こんな方におすすめ
- 国語の参考書の選び方がわからない
- おすすめの国語の参考書が知りたい
中学受験に向けた勉強として、子どもを塾に通わせる家庭がほとんどでしょう。
しかし、中学受験に合格する為には学校や塾の授業だけでなく、自宅での自己学習も必要不可欠です。
もちろん塾から支給されている課題に取り組む方もいるでしょうが、特に難関校を目指す人はそれだけでは不十分かもしれません。
そこで今回は、国語に焦点を当て、適切な参考書の選び方やおすすめの書籍を紹介していきます。
国語の参考書の選び方
まずは、中学受験における国語の参考書の適切な選び方を紹介します。
子どものレベルに合ったものを選ぶ
お子さんのレベルを見極め、レベルに合った難易度の参考書を選びましょう。
参考書によって難易度が異なり、子どもが国語を得意としているか苦手としているかによって適切な参考書が異なります。
例えば、国語を苦手としている子どもに対して難易度が高い参考書を選んでしまうと理解できない可能性があるので、マンガの参考書など取り掛かりやすいものを選ぶと良いでしょう。
対して、国語を得意としている子どもに対しては、応用問題が学べるような難易度の高い実践向きの参考書を選ぶと良いです。
親子で選ぶ
中学受験に向けた勉強では、子どもが勉強をやらされていると感じないように、親子で選ぶことも重要です。
子どもが「やらされている」と感じてしまうと、モチベーションが上がらず、勉強の効率が下がってしまいます。
親が独断で買ってきた参考書を使用してしまうと、子どもへの押し付けになりかねないため、親子で意見を出し合って参考書を探しましょう。
志望校の対策になるものを選ぶ
志望校対策になるものを選ぶと勉強の効率も上がります。
参考書を使用した勉強はあくまで中学受験に合格する為のものであり、少しでも合格率を上げる必要があります。
特に、志望校が既に決まっている場合、事前に志望校の過去問などによって入試問題の傾向を確認しておきましょう。
入試問題の傾向に沿った参考書を選ぶことで、より効果的な勉強が可能になります。
語彙力が身に付くものを選ぶ
語彙力が身に付く参考書は必須です。
中学受験における国語の入試問題では、幅広い知識や語彙力が試されます。
また、語彙力は他の科目や将来にも役立つため、身に付けておくに越したことはないでしょう。
分かりやすい解説付きの物を選ぶ
分かりやすい解説付きの参考書は、国語が苦手な方にとってありがたいものでしょう。
学校や塾の授業とは違い、参考書を使った勉強では解説してくれる相手がいません。
詳しい解説が無いまま参考書を活用していても、内容を理解できず効率が悪くなりやすいため、分かりやすい解説付きの参考書を選びましょう。
読解力が身に付く国語の参考書3選
続いては、中学受験に役立つおすすめの国語の参考書を3つ紹介します。
①受験国語の読解テクニック 親ナビつき
1つ目のおすすめの参考書は「受験国語の読解テクニック 親ナビつき」です、
2014年10月に”文英堂”が出版した参考書であり、親ナビ(親が子どもに対して行う指導法)が記述されています。
中学受験が初めてのご家庭では、親が子どもに対してどのような指導をすれば良いのかわからないというケースが多いです。
親子で一緒に学習していけるため、中学受験に向けた学習に役立つでしょう。
②塾で教える国語 [文学的文章の読解] 実戦問題集
続いてのおすすめの参考書は「塾で教える国語 [文学的文章の読解] 実戦問題集」です。
2009年9月に”文英堂”が出版した参考書であり「塾で教える国語」シリーズの1つとなっています。
「塾で教える国語 [文学的文章の読解] 実戦問題集」のほかにも「塾で教える国語 [論理的文章の読解] 実戦問題集」があり、オーソドックスな問題集であるため、最適な自主学習をしたいご家庭におすすめです。
③啓明舎が紡ぐ小学国語 読解の応用 4年~6年向け
「啓明舎が紡ぐ小学国語 読解の応用 4年~6年向け」は2013年4月に”みらい”が出版した参考書であり「啓明舎が紡ぐ小学国語シリーズ」の内の1つとなっています。
中学受験向けに長めの文章が掲載されていて、本文を読んだ後は、先に答えを見てから答えの理由や理屈を理解し、詳しい解説を読む流れになっているため、理解を深めながらの学習できることが特徴です。
語彙力や漢字が身に付く参考書3選
参考書によって身に付く力は異なり、語彙力や漢字の学習に向けた参考書もあります。
語彙力や漢字は中学受験において必要不可欠であるため、代表的な3つの参考書を紹介します。
①小学3年生から始める!こども語彙力1200 考える力が育ち、頭がグングンよくなる
1つ目のおすすめの参考書は「小学3年生から始める!こども語彙力1200 考える力が育ち、頭がグングンよくなる」です。
2018年3月に”角川”が出版している参考書であり、国語教育界でも有名な齋藤孝氏が著者となっています。
教科書に出てくるような内容だけでなく、中学受験に向けた内容も豊富に含まれており、小学校を卒業するまでに知っておきたい内容が盛りだくさんです。
そのため、中学受験だけでなく、その先の学力も維持・向上させたいご家庭にはおすすめです。
②小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本
続いてのおすすめの参考書は「小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本」です。
2018年5月に”かんき出版”が出版した参考書であり「辞書引き学習法」で有名な深谷圭助氏が著者となっています。
語彙力に関してまとめているため、読み進めていくうちに自然と語彙力向上が可能です。
また、言い換え語を理解することで言葉選びの幅が広がり、受験だけでなく日常生活にも大きなプラスに繋がるでしょう。
③サピックスメソッド漢字の要STEP1 マスターブック
3つ目のおすすめの参考書は「サピックスメソッド漢字の要STEP1 マスターブック」です。
2011年2月に”代々木ライブラリー”が出版した参考書であり、難易度が高くハイレベルな問題が記載されています。
難関校への中学受験を希望しているご家庭におすすめであり、適しているか否かは子どものレベルによるかもしれません。
そのため、何が何でも難関校に合格したいという場合は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
子どもに合った参考書で志望校合格へ
今回は、中学受験の国語に特化した参考書の選び方やおすすめの参考書を紹介しました。
同じ科目の参考書でも、記載されている分野やレベルが異なるため、参考書を選ぶ際は子どものレベルや何を学びたいかを明確にしましょう。
目的にそぐわない参考書を継続的に使用していても効果が薄く、貴重な勉強時間も無駄になってしまいます。
そのため、事前に親子でレベルの確認や志望校のすり合わせを行い、適切な参考書を使用した上で志望校の合格率を上げましょう。