こんな方におすすめ
- 塾の宿題が多すぎて困っている
- 子どもが宿題を毎回きちんと終わらせていない
- どうしても宿題が終わらない時の対処法を教えてほしい
中学受験対策として子どもを進学塾に通わせている方は、多くいらっしゃいます。
中学受験のことは「すべて塾におまかせ」とできればいいのですが、なかなかそうもいかないのが現状です。
特に塾の宿題についての悩みは多いです。
塾の宿題が多すぎて、子どもが終わらせられなかったり、学校の宿題がおろそかになっている家庭も少なくありません。
また、塾の宿題が原因で子どもを叱ったり、子どものモチベーションが下がってしまうこともあります。
そこで今回は、塾の宿題が終わらなくて困っている場合の対処方法をご紹介します。
まずは塾の宿題が終わらない原因を突き止めて、原因に応じた対処をしましょう。
塾の宿題に困っている方は、ぜひ参考にしてください。
参考
塾の宿題が「終わらない」ではなく、子どもが「やらない」という場合にはこちらの記事を参考にしてみてください。
中学受験をする子どもが塾の宿題をやらない時の対処法や予防策とは?
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塾の宿題が終わらない原因とは
塾の宿題が終わらない場合は、まずは正確に原因を突き止めることが大切です。
塾の宿題が終わらない原因例
宿題の量が多すぎる/難易度が難しすぎる/時間を上手に使えていない/わからない問題で長時間止まってしまう などの原因が考えられます。
原因に応じて対処方法も異なるため、原因をしっかりと突き止めて、適切な対処方法を行うことを心がけましょう。
「子どもが宿題にきちんと取り組んでいるにもかかわらず、塾の宿題が終わらない」という場合は、子どもにきちんとヒアリングをして原因を突き止めましょう。
塾は意図的に宿題を多くしている場合があります。
ある母親が塾に「なぜ宿題がこんなに多いのか」と聞いてみると、反復勉強で学習内容を身に付けるためと、時間にゆとりがあると、勉強以外のものに時間を使ってしまうので暇な時間がないように出している、との答えが返ってきたそうです。
宿題が多く、がんばってみたけれど改善しない場合は、思い切って塾に相談してみましょう。
宿題の量は全体に対して決められているので、量を減らしたり子どもに合ったものにカスタマイズしてくれたりするところもあります。
塾の宿題が終わらない時の対処方法
塾の宿題が終わらない原因は、主に以下の3パターンです。
- 宿題の量が多すぎる
- 宿題の難易度が難しすぎる
- 子どもが時間を上手に使えていない
それぞれの場合の対処方法を解説します。
宿題の量が多すぎる場合の対処方法
塾の宿題が多い場合は、まず第一に塾の先生に相談をしてください。
一昔前は膨大な宿題を課す塾が多かったですが、近年は一時期に比べると減っています。
まずは塾の先生に宿題が終わっていない事実を伝えましょう。
その上で、「なぜ宿題の量が多いのか」や「宿題の量が適切なのか」を聞いてみましょう。
塾の先生なりの意図やねらいがあってのことかもしれません。
もしくは、授業中に子どもが進めるべきところを進めておらず、仕方なく宿題になっているのかもしれません。
授業中の様子を聞き、家庭での様子を共有するとより有益になるのでおすすめです。
次に行うべきなのは、塾の宿題に優先順位をつけることです。
保護者が優先順位の判断をつけられない場合は、塾の先生に聞いてみましょう。
そして、優先順位をつけたら、優先度の高いものから取り掛かるように指導しましょう。
もし時間内に宿題が終わらなかったら、そこで終了にしましょう。
大手進学塾の早稲田アカデミーでは、各教科ごとに家庭学習の時間目安が設けられており、講師によって宿題の量に差が出ないようにしています。
小学5年生、小学6年生の場合、例えば国語の場合は1時間程度の宿題を出すようになっているようです。
漢字の練習と文章題2.3題という場合もあるようで、それほど多くはないといいます。
通常授業
宿題が難しすぎる場合の対処方法
塾の宿題は、学校の宿題に比べて難易度が高い傾向にあります。
一般的に集団指導の塾の宿題レベルは、クラスのレベルによって決まっています。
明らかに子どものレベルに合っていないと感じた場合は、塾の先生に正直に相談してみましょう。
授業の内容も難しいという場合は、クラスの変更を交渉してみた方がいいです。
ただし、塾側の都合もあるので、一概に受け入れてくれるというわけではありません。
相談しても対処できない場合は、子どものレベルに合った塾や個別指導の塾を探してみましょう。
宿題に時間を上手に使えていない場合の対処方法
子どもの集中時間は短く、たったの15分だと言われています。
宿題をしようと机に向かっていても、集中力が欠け、だらだらと時間だけがたって宿題が終わらない場合があります。
この場合は、勉強のスケジュールをしっかりとたて、決まった時間にだけ宿題をするようにします。
決まった時間が経過したら宿題は切り上げて、できなかった分はそのまま提出します。
塾に宿題を未完成のまま提出することが恥ずかしかったり嫌だったりすると、集中力が増して時間内に終わらせることができるようになります。
時間を上手に使って取り組んでも終わらない場合は、量が多すぎる可能性が高いので、塾に相談しましょう。
その他の対処方法
上記の対処方法以外で有効な対処方法をご紹介します。
塾に入ってすぐなら慣れるまでは頑張る
塾に入ってすぐは、学校と塾の両立、宿題の両立で慣れるまで大変です。
塾の宿題がとても多く感じますが、基本的にはこなせないと、塾に通いながら中学受験をやり遂げることは難しいです。
無理だとすぐに諦めずに、宿題の内容には少々目をつぶってでも、慣れるまでは頑張ってみてください。
子どもに内容を確認してみる
塾の先生は、「ここは余裕があったらやってきてね」などの指示付きで出している場合が多いですが、子どもは注意が足りておらず、全員に出された宿題だと思い込んでいることがあります。
「あまりにも量がおかしい」と思った時には、子どもによく確認してみてください。
子どもの答えがあやふやな場合は、塾に問い合わせてみましょう。
まとめ
受験対策のための塾は、宿題を多く出すところが多いです。
入塾当初は驚くかもしれませんが、受験勉強をする量や時間の増加に慣れるまでは、根気強く頑張ってみましょう。
優先順位の付け方を学んだり、スケジュールの立て方を身に付けたりできます。
どうしても多すぎる場合は、早めに塾の先生に相談しましょう。
ほとんどのところは、快く対応してくれるはずです。