生活

子どもにおすすめのお手伝いを5分野に分けて紹介!小学校低学年向け

こんな方におすすめ

  • 小学校低学年におすすめのお手伝いが知りたい

 

 

小学校低学年の子どもにおすすめのお手伝いを紹介します。小学校低学年の子にはどれくらいの難易度のお手伝いをしているのか、他の家の子はどんなことを任されているのか気になりますよね。

キッズデザイン製品開発支援事業(経済産業省)による子育て住宅調査のデータ」をもとに料理、食事の準備・片付け、収納・ゴミ捨て、掃除・洗濯、その他に分けて紹介します。

このデータはあくまで平均です。平均以上(以下)だから良い(悪い)というものではありません。「このお手伝い、そろそろ任せてみようかな?」「これはまだ難しいかしら?」といった悩みの参考に活用してください。

料理のお手伝い

  • 簡単な調理(こねる、混ぜる):75%の低学年が実践
  • 卵を割る:75%の低学年が実践
  • 野菜洗い:50%の低学年が実践
  • 野菜の下ごしらえ:50%の低学年が実践
  • お米とぎ:25%の低学年が実践
  • ご飯炊き:25%未満の低学年が実践
  • ご飯をよそう:50%の低学年が実践
  • 包丁を使う調理:50%の低学年が実践
  • ピーラーを使う:50%の低学年が実践
  • 火を使う:25%の低学年が実践

家事の中でも料理は低学年の子がダントツで「やってみたい!」と憧れるお手伝いです。

小学校低学年の半数以上が実践している料理のお手伝いはこねる・混ぜる・卵を割る・野菜洗い・野菜の下ごしらえ・ご飯をよそう、包丁を使う、ピーラーを使うといった作業になります。

実践している子が少ないお手伝いはお米とぎ・炊飯器の操作・火を使うなどの作業です。

小学校低学年は身長が低く、危険予測能力も未熟なので危険の少ない作業を任せている家庭が目立ちます。特に混ぜる・卵を割るなどは子どもに任せやすいおすすめ作業と言えるでしょう。

包丁はダイニングテーブルなどの身長に合った場所で切りやすい食材を選べば事故のリスクを下げられます。炊飯関係は難易度が高い上、失敗するとリカバリーが難しいので低学年の子にはまだ任せにくい分野です。

食事の準備・片付け

  • 食後の食器運び:75%の低学年が実践
  • テーブル拭き:75%の低学年が実践
  • お箸並べ:75%の低学年が実践
  • 配膳:75%の低学年が実践
  • 簡単な食器洗い:50%の低学年が実践
  • 食器洗い:25%の低学年が実践
  • 食器拭き・収納:25%の低学年が実践

食事の準備や片付けは難易度が低いので低学年でも多くの子ども活躍をしています。半数以上の子が実践しているお手伝いは食後の食器運び、テーブル拭き、箸並べ、配膳などです。給食当番として小学校でもお馴染みの作業なので安心して任せられるおすすめの分野になります。

配膳は熱い物や汁物だけ注意してあげてください。横着しようとする子には危なさを良く教えてあげましょう。テーブル拭きは布巾を濯ぐ・絞るまで出来るといいですね。

一方で低学年で実践しているのが少ないお手伝いは食器洗い・食器拭き・収納などです。難易度が高いだけでなく、身長が低いので物理的に難しいのも原因として考えられます。成長に合わせて自分のコップを濯ぐなど簡単なものからスタートしてみましょう。

収納・ゴミ捨て

  • 玩具の収納:75%の低学年が実践
  • ゴミ箱にゴミを入れる・ゴミ拾い:75%の低学年が実践
  • リサイクル分別を伴うゴミ捨て:50%の低学年が実践
  • ゴミ出し:25%の低学年が実践

収納・ゴミ捨ては小学校に上がる前から多くの家庭がお手伝いを実践しています。特におもちゃの収納やゴミ箱にゴミを入れるなどはお手伝いというよりはしつけの一貫や日常生活の一部として1~2歳くらいのころから取り入れやすい作業です。なかなか習慣付けられない場合は子どもへのアプローチ方法だけでなく、収納方法やゴミ箱の場所を見直してみましょう。

リサイクル分別は地域によって複雑さが違うのもあり、実施している家庭は半数程度です。ゴミ出しを実践している家庭は多くありません。ゴミが重い・カラス除けネットの扱いが難しい・集積所までが遠いなどの理由が考えられます。

