こんなお悩み解決します
- 中学受験の願書用の写真をどこで撮ればいいか教えてほしい!
- 証明写真はいつ撮るのがベストか知りたい!
- miraicompass(ミライコンパス)の写真はどのようなものを使えばいいかわからない! など
中学受験の願書が届くと、いよいよ本格的かつ現実的に感じられます。
中学受験の願書は、届き次第なるべく早めに準備する必要がありますが、願書を準備するうえで重要な1つとして証明写真があります。
たかが写真1枚ですが、されど写真1枚です。
子どもの表情をきちんと写してあげることで、受験する学校側に好印象を抱かせることができます。
そこで今回は、中学受験の願書や受験票に使う証明写真の撮り方について紹介します。
近年は、オンライン出願(インターネット電子出願)のmiraicompass(ミライコンパス)も浸透してきています。
オンライン出願にも対応してご紹介します!
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中学受験用の証明写真の基本ポイントとは
まずは、中学受験の願書に貼る証明写真で気を付けるべき基本のポイントをご紹介します。
「本当にこれでいいのかな?」「もう一度撮り直そうかな?」などと不安にならなくて済むようにチェックしておきましょう。
写真の条件を調べる
受験する中学校によって写真の条件や詳細は異なります。
間違った条件で撮影していて「後で慌てて撮り直し!」とならないように、必ず事前にチェックしてください。
特に気を付けて見るポイントは、以下の通りです。
- 撮影の時期
- 写真サイズ
- 納品形式
- 背景色
撮影の時期
撮影の時期は「提出日の〇ヶ月以内」と定めている中学が多いです。
最も多いのは「提出日の3ヶ月以内」というところです。
秋から冬にかけて願書を提出することがほとんどなので、6年生は模試や学校説明会などの合間を縫って撮影をしましょう。
ポイント
帰国子女の受験等、早い方は10月頃から撮影が始まるので、注意しましょう。
ちなみに、miraicompass(ミライコンパス)の場合は「提出日の3ヶ月以内」です。
写真サイズ
写真サイズは中学校によって異なります。
一般的な証明写真のサイズである3cm×4cmのことがほとんどですが、念のため確認しましょう。
納品形式
元の写真データが手元あると、受験校に合わせた対応が楽です。
焼き増しが必要な場合も手軽に印刷できるので、データで持っておきましょう。
また、使用する場面(紙またはWEB)に合わせた納品形式で依頼するようにしましょう。
背景色
背景色は、中学校からの指定がない場合、グレーや水色などが一般的です。
白背景だと、白い服を着た時に背景と同化してしまうので、避けるようにしましょう。
なるべく紺や黒などの濃い色の上着を着て撮影すると肩筋のラインがきれいに出るのでおすすめです。
必要な枚数を決める
撮影する前に、必要な証明写真の枚数を決めます。
枚数は、受験する学校の数によって人それぞれですが、余裕をもって余分に印刷しておくことをおすすめします。
具体的な目安としては、受験することを想定している学校数+5枚程度がおすすめです。
願書を書き損じてしまったり、急に証明写真が必要になったりするケースも少なくありません。
卒業や入学のタイミングなので、余った証明写真が別の場面や機会で利用できることもあるので、多めに持ってゆとりを持つようにしましょう。
ポイント
印刷する証明写真の枚数は、受験する学校数+5枚程度を目安にしましょう!
