こんな方におすすめ
- 中学受験で家庭教師を利用したい
- 家庭教師を依頼する際の注意点がを知りたい
中学受験の強い味方となってくれる家庭教師。
しかし、ワンツーマンだからこそ、相性が大切になってきます。塾と比べて値段も高いので、しっかり選びたいですよね。
「中学受験を成功に導いてくれる」家庭教師の選び方と注意点について紹介します。
納得できる家庭教師に出会いましょう。
基本の家庭教師の探し方
家庭教師の探し方には2種類あります。「家庭教師センターを利用する」か、「個人家庭教師を探すか」です。
それぞれの特徴を考えてみましょう。
家庭教師センターからの派遣
家庭教師センターを利用して家庭教師を派遣してもらう方法です。
たくさんの家庭教師の中から、子どもとの相性の良さそうな先生を選ぶことが可能です。先生の実績や得意分野なども分かりやすくなっています。
センター側が家庭教師を管理し、研修やフォローを行っているので、一定水準以上の質が担保されています。
また、直接先生に言いにくいクレームや要望なども、センターを通じて伝えやすく、先生のチェンジも比較的簡単にできます。
家庭教師とセンターの二人三脚で、子どもをバックアップしてもらえるでしょう。
しかし、先生はセンターに所属しているので料金交渉をしにくいなど、少々融通が効きにくい場合もあります。
家庭教師センターで家庭教師を選ぶポイント
- 先生の選択肢は多いか?(登録している先生が多ければ多いほど選択肢が広がり、子どもと相性の良い先生を見つけやすい)
- 家庭教師センターはどんなフォローをしてくれるのか?不満や要望は伝えやすいか?
- 先生の採用基準(HPなどでチェックできます)
- 先生への指導(採用後も定期的に研修やフォロー体制がある方が望ましい)
- 電話等での対応の感じの良さ
- 家庭教師センターがおすすめの人
- 料金をはっきりさせたい
- 多くの選択肢の中から選択したい
- 信頼できる機関・先生を利用したい
個人契約の家庭教師
知り合いの紹介、親戚、ネットなどのルートで、家庭教師を探して契約を結びます。
人柄や身元がある程度分かっているという安心感がメリットです。
料金や時間の交渉にも柔軟に応じてくれるケースが多く、家庭教師センターで契約するよりも安く上がる場合が多いでしょう。
ただし、「多くの家庭教師の中から選ぶ」ことができません。
なまじ知り合いだからこそ、クレームや要望が言いにくくなってしまいがちです。
個人契約の家庭教師を選ぶポイント
- 本当に信頼できる先生かどうか?
- 指導力や実績は備わっているのか?(学歴と指導力はイコールではありません)
- 時間や予算そして、指導内容はマッチしているのか?
- 個人契約の家庭教師がおすすめの人
- 安い家庭教師を探している
- 信頼できるルートがある
- 要望をはっきりと伝えられる
おすすめ記事
中学受験に強い家庭教師として、中学受験ポータルさんがおすすめ6社を紹介しています。併せてご覧ください。
「中学受験に強い家庭教師おすすめ6社。目的に合わせてプロか学生を選ぶ!」
家庭教師の選び方
家庭教師には、「学生のアルバイト」と「プロの家庭教師」の2種類があります。
子どもとの相性や目標などによって選びましょう。
学生の家庭教師
学生の家庭教師は、子どもと年齢が近く、子どもが親近感を覚えやすいでしょう。
もし出身校が受験する予定の中学の学生だったら、「学生時代の楽しい話」などで子どものモチベーションをUPさせてくれるかもしれません。
プロの家庭教師に比べて、料金も安めです。
一方で、あくまでも「学生のアルバイト」なので、経験が少し足りない部分もあります。
家庭教師センター側がその点をどのようにフォローしているかが、チェックポイントです。
学生の家庭教師を選ぶポイント
- 学生のフォロー体制(HPなどで先生の指導についてなどが分かります)
- 学歴(子どもの目標になる学歴が好ましい)
- 人柄・子どもとの相性
- 学生の家庭教師がおすすめのひと
- 安い家庭教師を探している
- 子どもにお兄さん・お姉さん感覚で接して欲しい
プロの家庭教師
家庭教師を本業としているプロの家庭教師は、学生よりも経験や実績が勝っています。
指導力も期待できるでしょう。
