こんな方におすすめ
- 公立中高一貫を知る会とはどのような会なのか教えてほしい
- 公立中高一貫を知る会に実際に行ってみた人の感想が知りたい
「公立中高一貫を知る会」というものをご存じですか?
この会は、簡単に言うと複数の公立中高一貫校の学校説明会を同時に受けることができるイベントです。
この記事では、公立中高一貫を知る会とはどんな会なのか、行った方がいいのかなどを中心に、公立中高一貫を知る会について詳しく解説します。
併せて、公立中高一貫を知る会に出席したことがある保護者の体験談も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
参考
公立中高一貫校対策におすすめの銀本についてはこちらの記事で解説しています。
【公立中高一貫校対策】銀本とは?銀本の意義や使い方を詳しく解説!
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中高一貫校のメリットや特徴についてはこちらの記事で解説しています。
中学受験で人気の『中高一貫校』そのメリットや特徴とは|まなびWeb
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「公立中高一貫を知る会」とは
公立中高一貫を知る会とは、東京都にある11の公立中高一貫校の中の、5つの学校が、小学校5~6年生とその保護者を対象として、学校説明や個別相談などを合同で行うイベントです。
参加している5つの学校
参加している5つの学校は、以下の通りです。
- 東京都立白鷗高等学校附属中学校
- 東京都立両国高等学校附属中学校
- 東京都立小石川中等教育学校
- 東京都立桜修館中等教育学校
- 千代田区立九段中等教育学校
イベント内容
公立中高一貫を知る会は、東京都立白鷗高等学校 西校舎で行われています。
8:45から12:15まで行われる午前の部と、12:45から16:15まで行われる午後の部があり、それぞれ定員は2,000名です。
受付は、午前の部が9:00から12:15までで、午後の部は12:45から15:30までとなっており、どちらかの部に申し込むことができます。
イベントの主な内容は、以下の通りです。
- 各校長によるパネルディスカッション
- 各校の学校説明
- 各校の生徒による学校紹介
- 各校の職員による個別指導
最新情報は、東京都立白鷗高等学校・附属中学校の公式Webサイトにて公開されるので、興味がある方、申し込みをする方はチェックしておきましょう。
公式Webサイト | 公式Webサイト |
地図 |
応募方法
応募は、東京都立白鷗高等学校・附属中学校公式Webサイト上で行います。
先着順なので、確実に出席したい場合は、早めに申し込みましょう。
初めて応募する場合には、「東京共同電子申請・届出サービス」に登録することが必須です。
東京共同電子申請・届出サービスは、東京都立白鷗高等学校・附属中学校が行っているものではないので、不明点や操作方法などは、学校ではなく東京共同電子申請・届出サービスに問い合わせてください。
問い合わせ先 | 0120-03-0664 (8:30~18:00(土・日・祝日を除く)) |
なお、令和3年の公立中高一貫を知る会は、コロナ禍のためどうなるのか決まっていません。
決定次第ホームページで発表されるので、チェックしておいてください。
会場の住所とアクセス
公立中高一貫を知る会の会場である、東京都立白鷗高等学校 ・西校舎の住所とアクセスは、以下の通り。住所
住所 | 東京都台東区元浅草1ー6ー22 |
アクセス | ・都営地下鉄大江戸線・つくばEX新御徒町駅A2出口下車・・・ 徒歩5分 ・東京メトロ銀座線・稲荷町駅2・3出口下車 ・・・徒歩6分 ・東京メトロ日比谷線・仲御徒町駅3出口下車 ・・・徒歩9分 ・JR山手線・御徒町駅北口下車・・・ 徒歩10分 ・JR・東京メトロ・上野駅浅草口下車 徒歩15分 |
「公立中高一貫を知る会」体験者の話
公立中高一貫を知る会の概要はお伝えしましたが、どういう感じなのかがピンと来なかった、という方のために、実際に公立中高一貫を知る会に行った保護者の方の体験談より、情報をピックアップして紹介します。
2019年に参加したAさん(女性):志望校/東京都立小石川中等教育学校
Aさんは、小石川中等教育学校志望の息子さんと2人で参加されています。
午前の部で9時前には到着しましたが、すでにかなりの人が到着済みで、校門前には早稲田アカデミーや栄光ゼミナールなどをはじめとする進学塾がパンフレットを配布していたのに驚かれています。
会場では、小石川の生徒に宿題の量を尋ねたり、個別相談で合格する子どもの報告書の点数はどれくらいなのかを尋ねたりしています。
ちなみに、小石川に合格する子どもの報告書は満点に近いものが必要となる、との答えをもらい、勉強だけでなく日頃の生活態度も重要なことを再認識していました。
受験する子どもに対するアドバイスを求めたところ、友だちに得意科目(Aさんの息子は算数と理科)を学校の友だちにわかりやすくおしえたり、興味があることはどんどん調べたりすると良い、との答えをもらっています。
帰り道では、親も子どももあらためて小石川への受験を希望することを再確認したそうです。
2019年に参加したBさん(男性):志望校/未定
同じく2019年に参加したBさんは、息子さんと参加。
まだ、志望校をはっきりと1つに絞ってはいないため、全部の学校の情報をまんべんなく調べました。
小石川の外国語教育のレベルの高さに驚き、九段では資料はきれいだったが話者の話が聞き取りにくく、情報があまり入らなかったことにがっかりされています。
息子さんはなんとなく両国が気になっていたのですが、5つの学校の中で両国のプレゼンが一番内容が悪かったと、親子で評価を下げています。
反対に、元女子高なのでほとんど視野に入っていなかった白鷗のプレゼンが素晴らしく、親も子どもも小石川か白鷗の2択にする?と思ったほど評価が上がっています。
パネルディスカッションと生徒の発表がとくに良かったと感じ、子どもがかなり影響を受けたため、来年ももう一度行こうと決めています。
「公立中高一貫を知る会」に参加する際の注意点
公立中高一貫を知る会に参加する場合には、次の4つの点に注意が必要です。
参加できる保護者は1人のみ
公立中高一貫を知る会に参加できる保護者の数は、1人のみです。
従って、夫婦や祖父母などと連れだって参加はできません。
校舎間違いに気を付ける
公立中高一貫を知る会が行われている東京都立白鷗高等学校は、校舎が2つあります。
どちらかで行われるので、案内をよく確認して間違えないようにしてください。
学校説明の内容は同じ
各学校の説明は3回行われますが、内容は同じなので何回も聞く必要はありません。
できるだけ多くの学校の説明を聞いて、比較検討することをおすすめします。
服装や持ち物は自由
公立中高一貫を知る会に参加する際の服装に決まりはありません。
常識の範囲内で、チョイスしましょう。
また、絶対に必要な持ち物もありません。
前述のBさんは、スリッパを忘れて行きましたが、学校側でスリッパやビニール袋が用意されてました。
校門前でのパンフレットには、消しゴムやおまけが入っていることも多いので、エコバッグなどを持参しておくとあわてずにすみます。
まとめ
公立中高一貫を知る会は、東京都内の5つの公立中高一貫校の紹介を一度に受けることができるイベントです。
各学校の校長、職員、生徒が参加するため、ホームページなどではわかりにくいリアルな話を聞くことができます。
また、5つの学校の説明を比較できるので、各校のカラーが良くわかるのも大きなポイントです。
実際に参加した子どもの志望校が変わることもあるため、ぜひ参加してみることをおすすめします。
申し込みは先着順なので、希望する場合は早めに申し込みましょう。