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中学受験を成功に導く~理科が苦手な子の対策法紹介!~|まなびWeb

中学受験滑り止めの選び方

こんな方におすすめ

  • 中学受験のための理科対策を知りたい
  • 理科が苦手なので克服できる勉強法を知りたい

中学受験における理科は、暗記や計算をがんばるだけでは点が取れるものではありません。しかし、諦めずに効果的な対策で努力を続けることで報われる教科でもあります。

 

やみくもに問題に取り組むよりも、効果のある勉強法で成績を上げましょう!

中学受験で理科が苦手な子は多い

 

中学受験において、理科が苦手がという子は大勢います。だからこそ差がつきやすく、合否の分かれ目となる教科です。

その子どもによって苦手としている分野や苦手に感じる理由が違います。なぜ理科が苦手なのかを知り、それに合った中学受験対策を立てましょう。

理科は覚えることがたくさんある教科

中学受験の理科は暗記すべきことがたくさんあります。生物、地学はもとより、化学や物理など多くの名称、公式を覚えていかなければなりません。

「暗記だけでは点が取れない」とはいえ、暗記は必要です。漢字の書き間違いなどで減点されてしまうのも多いのでしっかり覚えましょう。

暗記を軽視してはいけません。言葉や公式だけでなく、図や写真などもよく頭に入れてください。

総合的な能力が問われる

中学受験の理科の多くは、知識、読解力、計算能力、表現力などを総合して問われる問題です。解く過程で苦手な分野が1つでもあると点が取れません。

特に厄介なのが読解力と表現力です。どちらも一朝一夕に身に着くものではありませんが、受験校ごとの傾向を知ることで点数を上げることが可能です。

算数の能力も求められる

中学受験の理科と算数は切っても切り離せません。計算が遅かったりミスがあったりすると問題が「分かって」いても「点が取れない」という結果になります。

算数が苦手な子の多くは、算数だけでなく理科まで苦手になってしまうようです。算数の勉強にも力を入れましょう。

中学受験で理科が苦手な子がするべき対策

 

理科を苦手としている場合、時間をかけて勉強をすることはもちろん必要ですが、難しい問題を解き続けることで苦手意識がますます強くなり、理科が嫌いになってしまう可能性があります。やみくもに頑張るのではなく、効率の良さを重視しましょう。

急がば回れ、楽しく理科に親しもう!

「理科は面白い!」と思える体験は、子どもの理科への好奇心を引き出します。

特に天体の動きや滑車問題、電気などは平面の図だけで理解するのは難しく、実際に実物を目で見た方が理解が容易です。

プラネタリウムへ行く、博物館へ行く、実際に簡単な実験を家でやってみる、実験動画を見てみるなど、子どもと一緒に楽しみましょう。

長文問題は条件の理解が重要

理科の出題には長文問題もあります。長文問題は知識や計算能力だけでなく、読解力が必要とされます。

長文問題で重要なのは、最初に提示されている「条件」を読み解く力です。この「条件」を見逃してしまったり勘違いしてしまったりすると、大きく点を逃してしまいます。

また、最初の計算がズレてしまうと、ほかの問題の答えにまで影響を及ぼしてしまうので気を付けましょう。

時間配分を気にしつつも重大な勘違いをしていないか、計算ミスをしていないかをよくチェックするクセをつけてください。苦手だからこそ「絶対に取れる問題」でミスをしてはいけません。

学校の理科の授業も真剣に取り組む

中学受験の対策を頑張っていると小学校の授業を軽視してしまいがちです。特に、授業における理科は中学受験の理科に比べて簡単で単純に感じやすいでしょう。しかし、基礎をおろそかにしては、応用問題を解くことはできません。