ただし、プロ家庭教師の中には「学生ではない」というだけで「プロ」を名乗っている場合もあるので、先生のプロフィールや実績、家庭教師センターのスタンスなどをチェックしてください。
プロの家庭教師を選ぶポイント
- 実績・経験
- 指導力
- 人柄・子どもとの相性
- プロの家庭教師がおすすめの人
- 高い目標を持って中学受験に挑んでいる
- 予算が比較的潤沢
- 豊富な実績や経験のある人に指導して欲しい
家庭教師選びで外せないお金の注意点
家庭教師選びでは、教師の質も大切ですが、料金も非常に重要です。
家庭教師と契約を結ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
「思ったよりも支出が多くなってしまった!」とならないようにしてください。また、塾と提携している家庭教師の場合は、お得になる場合もあります。
塾と提携しているメリットはあるか
塾と提携している家庭教師センターもあります。
塾のコンセプトや進度に沿って指導してもらえるなど、効率よく勉強ができるでしょう。
さらに、塾と提携していることで指導料や模試などの割引がある場合もあります。
塾の自習室が使えたり、塾の教室で指導が受けられたりする場合もあるので、家庭で勉強をすることがなかなか難しい人にもおすすめです。
教材費について
指導に使う教材の扱いについてチェックしましょう。
家庭で揃えたり、家庭教師が指定したものを購入したりなど、様々です。家庭教師がプリントを作ってくる場合もあります。
教材費が高額な場合は、あまりおすすめできません。
交通費について
交通費の扱いについても、はっきりとさせておきましょう。
学生家庭教師の場合、通学定期圏内ならば交通費が不要な場合もあります。
逆に遠方から指導に来てもらうと、電車代や駐車場代などを負担する場合が多いです。
入会金・キャンセル料・お試し指導料などの扱いについて
体調不良など、なんらかの理由で指導をキャンセルした場合に「別の日に指導を振り替えられるのか?」「キャンセル料の扱いはどうなっているのか?」などについてもチェックしましょう。
初回の先生との顔合わせやお試し授業は無料だったり、お得な料金設定であったりする場合が多いです。
お試し授業料が安価だと、じっくり相性の良い先生を探すことができます。
まずは体験授業を受けよう!
百聞は一見に如かずともいいます。
ほとんどの家庭教師は体験授業が可能です。
家庭教師の口コミやプロフィールに振りまわされるよりも、まずは体験してみましょう。
子どもとの相性が何よりも大切
塾にはない家庭教師の魅力は「きめ細かな指導」です。
しかし、家庭教師と子どもの相性が良くなければ、実績のある教師であっても子どもを十分に伸ばしてあげられません。
子どもが「習いたい、教わりたい先生であるかどうか?」をチェックしましょう。
もちろん、ただ「お友達として仲良くなる」ではダメです。
子どもの信頼を勝ち取り、仲良くなりつつも、一線を引いて指導をしてくれるかどうかを見極めてください。
保護者とのコミュニケーションや進捗報告をしっかりと行ってくれるかどうかも重要です。
3ヶ月を目途に判断を
家庭教師を導入した効果がでてくるのは最長で3ヶ月と言われています。
つまり、3ヶ月経っても成績が向上しないならば、学習方法や家庭教師を見直さなければなりません。
受験勉強に費やせる時間もお金も有限です。効果の薄い家庭教師に時間や費用を無駄遣いしては、第一志望校が遠のいてしまいます。
「家庭教師をつけたから」「これだけお金をかけたから」を安心材料にしてはいけません。
家庭教師の選び方と注意点を知り、中学受験を成功させよう
家庭教師を選ぶ際には「家庭教師センターを利用するのか?」「個人契約をするのか?」、「学生アルバイトか?」「プロか?」などを選ぶ必要があります。
それぞれに一長一短がありますが、大切なのは「予算」と「子どもとの相性」、そして「結果」です。
目標や予算などである程度絞り、その上で体験授業を受けましょう。
家庭教師は、教師に実績があっても、子どもとの相性が良くなければ指導力を発揮できません。学歴と指導力は別物です。
その点を踏まえて、信頼できる家庭教師を選びましょう。
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