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小学生が読書から得られる効果は何?本好きの子どもに育てるには?|まなびWeb

こんな方におすすめ

  • 小学生の子どもがあまり本を読まない
  • 読書から得られる効果について知りたい

小学生が「読書」によって得られる効果について紹介します。

自分で文字を追い、新しい知識を得たり考えたりする読書は、小学生の精神的な発達に良い影響をたくさん与えてくれる素晴らしい娯楽です。

読書によって子どもは広い世界を知り、豊かな人生を歩む力を得ていけるようになります。

小学生が読書で得られる効果とは?

動画やタブレットでも学ぶ機会はたくさんあります。その中で読書が小学生にもたらす効果とはなんでしょうか?

集中力が身に着く

動画は自身が何もしなくても動きや音で物事が自動的に進んでいきます。しかし、読書は自分で文字を追い、頭の中でそれを理解・想像していかなければなりません。読書は集中力を要する行為なのです。

読書の習慣がつくことで自然と集中力も養われていきます。集中力は今後の人生において、勉強を始めとする様々な場面でなくてはならないものです。

ただ、本を読み慣れていない子どもがいきなり「文字ばかり」の本に挑戦すると、集中力を養う前に本を嫌いになってしまうので、最初は短編や挿絵の多い本から読んでいきましょう。

高学年ならばライトノベルもおすすめです。軽い文体と今風の挿絵を楽しみながら無理なく文章を読むのに慣れていけます。

好奇心が育つ・知識がつく

本を読むとたくさんの知識が身につきます。歴史や科学、偉人、世界の国々、様々な職業……など、本を読むことで「引き出し」をたくさん作れるようになるのです。

また、辞書や図鑑を与えたりネット検索できる環境を用意してあげたりすると、分からない言葉や漢字などを自分で調べる習慣もつきやすいでしょう。

これらは直接的に学力向上に役立つだけではありません。知識は人から与えてもらうのを待つ類のモノではなく、「知りたいことや楽しいことを自分で探していくのだ」という意識が育てられます。

ニュースや時事などにも関心を持ちやすくなるでしょう。

ただ、読書で知識が身に着きますが、「役立つ知識を身に着ける」ことにこだわり過ぎないようにしましょう。

「ファンタジー小説よりも伝記を読んで欲しい」「もう高学年なのだから、挿絵がいっぱいの本は卒業して漢字の多い本を読んで欲しい」などという思いはグッと飲み込んでください。

人生はちょっとした興味が次の興味を呼び、やがて膨大な知識を得るようになったり、得た時にはくだらないと感じた知識が意外な場面で役に立ったり結びついたりするものです。

文章問題に強くなる

本を読み、文章の意味を素早く理解する力が身につくと、文章問題が解きやすくなります。

国語の長文問題を途中で飽きることなく読めるようになったり、算数の文章問題の出題の意図などを読み解くことが得意になったりするのです。

学年が上がるにつれ、問題文を読み解く文章読解力がないと、暗記した知識や計算能力は発揮できなくなっていきます。

小説があまり好きでない子は、クッキングや工作の本などがおすすめです。

文章を読んで実際に体を動かすことで、楽しみながら文章の意味を理解していく力が養えます。

文章を読み解く能力が身に着けば、徐々に長文も楽しめるようになるでしょう。

豊かな情緒・想像力の発達

本は「自分自身が体験したことのないでき事や世界」へと連れて行ってくれます。

未経験でも、遠い世界の話でも「こんな時、こんな風に考える人もいるんだ」「当たり前のように送っている生活は、こんな仕事をしている人に支えられているのか」「世界にはこんなことで困っている人がいるんだ」「もし、〇〇ができたら楽しいだろうな」などと知ったり考えたりできるようになるのです。

読書を通して広い世界や多様な価値観に触れれば、目先のことだけにとらわれず「もっと友達とうまくやるためにはどうしたらいいのかな?」「友達の機嫌が悪いのは何か理由があるのかもしれない」「自分の好きなものが他の人もそうだとは限らない」などと想像力が働き、適切な判断を下しやすくなります。

選択肢が広がる

子どもは読書を通じて世の中が広いことを知ることができます。

小学生は家庭と学校、それから少しの親戚づきあいや習い事くらいがほぼ世界の全てです。

経験値が低いので「〇〇でなければならない」「〇〇は〇〇であるべきだ」「普通は〇〇すべき」「〇〇なんて恥ずかしい」といった固定観念にとらわれてしまって、窮屈な思いをしている子が少なくありません。

本で「たくさんの生き方」に触れたり「憧れの存在」に出会ったりすると、困ったり悩んだりしたときに「我慢する」「諦める」以外の選択肢を選びやすくなります。

「生きにくいな」「もっと他の生き方をしたいな」と感じた時に、「どうしたらいいか」「誰にどうやって相談をするべきか」などを考えることができ、行動の背中を押してくれるでしょう。

将来進みたい道を見つけるきっかけにもなります。

語彙力の向上・コミュニケーション能力の向上

本を読むと語彙力が身につきます。

人の話を正しく理解し、自分の気持ちや考えを相手に細やかなニュアンスで伝えられるとコミュニケーションが楽です。

「分かってくれない!」というイライラを溜めにくくなるでしょう。

また、「この本面白いよ!」など、本を通して友達との仲を深める機会も増えます。家族で同じ本を楽しめば家庭での会話も増え、信頼関係や絆も深められるでしょう。

小学生の読書の効果は一朝一石には得られない

読書は小学生にさまざまな良い効果を及ぼしますが、それらはすぐに実感できるものではありません。

「今すぐ読書を役立てよう」と焦り過ぎると、親はイライラするし、子どもは読書嫌いになります。

読んで楽しい時点で効果あり!

「本を読んでいる時間が楽しかった」「会話のきっかけになった」などの実感が得られたのならば読書は既に十分に「役に立った」と言えます。

すぐに成績が向上したり思慮深くなったりすることを期待してしまうと、親子ともども疲弊してしまうので、肩の力を抜いてください。

まずは本を通じて「楽しい時間が過ごせた」それだけで十分です。

親も読書を楽しめばさらに効果的!

親がスマホをいじりながら「はい、本を読みなさーい」と言っても、子どもは「読書よりもスマホを触りたい」と思うものです。

親が率先して読書を楽しみ、子どもの見本になってください。

子どもと同じ本を読むのもおすすめです。

「〇〇のシーンが面白かったね」「〇〇が〇〇なんて知らなかったよ」などと感想を言い合えば親子間の距離も縮まるでしょう。シリーズ物の小説の続きを一緒に想像するのもおすすめです。

子どもが選んだ本を読めば、子どもが何に興味を持ち、どんな嗜好なのかが理解できます。「あなたの選んだ本、面白かったね」と言えば、子どもは「もっと面白い本をお母さんに紹介したい!」と積極的に本を読むようになります。

親側から子どもに読んで欲しい本があるのならば、まずは子どもがすすめる本を読みましょう。「親と同じものを楽しめる」と子どもが感じれば、親がすすめた本も抵抗感なく受け取ってくれます。

小学生にとって読書の効果は絶大!どんどん読もう!

読書は集中力や語彙力を養ってくれる上、広い世界に連れ出してくれる素晴らしいものです。

小学生が本を読む習慣を身に着けると、学力やコミュニケーション能力、想像力などの向上も望めます。

読書を習慣付けると成績アップも期待できますが、すぐに効果を実感できる類のものではありません。まずは「楽しい時間を過ごせた」という効果が重要です。

「読書とはこうあるべきだ」「読書を今すぐ役立てたい」と肩の力を入れすぎずに、親子で本に親しんでいきましょう。

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