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【中学受験】偏差値が上がらない理由は?焦って志望校を変えるのはもったいない!

偏差値

こんな方におすすめ

  • なぜ偏差値が上がらないのか知りたい
  • 偏差値を上げるための勉強法を知りたい
  • 偏差値を上げるために保護者がすべきことを知りたい

中学受験に向けた勉強をしていく中でスムーズに偏差値が上がる人がいれば、思うように偏差値が上がらず悩んでいる人もいるでしょう。

ただ、中学受験における偏差値は低く算出されがちです。

中々偏差値が上がらないからといって、焦って志望校を変えるのはもったいないです。

そこで本記事では、中学受験の偏差値が上がらない理由から、偏差値が上がらない子の特徴や保護者が注意すべきことについて解説いたします。

偏差値が伸びず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

中学受験の偏差値が上がらない理由

中学受験 偏差値

中学受験において「なかなか偏差値が上がらない」という悩みを抱えたことはないでしょうか。

それはお子様の勉強が上手くいっていないのが原因ではなく、実はそのほかの要因のせいで上がっていない可能性もあります。

それでは、中学受験でなかなか偏差値が上がらない主な理由について紹介していきます。

他の子も勉強しているから

まず前提として、偏差値は模試受験者全体の中の位置を示すものであり、当然ほかの子も同じように勉強していたら中央値が上がります。

いかにお子様が頑張っていようとも、ほかの受験者の成績次第でなかなか偏差値が上がらないというケースが起こってしまうのです。

そのため、もし勉強をしていてもなかなか偏差値が上がらないということが起こっても、単純に勉強量が足りてないと判断するのはお子様の負担を増やすだけになってしまいます。

「他の子も同じように頑張っているから仕方ない」と考えた方がプレッシャーも少しは和らぐでしょう。

偏差値そのものが上がっているから

もう一つの理由として挙げられるのが、中学受験は高校受験の時に比べて偏差値が低く出やすいという点です。

一般的に高校受験はほとんどの人が行い、中学受験は一部の人が行います。

高校受験の場合は塾に通っている人も通っていない人も母数に含まれますが、中学受験の場合は受験者のほとんどが塾に通っているため、偏差値の中央値が上がりやすいのです。

そのため、中学受験は高校受験の偏差値にプラス10~15ほどが目安とされており、中学受験の偏差値「50」は高校受験における偏差値の「65」に相当するとされています。

