中学受験

合格発表当日の注意はなに?親の振舞で中学受験の印象が変わる!|まなびWeb

こんな方におすすめ

  • 中学受験の合格発表当日が不安
  • 中学受験の合格発表での声掛けを知りたい

親も子もドキドキの合格発表当日の過ごし方の注意点について紹介します。結果云々以上に親の態度次第で子どもにとっての中学受験がいい思い出にも悪い思い出にもなるので気をつけてください。

ナーバスになりがちな合格発表当日を穏やかに過ごすコツを知っておきましょう。

合格発表後のスケジュールを確認

合格発表の後どのような行動をするのかをあらかじめ決めておくと、結果を見てから「どうしよう!どうしよう!」とならずに済みます。落ち着いて結果を受け止めるためにも「受かったらいいな」「落ちていたらどうしよう」ではなく、「受かったら(落ちたら)〇日〇時までに〇〇をする」とフローチャート式にまとめておきましょう。

誰がどうやって合格発表を確認するのかを決める

中学受験は試験から1~3日後に合格発表になります。中学まで行ってドキドキしながら合格発表を見て盛り上がるのが風物詩でしたが、今年は新型コロナウイルスの影響もあってWEBで確認する方法が主流となるでしょう。

合格発表当日もどこかの中学を受験したり外出したりする予定があるのならば合格結果は誰が見るのか、どのタイミングで伝えるのかなどをあらかじめ決めておくと落ち着いて過ごせます。

書類や入学金の準備

発表後に必要な書類や入学金についてあらかじめ確認しておきましょう。

合格したのならば入学に必要な書類や入学金などが必要です。期限に遅れないようにしましょう。意外と多いのが「1日に入金できる限度額の設定」を解除し忘れてしまって入金に時間がかかってしまうというケースです。

不合格の場合は2次募集や別の中学に願書を出すなどの必要が生じるかもしれません。押さえの中学に落ちてしまうとパニックになってしまいがちですが、不合格の時ほどスピーディーに次の行動に移らなければなりません。「もし押さえの中学に落ちたら」をあらかじめシミュレーションしておきましょう。

合格発表までの子どものドキドキの鎮め方

合格発表間近になると親も子もドキドキしたりナーバスになったりしてしまいます。中には食欲不振や腹痛など体調にまで影響を及ぼしてしまう人もいるでしょう。合格発表当日までなるべく穏やかな心で過ごすコツを紹介します。

親が落ち着いて過ごす

親がソワソワしていると子どもも不安定になります。まずは親がどっしりと構えて合格発表当日を迎えるようにしましょう。

子どもが不安がっている時には「ダメだったとしても他の中学がある」「中学受験で人生は決まらない」と伝えてあげてください。「どんな結果でも自慢の子どもである事実は揺るがない」という気持ちが子どもに伝われば子供も安心して結果を受け止められます。

子どもが「〇〇中学に行けなければ意味がない」と言い出すほど追い詰められているのならば「そんなことはないよ、合格した中学が縁のある中学だよ」と言ってあげてください。

「気にしても仕方がない」と伝える

子どもが試験後に「落ちていたらどうしよう」「受かる気がしない」「おちついて合格発表を待てない」などと不安がっているのならば共感しつつも、「気にしても仕方がない」と伝えましょう。

試験はもう終わってしまっているのです。どんなに不安がっても結果は変わりません。試験が終わった後、合格のためにできることは何一つないのです。

それならば有意義に過ごした者勝ちだと教えてあげましょう。まだ試験が残っているのならば勉強をさせ、もう全ての試験が終わったのならば今まで我慢していたことを楽しませてあげてください。

リラックスをさせる

合格発表を気にし過ぎて勉強も食事も遊びもする気になれないし、よく眠れない、なんだか体調や気分も悪い、能天気に振舞う家族にイライラする……それくらい追い詰められている場合のリラックス方法を紹介します。

簡単にできるのが深呼吸です。緊張していると呼吸は浅く早くなってしまいます。いわゆる臨戦態勢になっているので心の消耗が激しい状態です。深く息を吸い、そしてゆっくりと吐き出しましょう。これだけでも気分が良くなります。

それから日光を浴びるのも有効です。日光を浴びると体内で幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が活発になります。陽気が良ければ少し近所を散歩すると良い気分転換になるでしょう。体を動かせば夜眠りやすくもなります。

その他、リラックスできるハーブティー、ストレッチ、アロマ、入浴剤、マッサージなども試してみてください。

合格発表当日を素敵な1日にするための注意点

合格発表当日は今まで何年も頑張ってきた成果が分かる日です。結果の如何にかかわらず「頑張ってきて良かった」「今日は思い出深いいい日だ」と思えるようにしてあげましょう。

そのために必要な親の心構えを紹介します。

ネガティブな言葉は言わない

「落ちていたらどうするの?」「もっと早くから真面目に勉強していれば余裕だったのに」など子どもを追い詰めるセリフを言っても何にもなりません。まだ試験が残っているのならば余計なプレッシャーをかけてしまいます。

賽は投げられてしまったのです。「落ちても大丈夫」は伝えるべきですが、落ちるのを前提で話しても家庭がギスギスしてしまいます。

試験が終わったとたん、子どもが結果を全く気にするそぶりもなく「やっと受験勉強から開放された!」と言わんばかりに伸び伸びと過ごしていると親が「親の気持ちも知らないで!」とモヤモヤしてしまうかもしれませんが、その気持ちを子どもにぶつけるのはやめましょう。ただの八つ当たりです。

親の不安は子どもに見えないところで処理をしましょう。進路に悩んでいるのならば塾の先生などに相談するのが有効です。

中学受験の主役は子どもなのを忘れない

中学受験は「親子の受験」とも言われますが、あくまで主役は小学生です。合格発表当日はいままで子どもに掛けた時間や心、お金などが心をよぎることでしょう。

しかし、合格も不合格も子どもの実力です。親の手柄でもなければ親の頑張りが足りなかったわけでもないのを忘れないようにしてください。

冷静でいられないようならば、不用意なことを言わないためにも合格した時にかける言葉、不合格の時にかける言葉をあらかじめ考えておくのがおすすめです。

子どもの頑張りを褒めてあげましょう。

親も感情の吐き出し口を確保しておく

中学受験で親が求められることは非常に多いですが、あまり評価されない少し寂しい立場です。子どもにストレスや不安をぶつけるのは良くないからこそ、親も感情の吐き出し口を確保して合格発表当日を迎えましょう。

吐き出し口は子どもの目に入らないところや家庭外がおすすめです。友達、非公開のブログや匿名のSNS、とっておきのサービスや食べ物……自分をねぎらったり癒したりする場所を持ち、子どもの感情を受け止めてあげましょう。

親も子供の前以外ならばいくらでも弱音を吐いていいのです。

中学受験のラスト、合格発表当日をハッピーな日にしよう!

合格発表当日を穏やかに迎えるためには結果によって何をするべきかをあらかじめ準備しておくのが重要になります。合格発表まで不安な気持ちに悩まされやすいですが、試験が終わってしまえば結果は動かせません。親が落ち着いて振舞い、子どもがナーバスにならないようにサポートしてあげましょう。

結果の如何にかかわらず、子どもの頑張りを称え、子どもの気持ちに寄り添えば後々の人生の支えとなる素晴らしい一日になります。

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