中学受験

中学受験の入試科目数別の特徴とは?2科目と4科目の受験を中心に詳しく解説!

入試科目数

こんな方におすすめ

  • 試験は4科目入試以外にもあるの?
  • 何科目数の入試を受ければ良いか迷っている

中学受験では学校によって入試の科目数が異なるため、事前に学校に合わせた受験対策が必要不可欠です。

昨今では入試問題でさまざまな出題方法をしている学校が増えており、1科目の受験や英語入試を導入しているケースもあります。

この記事では中学受験で合格率を上げるために、入試科目数ごとの特徴や対策方法について紹介します。

入試予定の学校に合わせた対策をしたい家庭は、ぜひ参考にしてみてください。

中学受験の入試科目数は4科目か2科目が主流

中学受験

中学受験の入試ではほとんどの学校で4科目か2科目試験を採用しており、それぞれ特徴が異なります。

4科目入試と2科目入試の主な特徴は以下の通りです。

4科目入試の場合

中学受験で最も一般的な形態で、ほとんどの学校で4科目入試が行われています。

4科目入試の場合の試験科目は「国語」「算数」「理科」「社会」の4つです。

試験の所要時間は学校によってさまざまであり、理科と社会は「30分前後」が多く、国語と算数は「50分前後」などが多いため、国語と算数の方が長い傾向にあります。

4科目入試は科目数の多さから受験勉強で学習しなければいけない範囲が広いため、1科目入試などに比べると対策が難しいです。

4教科全ての範囲を万全に対策するのは困難なため、ある程度の範囲を絞って対策も視野に入れると良いでしょう。

2科目入試の場合

昨今では2科目入試を採用している学校が増えており「国語」と「算数」のみ、もしくは「国語」「算数」「理科」「社会」の中から2教科を選ぶケースもあります。

4科目入試の場合は基本的に午前中で終わるため、午後に2科目入試の学校を受けることで併願が可能です。

中学受験の日にちは2月1日から3日にかけて行われることが多いため、2校以上受験したいと思っても日にちは被ってしまうということは少なくありません。

その点、午後に行う2科目入試の学校を受けて併願することで、万が一片方の学校が不合格になったとしても、もう片方の学校へ入学できる可能性があるのです。

入試科目によって配点は違うの?

2科目入試の場合は教科ごとに配点が変わることは少ないですが、4科目入試の場合は配点が異なることが多いです。

主な点数配分は理科と社会に比べて国語と算数の方が高いケースが多いですが、実際の点数配分は学校によってそれぞれです。

国語と算数はおよそ「80点~100点」理科と社会はおよそ「50点~70点」ほどがほとんどでしょう。

受験する学校が決まったら、まずは入試試験の点数配分を調べて受験勉強の配分も併せて対策を取ることをおすすめします。

新形態の中学受験

中学受験は4科目入試と2科目入試のどちらかであるケースがほとんどですが、昨今では新たな試験方法の「1科目入試」と「英語入試」を導入している学校も増えています。

「1科目入試」と「英語入試」の特徴はそれぞれ以下の通りです。

1科目入試

1科目入試とは、その名の通り1科目だけ試験を受けて合否を決める試験方法です。

「国語」「算数」「英語」の中から1教科だけ受験するケースもありますが、ほとんどの学校では「算数」のみを行うケースが多いでしょう。

1科目受験は受験勉強を算数だけに絞れることで、受験勉強による子どもへの負担を抑えられるというメリットがあります。

しかし、その分1教科入試を選択する家庭が多いため、受験合格の倍率が高くなりやすいです。

また、入試で出題される問題の傾向が毎年変わりやすく、ある程度範囲や分野を絞っての対策が難しいため、高い学力が求められます。

英語入試

昨今では義務教育でも英語が取り入れられているため、英語のみの入試を行う学校も増えています。

英語入試は一般的に帰国子女に向けて行われる入試方法でしたが、英語教育への重要性が高まっていることから入試で導入されているケースが多いです。

通常の筆記試験だけでなく、英語によるディスカッションや面接を行う学校もあります。

また、既に英検の資格を取得している場合、級数に応じて加点されることもあるため、事前に確認しておきましょう。

詳しくは以下の記事で解説しています。

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適性検査入試

適性検査入試は一般的な科目別の入試とは異なり、科目を横断した総合的な問題が出題されるため、思考力や柔軟性が求められます。

一般的な科目別入試とは異なるため、専門的な対策が必要です。

もし志望校が適性検査入試を導入しているのであれば、学校の先生や塾の講師に相談してみましょう。

詳しくは以下の記事で解説しています。

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受験で成功する為のポイントとは

受験対策の看板

中学受験に失敗してしまうと、子どもの自信喪失や勉強嫌いに繋がりかねません。

そのため、何が何でも成功させたいところでしょう。

受験に成功する為には事前に押さえておくべきポイントがあり、主な例は以下の通りです。

4科目をベースに考える

昨今の中学受験では、従来のような4科目ではなく1科目や2科目にしている学校が増えているため、受験勉強の対策方法が異なります。

しかし、そのうえでも未だ4科目入試を行っている学校がほとんどです。

1科目や2科目の受験対策をしていても、万が一4科目入試を受けるとなった場合に対策が間に合わないかもしれません。

そのため、一番多くの学校が導入している4科目の入試に向けて受験対策をしておけば、万全の対策ができるため無難といえるでしょう。

受験の合格者は算数の得点が高い

中学受験において算数は他の科目に比べて1問当たりの配点が高い傾向にあり、1問落としてしまうと合計点への影響は大きいです。

また、問題同士が連動していることもあるため、1問解けなければ必然的に他の問題も落としてしまうということもあります。

中学受験に合格している受験生は、各科目の中でも算数の得点が高い傾向にあり、算数が苦手なままで受験に合格するのは困難でしょう。

学校の教科書のみで万全な受験対策をするのは困難なため、中学受験に向けて算数に不安を抱えている場合は、塾に通って専門的な対策をするのがおすすめです。

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戦略的な受験をする

中学受験はただ受験勉強をして臨むだけでは合格できるとは限りません。

少しでも合格率を上げるには戦略的に臨む必要があり、主な例は学校選びに関する戦略が2つあります。

1つ目は、志望校を併願する方法です。

中学受験は2月1日から2月3日にかけて行われることが多く、受験したい学校の入試日が重なることも少なくありません。

試験日が異なる学校を併願することで、万が一、第一志望の学校の受験に落ちてしまった時でも第二志望に入学できる可能性が残ります。

2つ目は、学校の傾向に基づいた選び方です。

私立学校は学校によって特徴が異なるため、多くの問題を素早く解く力を求められる学校があれば、じっくりと解答を導き出す問題が多い学校があります。

傾向が異なる学校を併願すると、それぞれ異なる対策をしなければいけません。

その点、入試問題の出題傾向が似ている学校を選ぶことで、受験対策の効率が上がりやすいです。

中学受験の成功で大事なのは攻略法

今回は中学受験の入試問題に関して、科目数別の特徴を踏まえ、受験で成功する為のポイントについて紹介しました。

中学受験は子どもの人生に大きな影響を与えるため、万全の状態で臨み成功させたいところです。

そのため、闇雲に勉強をするだけでなく、しっかりとした戦略を立てなければいけません。

少しでも受験に合格する確率を上げたい場合は、適切な攻略法を把握しておきましょう。

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