こんな方におすすめ
- 中学受験の試験当日ってどんな服装がいいの?
- 服装って合否に直接関係するの?
- 親の服装って見られてる?
このようにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、中学受験当日にどんな服装をすれば良いかについて、詳しく解説していきます。
面接の有無や男子・女子それぞれの服装や髪型のポイントもあわせてご紹介しますので、これから受験を控えている方はぜひ参考にしてみてください!
中学受験当日の服装選びのポイント
中学受験で頭を悩ませるのが、当日の服装ではないでしょうか。
結論から言うと、小学生らしい常識範囲内の服装であれば問題はありません。
しかし、面接がある場合には面接に適した服装を心がける必要があります。
服装だけで合否が決まってしまうわけではありませんが、面接時に良い印象を与えることはとても大切なことです。
たとえ普段着であっても、直接的な理由で受験結果に繋がるわけではありませんが、間接的に影響する場合もあります。
例えば、周囲のみんながかっちりとした服装なのに自分だけ普段着であれば、試験中もそのことが気になり、結果的に試験に集中できないという事態も考えられるでしょう。
そうなれば、試験どころでなくなり、実力を発揮することも難しくなります。
そうは言っても、あまりにいつもと違う服装である場合、堅苦しさと緊張で実力を発揮できなくなることも考えられます。
少しでもリラックスした状態で試験を受けられるよう、自宅で過去問を解く際に当日の服を着てみるなどして、慣れておくことをおすすめします。
また、中には兄弟のお下がりがあるという子もいるでしょう。
そのような場合には、一度着用してサイズが合っているかどうかを確認しましょう。
あまりにサイズが合っていない場合には、新たに準備することも検討する必要があります。
また、同じ試験会場でも教室や席の場所によって、環境は異なります。
暖房の近くは暑くなり、出入り口の近くであれば寒いかもしれません。
その場になってみないと分からないこともあるので、軽くて温かいフリースのものや着脱が簡単な前開きの服など、温度調節しやすい服装で挑みましょう。
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【面接あり】中学受験当日の子どもの服装
ここでは、試験で面接が行われる場合の子どもの服装についてご紹介します。
試験と面接が同日・別日・午前に試験で午後に面接など、学校によっても当日の試験内容はさまざまです。
もしも、同日に試験と面接がある場合には、午前中の筆記試験ではブラウスにフリースを羽織って受験をし、午後の面接では胸元にリボンをプラスしてブレザーに着替えたうえで面接を受けるなど、状況に応じて工夫すると良いでしょう。
試験と一緒に面接も行われる場合、服装にも気に掛ける必要があります。
できるだけ子どものサイズに合ったものを選び、だらしなく見えないよう気を付けて選びましょう。
中学受験は多くの場合、冬場に試験がおこなわれますが、当日は緊張感や慣れない雰囲気で暑く感じることも考えられます。
前開きのカーディガンやベストなどを重ね着するなどして、体温調節がしやすい服装を心掛け、状況に応じて簡単に変更できるようにしておきましょう。
その際、破れやほつれ、毛玉などがないかもあわせて確認しておくことをおすすめします。
慣れない服を着ることで試験中に堅苦しく感じたりする場合もあります。
試験に支障が出ないよう、秋の模試からは毎回着用するようにし、当日の服装に慣れておくと良いでしょう。
男子の服装
ジャケット | 黒色・グレー・ネイビー |
シャツ | 白シャツ・薄い青シャツ |
パンツ | ひざ丈のもの(ジャケットと同じ色のものかセットのもの) |
靴下 | 黒・紺・白など |
靴 | ローファー・革靴 |
男子の場合、グレーやネイビーなど落ち着いた色味で揃えるのがポイントです。
その際、ネクタイは必須ではありませんが、着用する場合には同じ色のセットアップが好ましいでしょう。
パンツは、ジャケットに合わせたカラーのスラックスを選びます。
靴は革靴やローファーが好ましいですが、中には黒のスニーカーでもよい学校もあるため、前年度の様子も参考にしてみてください。
もしも革靴を履くのであれば、事前に履き慣らしておくと履き心地にも慣れて、当日も不快感を軽減できるでしょう。
また、靴擦れ防止のためにも、絆創膏は必須です。
万が一、足に合わない場合や違和感で試験に集中できないようであれば、無理に履く必要はありません。
黒のスニーカーを履くなどして対応するようにしましょう。
パンツはひざ丈のものが一般的ですが、長ズボンでも可能です。
試験は冬に行われるため、セーターやカーディガン、ベストを中に着て体温調節ができるようにしておくと便利でしょう。
そうはいっても、受験本番のために全身をコーディネートするのもなかなか大変ですよね。
そんな時は、もしも現在通っている小学校の制服が比較的フォーマルなものであれば、その制服を試験当日に着用するのも方法の一つでしょう。
女子の服装
ジャケット | グレー・ネイビーなどの落ち着いた色で、襟のないもの |
ブラウス | 白または淡いブルー |
スカート | ネイビー・グレー 同じ色味で、膝が隠れるくらいの丈の長さのもの。 フリルがついているものは避ける。 |
靴下 | 白色・紺色のハイソックス タイツやハイソックスなどもよい |
靴 | ワンストラップシューズやローファーが無難。 |
男子と同様、落ち着いた色味のものを着用すると良いでしょう。
受験のために服を購入する場合、小学校の卒業式や私服の中学校であれば入学式でも着用することが可能です。
