こんな方におすすめ
- 夏休みの計画をきちんとさせたい
- 中学受験合格のためにスケジュールを立てられるようになってほしい
- 夏休み用のスケジュールテンプレートがほしい
中学受験をする6年生の夏休みのことを「受験の天王山」というのはご存知でしょうか?
この言葉の通り、夏休みの期間をどう過ごしたかで、中学受験の合否は大きく左右されます。
なぜなら、小学生全員に均等に40日間という長期休暇が与えられるのが夏休みだからです。
毎日何もしないで過ごせば勉強時間は0時間ですが、1日10時間行えば40日間で400時間になります。
つまり最大400時間程度の勉強時間の差が生まれてしまうのです。
そこで今回は、計画的に夏休みを過ごして中学受験を制するために、小学生の夏休みを対象として夏休みの計画の立て方をご紹介します。
さらに、40日間分のスケジュールテンプレートもあるので、印刷してすぐ計画を立てられます。
ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
各学年の年間スケジュールは、以下の記事で紹介していますので、同時に参考にしてください。
中学受験をする4年生の年間スケジュールは以下の記事で解説しています。
【年間スケジュール】中学受験をする小学4年生の過ごし方を解説!
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中学受験をする5年生の年間スケジュールは以下の記事で解説しています。
【年間スケジュール】中学受験をする小学5年生の過ごし方を解説!
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中学受験をする6年生の年間スケジュールは以下の記事で解説しています。
【年間スケジュール】中学受験をする小学6年生の過ごし方を解説!
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夏休みの重要性
中学受験対策において各学年の夏休みは非常に重要な位置づけです。
特に受験生である小学6年生の夏休みは「受験の天王山」と呼ばれるほどです。
夏休みが重要である第一の理由は、前期の総復習をすることで、既習範囲をしっかりと定着させることができるからです。
さらに、時間的なゆとりがあるので、予習をしたり志望校の過去問題に取り組んだりすることもできます。
つまり、復習から発展まで幅広く対策ができる期間が夏休みなので、非常に重要なのです。
ただし、追い込みすぎると子どもの学習意欲は下がってしまいます。
特に塾に通っていると、親は塾での様子がわからないため、自宅での様子をもとに声かけをしがちですが、塾で相当な時間数を勉強をしています。
あくまでも子どもと対話しながら、子どもの様子を見ながら声かけするようにしましょう。
夏休みのスケジュールテンプレート
夏休みのスケジュールテンプレートは、以下のリンクからダウンロードできます(PDF/Excelファイル)。
印刷はA3サイズ推奨です。
夏休みのスケジュールの立て方とは
夏休みのスケジュールは細かく決めすぎないようにしましょう。
30分刻みなどでやることを決めてしまうと、達成できなかった時に修正がきかなくなってきまいます。
そのため、1時間30分を1クールとして、やるべきことを決めましょう。
「塾」や「過去問題集」、「国語参考書p○○~○○」程度の計画で構いません。
スケジュールを立てることがメインではないので、早くスケジュールを立てて実行することを意識しましょう。
また、計画通りに実行出来たら、該当の箇所を赤鉛筆等で×を付けましょう。
達成感が感じられることと、未達成のタスクを把握できることがメリットです。
夏休みの勉強時間とは
中学受験をする小学生、特に難関校を志望する場合は、各学年以下の時間数が夏休みの勉強時間として必要になってきます。
学年 | 総時間数 | 1日当たりの平均時間数 |
小学4年生 | 150~200時間 | 4~5時間 |
小学5年生 | 180~230時間 | 4.5~6時間 |
小学6年生 | 300~400時間 | 7~10時間 |
夏休みは大体40日間あるので、計画的に勉強を行わないと必要な勉強時間数が確保できなくなってしまいます。
受験学年であり、入試まで半年の小学6年生は1日最低でも7時間は勉強する必要があります。
中学受験をする小学6年生の年間スケジュールはこちらの記事で解説しています。
【年間スケジュール】中学受験をする小学6年生の過ごし方を解説!
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難関校ではなく、中堅校を目指す場合は、以下の時間数を参考にしてください。
学年 | 総時間数 | 1日当たりの平均時間数 |
小学4年生 | 120~180時間 | 3~4.5時間 |
小学5年生 | 150~200時間 | 4~5時間 |
小学6年生 | 260~360時間 | 6~9時間 |
中堅校と言えども過去問の対策などに費やす時間は難関校と変わらないので、大幅に勉強時間が変わることはありません。
どの学年も難関校を志望する子に比べて1日約1時間、勉強時間が短い程度にとどまります。
中堅校についてはこちらの記事で解説しています。
【中学受験】中堅校の魅力や特徴をご紹介!偏差値だけで判断するのは損!
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【学年別】夏休みのスケジュール例
中学受験を視野に入れている小学6年生のスケジュール例をご紹介します。
5.6年生になると毎日のように夏期講習があるので、メインは塾と塾の宿題になります。
通常の授業同様、夏季講習でも宿題は出されるので、塾から帰ったらすぐ宿題をやる必要があります。
そのため、夏季講習の授業がある日は塾に関することだけでいっぱいいっぱになるので、学校の宿題までは手が回りません。
夏季講習中の塾の宿題は、必ず出された当日に行うようにしましょう。
お盆の期間は、1日中塾ということもないので、学校の宿題を終わらせるようにしましょう。
5.6年生であれば受験を本格的に見据えなければならない時期なので、旅行に行く時間はあまりとれません。
ただし、自由研究や受験勉強の知識を付ける目的で、歴史的な名所に行ったり観光地に行ったりするのは多少ならいいでしょう。
たまには息抜きも大切です。
学校の宿題は、8月20日までに終わるように計画立てて行う必要があります。
まとめ
夏休みの期間をどう過ごしたかで、中学受験の合否は大きく左右されます。
それは、小学生全員に均等に40日間という長期休暇が与えられるのが夏休みだからです。
中学受験をしない周りの子と比べるとハードでかわいそうに思えるかもしれませんが、この夏休みを乗り越えた先にある中学受験合格を信じて応援してあげましょう。
家族のサポートも必要になってくるので、家族一丸となってこの夏を乗り切りましょう。
スケジュールのテンプレートは、以下からダウンロードしてください。