教育・学習

小学生の家庭教師、選び方を目的に合わせて紹介!

こんな方におすすめ

  • 家庭教師の選び方はどうすればよいの?
  • 子どもと相性が良い家庭教師を見つけたい

「小学生の家庭教師はどうやって選べばいいのか」「どこに注目をすればいいのか」などについて紹介します。中学受験の家庭教師を選ぶ際に料金や口コミばかりに目が行ってしまいがちですが、大切なのはその家庭の目的に合っているかと子どもとの相性がいいかどうかです。

家庭教師の種類を知り目的に合わせた教師を選ぼう!

家庭教師は個人で活動している家庭教師か、家庭教師センターから派遣される家庭教師に種別されます。

また、家庭教師はアルバイトの家庭教師、プロの家庭教師では経験や実績が全く異なります。

個人家庭教師センター
アルバイト料金は安い、実績少ない、能力不明料金は比較的安い、実績少ないものの能力は比較的高い
プロ料金は比較的高い、実績比較的多い、能力不明料金は高い、実績多い、能力高い

中学受験を行うのか、学校や塾の補習として家庭教師をつけるのかなど、目的に合った家庭教師を選びましょう。

個人の家庭教師

いわゆるフリーランスの家庭教師です。知り合いからの紹介、近所の張り紙、ネットなどで探せます。比較的安めで、料金や時間の融通が利きやすいのが強みですが、すべて直接交渉をしなければなりません。

小学生の家庭教師を管理する組織がないので、経歴や実績を詐称したり金銭トラブルが生じたりするリスクは、家庭教師センターを利用するよりも高い傾向にあります。個人を利用する場合は身元の確認を行いましょう。

家庭教師センターの派遣教師

家庭教師センターが面接や試験を通過した家庭教師のみを雇い、そこから小学生のいる各家庭の要望に合わせて派遣をします。

家庭教師センターが教師を管理しているのが最大の特徴です。採用試験や研修、マニュアル、教師のフォロー体制があるので、一定水準以上の教師がそろっています。

個人の家庭教師に比べて料金が高く、融通が利きにくい点はあります。でも、教師に直接伝えにくい要望はセンターを通して伝えられ、教師の変えたい場合もスムーズです。

「成績を大幅に上げたい」「難関中学を目指している」「子どもの個性が強い」などの場合はプロの家庭教師がいいでしょう。

家庭教師は性別よりも人柄で選ぼう!

家庭教師センターを利用する場合はある程度要望を出せます。傾向としては、小学生の子どもと同性の家庭教師の方が親近感を覚え、やりやすいようです。しかし、性別よりも人柄で判断するのをおすすめします。

家庭教師の選び方のポイントはとにかく相性!信頼できるかどうかを重視して

家庭教師の選ぶ際に見るべきポイントを紹介します。一般の塾よりも料金の高い家庭教師を選ぶのですから、そのメリットをきっちりと得られるようにしましょう。実績や経歴は重要ですが、教師の学歴=指導力ではありません。小学生を教えるスキルを見極める必要があります。

家庭教師に求めるものは何かをはっきりさせる

家庭教師に何を期待しているのかについて、はっきりさせることです。

中学受験のための家庭教師ならば合格実績を重視してください。志望校が決まっている場合は、志望校出身の家庭教師や、志望校への合格実績が豊富な教師がいいでしょう。

小学校の日々の授業内容をフォローすることを求めているのなら、中学受験向けの家庭教師を選んでしまうと、料金が高くなってしまいます。勉強のやり方を教えたり家庭学習の習慣を付けたりするのを主な目的としているコースは、中学の受験目的よりも比較的安く利用できます。

家庭教師を利用する理由が集団学習を苦手としていたり、発達障害の対応であれば、一般の塾ではなく、それらの分野で子どもの指導を得意としている教師を選びます。

小学校不登校の場合は勉強面だけでなく、メンタル面のフォローが手厚い家庭教師がおすすめです。子どもの勉強を見るだけでなく、話し相手になったり外に連れ出したりするカリキュラムもあります。親の相談にも乗ってくれます。

まずは電話で見積もり・体験授業を。百聞は一見に如かず!