柄のない無地のものを選べば、受験が終わってからも活用しやすいのでおすすめです。
もしも、小学校の制服を着ていく場合には事前に汚れていないかチェックし、汚れている場合にはクリーニングしておくようにしましょう。
当日は、カーディガンやベスト、ヒートテックなどを着て、しっかりと防寒対策をするようにしましょう。
また、型崩れしにくく、しわがつきにくいものは子ども自身も扱いやすく汚れが目立ちにくいです。
機能性や着心地にも注目しながら、総合的に判断して決めることをおすすめします。
ワンストラップシューズやローファーとありますが、面接自体は室内で行われるため、上履きに履き替える場合も考えられます。
靴に関しては試験の詳細を把握して、考えてみても良いでしょう。
【面接なし】中学受験当日の子どもの服装
中学受験の試験当日は、「学科試験のみ」と「学科試験+面接」をおこなう学校の2パターンあります。
ここでは、面接なしの場合の試験当日の子どもの服装についてご紹介していきます。
男子の服装
普段着で、リラックスして試験に挑める服装が好ましいです。
しかし、ジャージやパーカーなどカジュアルすぎる服装は避けるようにしましょう。
襟付きのシャツに暗い色のパンツを合わせるなど工夫し、落ち着いた色であればスニーカーでも問題はありません。
面接がない分、あまり深く考える必要はありません。
しかし、試験会場であることには変わりないので、最低限の身だしなみと清潔感ある見た目を意識すると良いでしょう。
女子の服装
男子と同様、普段着でも問題ありませんが、最低限の身だしなみは必要です。
落ち着いた色でシンプルな形状のワンピースや、奇抜な色を避け、ベストやカーディガンなどにズボンを組み合わせるのもおすすめ。
清潔感のある服装を心がけて、全体的に落ち着いた印象を与えられるようにしましょう。
中学受験当日の髪型
前髪は、眉毛くらいまでの長さにし、耳元は襟足部分もすっきりさせるなどして、全体的に短めで清潔感のある髪型がベストです。
ワックス等の整髪料は使わない方が、自然体で好印象を持たれやすいでしょう。
男女ともにしっかりと顔が見える髪型にし、髪が長い場合には三つ編み・ツインテール・ポニーテールなどのようにしっかりと結んで、試験中に髪が邪魔にならないようにすることが大切です。
その際、派手な色のヘアゴムは避けて、紺か黒で落ち着かせることが重要です。
リボンやカチューシャなどの装飾品は避けましょう。
寝ぐせがある場合には、しっかりと直してから試験に向かい、最低限の身だしなみを整える必要があります。
また、受験する学校の校則の内容も、あらかじめしっかりと確認しておくと良いでしょう。
中学受験当日の保護者の服装
受験当日の服装は、子どもだけでなく保護者の服装も気を付ける必要があります。
保護者の面接がない場合は、「オフィスカジュアル」をイメージすると分かりやすいでしょう。
面接なしの場合、親は待合室などがあればそこで待機する形になります。
待ち時間があることも考えると、防寒対策にストールやひざ掛けも必需品と言えるでしょう。
一方で、面接がある場合には、特に服装選びは慎重におこなう必要があります。
お父さんは、ネイビーやグレーなどの落ち着いた色味のスーツを着用し、ネクタイや靴下もスーツと同様に暗めの色で合わせ、紳士的なイメージが持てるような服装がベストです。
ひげを剃り、ハンカチを持参するなどして最低限のエチケットは守りましょう。
一方で、お母さんは落ち着いた色のセットアップや、ワンピースとジャケットを組み合わせるなど、全体的に落ち着いた印象の服装がおすすめです。
スカートであれば「上品さ」、パンツスーツの場合には「引き締まった印象」を与えられるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
その際、派手なアクセサリーは避け、あくまでも落ち着いた印象を心がけると良いでしょう。
足元はベージュストッキング、落ち着いた色のパンプスを心掛け、ナチュラルメイクで派手にならないようにすることが大切です。
ここでのポイントは、両親で揃って参加する場合には両親間で服の色味を合わせるなどして、統一感が出るようにすることです。
髪の色も、黒か落ち着いたブラウンで、白髪が目立つようであれば受験までに染めるなどして清潔感を持った外見を意識してみましょう。
バックも服装に合わせて暗めの色にし、派手なネイルやメイクは避けます。
また、カトリック系の場合、黒は「死」「喪」を意味するため、黒系の色は避けるようにしましょう。
学校の雰囲気や当日の天気によっても柔軟に対応できるよう、事前にしっかりと準備しておくことをおすすめします。
学校の雰囲気や面接の有無によって臨機応変に対応しましょう
今回は、中学受験当日の服装についてご紹介しました。
当日の服装については事前に募集要項を確認し、面接の有無を確認しておくことで余裕をもって準備をすることが大切です。
塾によっては模擬面接をしてくれるところもあるので、その場合には服装も併せて見てもらうと良いでしょう。
受験準備として受験勉強が最優先にはなりますが、当日の服装についても事前に考えて準備しておくことがとても重要です。
緊張感を持ちながらも少しでも実力を発揮できるために、当日の服装は事前に着用して慣れておくようにしましょう。
もしも、実際に着てみて不具合があるようであれば、試験までの日にちに余裕があれば別のものに変更することも可能です。
そして、服装選びの際は、親の好みや一方的な押し付けで勝手に決めてしまうのではなく、本人の着心地や試験に差支えがないかどうか、子どもと一緒に確認しながら最適なものを選ぶようにしましょう。