つまり、中学受験で偏差値が50を超えているお子様は非常に優秀だということがわかります。

中学受験の偏差値が上がらない子の特徴

中学受験において偏差値がなかなか上がらない理由を解説しました。

しかし、勉強の仕方やモチベーションなどから偏差値が上がらないということも考えられます。

基礎ができていない

勉強において基礎ができているかいないかでは学力の向上に大きな影響が出てしまいます。

基礎が身についていないと問題の本質も理解できず、応用問題を解くことができないというケースが多くなってしまうのです。

たとえば、国語の長文読解や算数の計算問題などでは、基礎を理解していない状態でなんとなく正解できたとしても、また同じような問題が出た際に正解できるとは限りません。

中学受験のモチベーションが低い

子供の学力を上げる際にモチベーションは非常に重要な要素となります。

いかに勉強量を増やしても勉強をする子供自身のモチベーションが低ければ、勉強が身に入らず偏差値は上がりにくくなってしまいます。

そのため、モチベーションが低い状態で勉強量を多くするよりも、モチベーションが高い状態で短時間に集中して勉強をする方が効率の良い学習になるといえるでしょう。

学校や塾で習ったことを復習していない

中学受験をする子供の多くは学校の授業だけでなく、塾に通ったり通信で授業を受けているケースがほとんどです。

しかし、いかに学校や塾の授業をしっかりと聞いていようと、一回聞いて覚えらえる子供はなかなかいません。

学力が高い子供の多くは学校や塾で習ったことをその日に復習し、その日に習ったことはその日に理解するという習慣を身に付けているのです。

それに対してなかなか偏差値が上がらない子供は、習ったことを復習する習慣がなく、一度習ったことでもすぐには理解しきれていないケースが多くあります。

一度授業で聞いた内容を忘れてから、もう一度覚えようとすると余計に時間がかかってしまいます。

親からのプレッシャーが強くかかっている

偏差値がなかなか上がらない理由は何も子供だけに要因があるとは限らず、親御さんにも要因がある可能性があります。

その代表的な例が「親から子供へ与えるプレッシャー」です。

中学受験は子供自身のために行うものですが、中には子供自身より親御さんの方が中学受験に対して熱心であり、子供へプレッシャーを与えてしまうケースがあります。

そんな時、子供は「自分のために勉強をする」というよりも「親が求めているから勉強をする」という感覚に陥ってしまい、勉強に身が入らなくなってしまうこともあるのです。

そのため、子供の偏差値がなかなか上がらなくなってしまった際は、親からのプレッシャーをかけ過ぎていないか気にしてみると良いでしょう。

中学受験の偏差値を上げるための勉強法

中学受験

偏差値が上がらないという状態に陥ってしまった場合は、一度勉強法を振り返ってみることが大切です。

そして、より効果的な学習方法としては次の通りです。

答えを覚えるのではなく、答えの導き方を覚える

偏差値向上のカギとなるのが基礎を身に付けるという点です。

基礎を身に付けなければ応用問題に対応できなくなってしまい、ただ単に答えを覚えるだけになってしまいます。

そのため、徹底的に基礎を身に付けて答えを覚えるのではなく答えの導き方を覚えることで、どんな応用問題でも対応できるようになり、偏差値の向上につながるのです。

例えば、算数の公式でも単純に公式を覚えるだけではなく、なぜそのような公式になるのかまで理解できると、おのずと応用問題まで解けるようになってくるでしょう。

復習を欠かさない

先述したように、学力が高い子供は学校や塾で学んだことを復習する習慣があり、その日に習ったことはその日のうちに理解しています。

そのため、復習をする習慣がついていない場合は、学校や塾で習ったことを必ずその日に復習して理解できるように習慣づけましょう

優先順位を決める

「これもやらないと、あれもやらないと」とやるべきことが多いと、結局どれも中途半端になってしまいます。

ダラダラと長時間勉強するのではなく、優先順位を決めて、短時間で集中して勉強するようにしましょう。

また、優先順位は子供一人で判断するのは難しいので、保護者の方と一緒に話し合いましょう。

偏差値を上げるために保護者がすべきこと

最後は、子供の偏差値を上げるために保護者の方ができることについて解説していきます。

やる気が出る声かけをする

勉強を効率良く行い、偏差値を上げるためには子供のモチベーション維持が必要不可欠であり、親御さんが子供のモチベーション管理をするのも重要なことです。

そのため、時には子供がモチベーションを落とさないように褒めたり、やる気が出る声かけをするといいでしょう。

子供と親の熱量を合わせる

中学受験で失敗してしまう例として、親子で中学受験への想いの強さに差があるまま進めてしまうケースが挙げられます。

子供よりも親御さんの方が受験に対する想いが強いまま進めてしまうと、子供へのプレッシャーが強くなってしまったり、家族内でのトラブルにも繋がりかねません。

そのため、常に子供の中学受験への想いを読み取り、親子で熱量の差が大きくなり過ぎないようにすると良いでしょう。

親も頑張っている姿を見せる

中学受験をするのはあくまで子供ですが、子供が自分一人で勉強していると思うような環境だと孤独を感じてしまう可能性もあります

そのため、子供が勉強をするための環境作りやルールを一緒に考えたり、一緒に問題を考えてあげたりと親子で中学受験に向けた取り組みをしているという姿を見せてあげると良いでしょう。

偏差値が上下する本質を知ろう

今回は中学受験における偏差値について、なかなか偏差値が上がらない理由や親御さんが注意すべき点について解説してきました。

中学受験と高校受験では偏差値における考え方が少し異なっており、偏差値が上がらないからといって焦る必要はありません。

ただし、偏差値がなかなか上がらない子は間違った勉強の仕方をしていたり、偏差値が上がりづらい家庭環境になっている可能性もあります。

中学受験は子供だけに任せるのではなく、親子で成功させる意識を強めることで、より受験に成功する確率が高くなるといえるでしょう。

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