服装を準備する
男の子の場合
白色のYシャツ、ボタンシャツ、ポロシャツが基本です。
シャツの上にグレーや紺色のセーターやベスト、またはオーソドックスな色のブレザーを着用してネクタイをしめるとよりフォーマルな印象を与えられます。
背景色との区切りがはっきりするので、写真の締まりを出す効果もあります。
女の子の場合
白いブラウスにグレーや紺色のセーター、カーディガン、ベストなどの着用をしましょう。
オーソドックスな色のブレザーもフォーマル感を演出できます。胸元にリボンを付ける場合は派手でないものがおすすめです。
スタジオなどを利用すると衣装を借りることもできますが、受験写真で推奨される服装は面接や小学校の卒業式にもふさわしい服装なので撮影を機に購入することも検討してみましょう。
メモ
避けたいのがTシャツ、タートルネック、シワのある服です。
Tシャツやタートルネックは、カジュアルすぎます。
シワがある服はフラッシュによってシワが悪目立ちしてしまいます。
また、メガネを普段から着用している子は、かけたまま撮影しましょう。
その際にレンズの曇りや汚れはきれいに拭いてから行うことをおすすめします。
髪型を整える
髪型は、すっきりとさせるのが基本です。
ボサボサなのはもちろん、前髪で表情が見えない程顔にかかってしまっているのも良くありません。
耳が全く見えないと暗くてだらしない印象を与えてしまいます。
男の子の場合
一般的に茶髪やパーマがかかった髪型は、厳しい進学校などでは不合格になる学校もあるそうです。
髪は耳にかけず、前髪は目にかかっていないことの二つは、最低条件です。
前髪は眉上が理想でしょう。
後髪も詰め襟やブレザーの襟にかからないように刈り上げが理想です。
女の子の場合
女の子の場合も、茶髪やパーマがかかった髪型は辞めましょう。派手なヘアアクセはせず、シンプルなヘアピンとヘアゴムが好印象です。
前髪をおろす場合は目にかからない長さにするか、ピンでとめて顔がしっかり出るようにしましょう。
髪が長いけれどおくれ毛が目立つ子は、1つ結びよりもハーフアップがおすすめです。
髪が顔にかかると暗い印象に見えてしまうので、注意が必要です。
中学受験用の証明写真を撮る場所とは
受験写真の撮影方法はスタジオ・写真館でプロによる撮影、証明写真機の利用、自宅での撮影などがあります。
それぞれのコツや注意点について知っておきましょう。
一番のおすすめは、スタジオや写真館の利用です。
スタジオ・写真館
スタジオや写真館を利用すれば、プロの手によってきれいな写真が撮れます。
証明写真に慣れていない小学生に的確な指示を与え、見栄えの良い姿勢や表情を引き出してくれるでしょう。
基本的には、撮り直しも何度でもできます。
さらに、指定の大きさに加工したりレタッチをしたりなども可能です。
受験写真で有名なスタジオの場合は好印象の写真を撮影するノウハウはもちろん、ナイーブな受験生の気持ちに寄り添ったり社を上げた合格祈願をしたりするところもあるほどです。
ただし、他の撮影方法に比べてお金がかかります。
枚数やプランによっても異なりますが、数千円から数万円くらい必要です。
中学受験にかかる必要経費と思って割り切り、合格のために出費する価値はあります。
ヘアセットのオプションや衣装を用意しているところも多く、事前準備がほとんど不要な場合もあります。
証明写真機
証明写真機は1,000円程度で済み、撮影から印刷まで10分程度で完了します。
手軽に済ませられるのがメリットです。
しかし、スタジオ撮影とは違い、服や髪型は自力で整えておく必要があります。
写真の大きさもあらかじめ決まっているので必要に応じて自宅で切ったり加工したりする必要があります。
印刷だけでなく、データも取得するようにしましょう。
証明写真機を利用する場合、中に入ったらストロボの位置を確認してください。荷物を置いて光をさえぎってしまわないようにしましょう。
スタジオ撮影とは違い、細やかなレタッチはできませんが、肌色修正機能を使うだけでも印象の良い仕上がりになります。
自宅で撮影
証明写真用のスマホアプリを活用したり所持しているカメラを使用したりすれば、自宅でも受験写真が撮影できます。
リラックスして撮影できるのがメリットです。
自宅で撮影するときには照明に注意してください。
部屋の照明が適しておらず、顔に変な影がかかってしまう場合も少なくないので、最低限の準備は必須です。
修正・加工は素人が行うと不自然になってしまいがちなので、気を付けてください。
ほとんどお金はかかりませんが、クオリティは一番低くなってしまうので、避けることをおすすめします。
中学受験用の証明写真を撮るベストタイミングとは
願書を提出する3ヶ月前までに撮影しておきましょう。
この時期は中学受験だけではなく高校受験や大学受験などの証明写真シーズンでもあります。
なかなか予約を取ることが難しくなるので、撮影したい日にちの1ヶ月ほど前に予約をするようにしましょう。
24時間インターネットで予約できる場所も増えてきたので、気軽に申し込むといいでしょう。
miraicompass(ミライコンパス)を利用した出願の場合
miraicompass(ミライコンパス)を利用する場合、元のデータさえあれば何度でも願書に利用できます。
そのため、印刷枚数も少なく(ミライコンパスでの出願のみの場合は印刷不要)済みます。
ただし、以下のような注意書きがあるので、よく募集要項を確認して下さい。
顔写真データの登録機能を使えるかどうかは、出願する学校によって異なりますので、募集要項や学校ホームページなどをあらかじめ確認してください。
まとめ
中学受験の願書用の証明写真は、予算に余裕があるのならばスタジオや写真館での撮影がおすすめです。
- 撮影の時期
- 写真サイズ
- 納品形式
- 背景色
以上のことに特に注意して、間違えのないように写真撮影を行いましょう。
たかが証明写真、されど証明写真なので、早めにゆとりを持ち、しっかりとしたものを撮影してあげましょう。
試験官に好印象を抱いてもらう証明写真の参考になれば幸いです。