実験道具の扱い方やその理由などは実際にやってみて理解出来るものもたくさんあります。授業で行う実験は、理科の楽しさを体験できる貴重な機会です。

基礎がしっかりと身に着いてくれば応用問題を考える力がつきます。苦手意識の克服には、基礎力が何よりも大切なのです。

受験中学の過去問を解く

理科の受験問題は、一見「中学生のカリキュラムではないのか」というようなものもあります。

しかし、その多くは中学側が「こんな考え方ができる生徒が欲しい」と考え出題しており、小学校で習う知識を組み合わせれば解ける問題となっています。理科の出題は、受験中学によって傾向があります。過去問を解くことで、受験中学の出題の傾向を知ることが可能です。

しかし、過去問は「問題集」ではありません。実力が身に着いているのかを試す為にも時間を計り、本番のつもりで挑みましょう。

家庭教師・特別講習・アプリなどを利用する

家庭だけで理科を克服できないのであれば、単発で家庭教師を利用したり塾に相談したりすることも考慮してみましょう。多少お金がかかってしまいますが、プロは親や子ども本人ではなかなか気づけない「本当のつまずき」や「理解できる鍵」を見つけるのが得意です。その子供に応じて対策を講じてくれるため、点数を上げることが可能です。

また、スタディサプリなど単元ごとに学べるアプリで、苦手とする単元に集中して取り組んでも良いでしょう。

口頭で解き方をプレゼンする

理科の問題はただ公式に当てはめて計算すればOKという問題だけでなく、なぜその公式を使ったのか、なぜそうやれば答えが出ると考えたのかなど、理解を問われる問題もあります。

そこで、子どもに解き方を口頭で説明させ、本質的に理解できているかを確認してみましょう。親が理科に精通している必要はありません。適宜「どうして?」など質問を入れながら、子どもに「問題の解き方を教えて」もらいます。

子どもは説明することで理解を深め、どこが曖昧なのかを理解し確認しようとします。また、論理的に説明する力をつけることもできます。

記述問題は何を問われているのかを理解する

理科の学力だけでなく、読解力と表現力を問われるのが記述問題です。最近では実験結果や現象の「理由」を述べるだけでなく、自分の「考え」を問う問題も多くなってきました。

記述問題で気を付けたいのが「何を問われているか」を理解することです。解答欄が大きい(たくさん文字を書かなければならない)と解答欄を埋めるのに熱中し過ぎてしまい、論点がずれたり問われていることと違う内容を書いてしまったりします。

問題分に提示されている「条件」「導き出した結論」「結論の理由」を明確にしてから記述に取り組むみましょう。書き終わった後は、問題の条件からずれていないかを必ず確認してください。

理科の単元ごとの克服法

 

理科でつまずきやすい単元の克服法について紹介します。

電気は直列と並列に注目!

電流や電圧は目に見えないので理解しにくい分野の1つです。公式を覚えても回路図が複雑になるとつまずいてしまう子が増えます。

多くの場合、どれほど回路図が複雑でも、並列回路と直列回路に注目して問題を解くことで、理解しやすくなります。

天体の動きは方角と日時をチェック

太陽、月、星の動きは地球の自転、公転と組み合わせて考えなければなりません。子どもによっては複雑と感じる場合もあるでしょう。

どんな図や条件で出されたとしても、南北東西をしっかり確認することから始めましょう。時間の計算をスムーズに行うために日ごろから午前・午後ではなく、24時間制で時刻を測る習慣をつけるのもおすすめです。

力学は分解して考える

バネ、浮力、てこ、滑車などは動きをイメージできず、複雑な図を見ただけ苦手意識を持ってしまう子どもも多いようです

しかし、中学受験で求められる力学の知識はそれほど多くありません。

複雑そうに見える図でも、1つ1つ分解して解いていきましょう。支点、力点、作用点を把握し、図に書き込むことで理解を進めることができます。

正しい対策で理科の苦手を克服し、中学受験を成功させよう!

 

中学受験で理科に苦戦する子は少なくありません。生物、地学、物理、化学と幅広い分野を理解しなければならないうえ、知識や計算能力に加えて読解力や表現力も持ち合わせていないと解けない問題もあります。

焦らずに基礎を身に着け、問題文の条件や何を問われているのかが理解できるようにしましょう。家庭学習だけでは克服が難しい場合はプロの手を借りるのもおすすめです。

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