気になる家庭教師を見つけたら、まずは電話をしてみましょう。電話の対応がいいところは信用できます。子どもの状況や目的などを伝え、見積もりと体験授業(顔合わせ)を依頼してください。体験授業は無料~数千円が一般的です。

体験授業が終わった後に子ども自身の感想を聞きます。小学生の子どもが「また授業を受けたい」と望む先生をぜひとも探してください。ちょっと違うなと思ったら、遠慮せずに話します。また家庭教師の質ではなく、相性の問題で合う・合わないがあります。

小学生の親は家庭教師側が出す見積もりや学習計画なども納得できるものか、よく確認してください。疑問点や要望があれば伝えましょう。

健全な運営をしている家庭教師なら、体験授業を受けた後に契約を急かしたり、強要したりはしません。「家族で話し合って決めます」と言えば、待ってくれます。

時間の都合や料金などはいいか?

時間や料金などがマッチしているかも大切なポイントです。

家庭教師のメリットのひとつは教わる時間の融通が利くことです。でも、教師にも都合があります。望んだ時間に利用できるかどうかを確認しましょう。利用者側の都合で時間を変えたい場合は「融通してもらえるのか」「いつまでに連絡をすればいいのか」「料金はどうなるのか」などの点もチェックしてください。

料金は授業料の月謝だけでなく、教師の交通費、テキスト代、模試代、その他オプションなどについても押さえておきます。全部含めた見積もりを出してもらうのがおすすめです。

学生アルバイトの場合、交通費は定期圏内ならば基本無料になります。車で来る教師は駐車場代が必要な場合もあるでしょう。

中学受験ではなく、小学校の授業のフォローが目的の場合、兄弟や近所の子も一緒に教われば割引してくれる家庭教師もいます。

家庭教師の料金は入会金、月謝、テキスト代、交通費に分かれます。

入会金は1万円~2万円程度、月謝は週1回60分で1万円~3万円程度ですが、個人差が大きくあります。テキスト代はかからない場合と、数千円から1万円かかる場合があります。

月謝が高い家庭教師は、テキスト代が安いことも一般的です。交通費は教師の住む場所によって違います。

一般の相場よりも安い家庭教師の場合はその理由を聞きましょう。

塾のフォローをしてくれるか

塾と家庭教師を併用する場合、塾のフォローをしてくれる家庭教師がいいでしょう。塾の指導方法に合った授業を行ってくれます。家庭教師センターによっては、塾と連動していて自習室で授業を受けられるところもあり、便利です。

こんな家庭教師は要注意!

詐欺や悪徳な営業をしているケースもあるので、気を付けてください。被害に遭った場合は消費者センターに相談しましょう。

営業電話をしてくる

通常の家庭教師の宣伝活動はHP(ホームページ)やCM、チラシなどになります。電話をかけてくるということはどこかで不正に個人情報を得ている可能性もあります。個人情報を買うような家庭教師は信用できません。

質が高く人気のある家庭教師ならば、わざわざ個人情報を買わなくても通常の宣伝活動だけで十分に生徒は集まります。

高額な一括請求

ほとんどの家庭教師の授業料は月払いです。入会金や登録費、テキスト代など、初期費用も3万円は超えません。

授業料を半年分などまとめて請求してくる家庭教師は注意してください。一括払いをした後に継続できなくなってもお金が戻ってこないなどのトラブルの元です。

高額な教材を勧めてくる家庭教師も信用なりません。教師がプリントを持参したり、その家庭で使っている問題集を使ったり、最低限必要な参考書の購入を促されたりします。

料金が安すぎる

相場よりも料金が安いならば、必ず理由があります。ほとんど実績のない素人がやっているケースもあります。ノウハウがないので成績アップへの効果がないばかりか、子どもを傷つけてしまったり、やる気をそいでしまったりする教師もいるので、あまりおすすめできません。

授業料が安いだけでテキスト代や交通費、その他オプションが割高のところもあります。

小学生の家庭教師の選び方は親子が納得できることが大切!

小学生の家庭教師を選ぶ際に重要なのが目的に合っているかどうかです。

個人、家庭教師センター、アルバイト、プロ、同性・異性‥‥‥それぞれにメリット・デメリットがあります。

家庭教師の伝手やコネがない場合、家庭教師センターがおすすめです。家庭教師のメリットは時間に融通が利き、ワンツーマンで最適な授業をしてくれることにあります。塾よりも高い料金を払うからこそ、妥協せずに信頼できる教師を選んでください。

ホームページを熟読し、口コミを集めるのも重要ですが、実際に体験授業を受け、見積もりを出してもらうと、我が家の小学生に合っているかどうかがいちばん分かります。

 

 

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