利きの場合の重要性は、最後の「字が覚えやすくなる」の1つだけとなります。

左利きの子どもには重要性が減ってしまうので、覚えるモチベーションが低下しないように注意してください。

書き順の7つの教え方

漢字 書き順

書き順の教え方のコツは7つあります。

コツを駆使して上手に書き順を教えると、書き順が覚えやすくなります。

正しい鉛筆の持ち方を教える

書き順は、「筆記用具を正しく持って書くこと」が前提で考えられているため、おかしな持ち方で書くと上記で揚げた重要性を感じにくくなってしまいます。

また、鉛筆を正しい持ち方で持つと、長く書いていても疲れにくくなります。

間違った持ち方を覚えてしまうと矯正が大変なので、はじめにしっかりと教えましょう。

「なぜ書き順を覚える必要があるのか」を教える

書き順の3つの重要性を子どもが理解すれば、書き順を覚えることに意欲的になります。

繰り返し書く

書き順を覚えるために最も重要なのは「繰り返し書くこと」です。

字は書かないとどんどん忘れていきます。

パソコンを使うようになって漢字を忘れてしまった人は多いのではないでしょうか?

書き順を覚えるまで、繰り返しコツコツと書きましょう。

地道な作業なので子どもが飽きたり嫌になったりしないよう、クイズ形式などで楽しく覚える工夫をするといいでしょう。

大原則を覚える

文字は「上から下へ」「左から右へ」書く、「同じ形は同じ書き順」という大原則があります。

また、「横から縦」「外から中」「中心から外に書く」という小原則もあります。

これらの原則を覚えておくと、書き順を覚えることがグッと楽になります。

ただし、小原則は例外も多いので、例外もしっかり覚える必要があります。

実際に書いて教える

書き順は言葉で教えてもわかりにくいので、実際に書きながら説明するといいでしょう。

書くことができない場合は、目や頭の中で書き順をイメージさせるとわかりやすくなります。

間違いやすいパターンや字を集中して覚える

間違いやすい字は、集中して覚えてしまいましょう。

書き順には、「右」と「左」や「入り」と「人」など間違えやすいパターンや字があります。

ひらがなでは「も」「せ」「ふ」などが同様です。

手書きの美しい文字を見せる

パソコンの文字や印刷された文字は、潰れて細部がわかりにくい場合が多くあります。

手書きの文字は実際に書いているため細部もよくわかるので、手書きの文字を見せてお手本にすることをおすすめします。

また、手書きの美しい文字を見ると、「自分でも書いてみたい」という意欲がわくことも期待できます。

書き順を覚えることは将来的にもずっと役立つ

書き順を覚えるときれいな文字が速く書けるようになるので、勉強をする時も考える時間が増え、効果的に勉強できます。

また、近年の受験では筆記解答が増えています。

フロリダ国際大学のローラ・ダインハート准教授の研究によると、「字がきれいだと読みやすいため得点が高くなる」という結果が出ているそうです。

履歴書などを書く場合でも、きれいな字が書けると見た人に好印象を与えられるので、将来的にもずっと役に立ちます

まとめ

間違った書き順で書いても漢字は書けるので、書き順の重要性を子どもに分かりやすく説明することは難しい、と思われがちです。

「なぜ書き順を覚えるとよいのか」をしっかりと子どもに理解させると、受け入れやすくなるでしょう。

書き順の重要性を理解させ、書き順を覚えやすいコツを教えると、字がきれいに速く書けるようになり、勉強だけでなく将来社会に出ても役立ちます。

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