掃除

  • 零したものを拭く:75%の低学年が実践
  • 簡単な拭き掃除:75%の低学年が実践
  • 拭き掃除(床・窓):50%の低学年が実践
  • 玄関の掃き掃除:25%の低学年が実践
  • 掃除機かけ:25%の低学年が実践
  • お風呂掃除:75%の低学年が実践

掃除のお手伝いで半数以上の小学校低学年の子が実践しているのは零したものを拭く・簡単な拭き掃除・拭き掃除・お風呂掃除になります。小学校に上がる前から自分の食べこぼしたものなどを拭いてきた子が多く見られます。一方で家全体を綺麗にする床掃除・窓ふきなどを実践している家庭は半数程度です。広範囲をやらせようとすると嫌がる子が多いので短時間でやり切れる場所を任せましょう。

また小学校入学を機にお風呂掃除デビューをする家庭が目立ちます。洗剤の扱い方などを教え、目に入らないように気を配ってあげましょう。夏場は水遊びのついでに張り切ってやってくれそうですね。

玄関の掃き掃除は難易度が高いせいか実践している家庭は少な目となっています。掃除機かけは掃除機の取りまわしが小学校低学年にとってまだ難しいかもしれません。

洗濯

  • タオルなどの洗濯物を畳む:75%の低学年が実践
  • 洗濯物を畳む・収納する:75%の低学年が実践
  • タオルなどの洗濯物を干す:50%の低学年が実践
  • 洗濯物全般を干す:25%の低学年が実践
  • 洗濯機で洗濯:25%未満の低学年が実践
  • 上履き洗い:50%の低学年が実践

洗濯はたたむ・収納などはタオル・ハンカチなど簡単なものからスタートし、自分の靴下や下着などを畳んで収納するように促していくのがおすすめです。上履きも漬け置き用洗剤を使えば低学年でも簡単に洗えます。

洗濯物を干すのはタオルなど簡単なものは実践している家庭も多くありますが、型崩れが心配なもの、シワに気を付けないものなどはまだ小学校低学年の子には任せにくいのでしょう。今後さらに全自動型洗濯機の普及が広がれば「洗濯物を干す」というお手伝いや家事自体がなくなることも予想されます。

洗濯機は扱いが難しい・表示に漢字が多い・失敗した時のダメージが大きいなどの理由で小学校低学年の子にはあまりおすすめできません。

洗濯のお手伝いはお手伝い以前に洗濯機に入れる前にポケットの中身を確認する、酷い汚れは申告するなどの「しつけ」も徹底していきましょう。

その他の低学年におすすめのお手伝いについて

  • 玄関の靴をそろえる:75%の低学年が実践
  • 新聞・郵便運び:75%の低学年が実践
  • カーテンの開け閉め:75%の低学年が実践
  • 花の水やり・草取り:50%の低学年が実践
  • タオルの交換:25~50%の低学年が実践
  • 布団敷き・たたみ:25%の低学年が実践
  • 1人でおつかい:25~50%の低学年が実践
  • 弟妹の世話:25%の低学年が実践
  • ペットの餌やり:25%の子低学年が実践
  • ペットの世話全般:25%以下の低学年が実践

家庭環境や家族構成などによって差が出やすい分野です。玄関の靴をそろえる、郵便受けや新聞受けをチェックするなどは入学前からやっている家庭が目立ちました。

家の立地にもよりますが小学校に上がり、1人で外を歩くのに慣れてくるとお使いを任せやすくなるでしょう。

ペットは種類にもよりますが、小学校低学年だとまだ一人で全て世話をするのは難しいようです。ペットを飼う時はどんな世話を子どもが担当できるかをよく吟味しましょう。

低学年は成長と家庭の事情に合わせてお手伝いをしてもらおう

今回紹介したのはあくまで「平均値」です。子どもの発達や家庭の事情によって出来るお手伝い・任せられるお手伝いは変わってきます。たくさんのお手伝いができるからエライ子・イイ子ではありません。頻度・質・量などが家庭や子どもの発達に合っているかどうかを重視しましょう。よその家庭と比べても意味はありません。

最初はできなくても、面倒がっていても繰り返し褒めたり声掛けをしたりしていけば子どもの自立や自己肯定感、責任感、家族の一員としての自覚などを促していけます。

簡単なお手伝いでも毎日続けたり自主的に行ってくれたり臨機応変に対応したりするのはとても凄いことです。「次はどんなことを任せようかな」と考えるのも大切ですが、今できていることに目を向け感謝を忘れないようにしましょう。

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