こんな方におすすめ
- 国内留学をさせたいと考えているが、どんなメリットがあるか知りたい
- 国内留学のデメリットも知ったうえで検討したい
国内留学とは、日本にいながらホームステイやスクールに参加して英語を学ぶことです。
近年では、小学校の英語の導入や「これからのグローバル社会で子どもが羽ばたくためにも生きた英語を学ばせたい」と思う保護者が増えていることから、国内留学の注目度が上がっています。
この記事では、「国内留学を考えているがどんなメリットやデメリットがあるのか知りたい」という保護者のために、国内留学のメリットやデメリットを詳しく解説します。
国内留学のおすすめ施設についてはこちらの記事で解説しています。
【2022年最新版】小学生向け『国内留学』のおすすめ施設8選!
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国内留学のメリット
国内留学のメリットはたくさんあります。
海外留学よりも費用が安い
海外留学は短期でも10万円以上かかり、3ヶ月以上の長期となると場合によっては100万円を超すこともあります。
航空券だけでもかなりの金額がかかり、例えばオーストラリアだと20万円前後かかります。
国内留学には半日~1日で終わる体験型プログラムや、数日~1週間程度のホームステイなどがあります。
費用も安く、短時間のものなら数千円ですみ、ホームステイでも1~数万円で10万円を超すことはまずありません。
留学準備が楽
海外留学をする場合は、パスポートや航空券の取得、海外旅行保険、学校へ入る手続き、住むところの手続きなど、準備しなければならないことが多くあります。
国内留学ならパスポートは必要なく、場所によっては車で行くことも可能です。
治安の心配がない
海外に行く場合は大人でも治安の面で注意が必要なので、子どもの留学となると心配が募ります。
また、「食事に慣れることができるのか」「文化や生活習慣の違いについていけるのか」などの心配があります。
日本は治安が良いので安全面での心配はあまりなく、食事や生活習慣への慣れの心配もあまりありません。
英語力以外の力もつく
ホームステイ型の国内留学では、日本にいながら外国にいるような体験ができ、国際交流もできます。
宿泊型の場合では、仲間と一緒に食事の準備や後片付け、部屋の掃除なども自分たちで行うので学校以外の友達ができ、自立性、社会性、協調性を育むことも可能です。
小学生の間は地域の大人や同じ小学校の生徒としか接触がないことが多いので、異なる学校や地域の大人や子どもと接することは、見聞を広げる良い体験となります。
気軽にできる
国内留学は上記でも触れたように、準備が楽で交通費もあまりかかりません。
また、1日~1週間程度のものがほとんどなので、塾や習い事を続けながらでも、少しの調整で行くことができます。
ホームステイ先では全員が英語でも、何かあった時には日本語ですぐに連絡ができ、治安面でも不安がありません。
ゆえに、子どもも気楽にチャレンジでき、親も安心して送り出せます。
病気になっても安心
海外で病気になると、英語で自分の状態を正確に伝えて適切な治療を受けることができるか心配です。
海外と日本では薬が違うこともあるうえに、病院代が高い国も多くあります。
国内留学なら健康保険がそのまま使えるので治療費の心配はほとんどありません。
言葉の問題もないので、安心して治療を受けることができます。
親も海外にかけつけるのは大変ですが、国内ならすぐにかけつけることができます。
短期間に集中して学ぶことができる
国内留学は短期間ではありますが、参加している間は24時間英語漬けのことがほとんどです。
日本語を完全に禁止しているところも多く、必然的に英語を話さなければなりません。
子どもは吸収力が高いので、英会話教室などでは「皆の前で話すのが恥ずかしい」と思う子どもも、24時間英語漬けの環境で過ごすと堂々と英語を話すようになります。
コロナでも利用できる
英語を学びに留学することは、時間や費用の工面の面で融通をつけやすい学生のうちの方がチャレンジしやすいですが、コロナ禍では、海外に出かけることは難しくなりました。
国内留学なら、海外留学に比べるとコロナ禍でも実現しやすいです。
留学後も交流しやすい
海外留学では、帰国するとお世話になったホームステイのファミリーや、スクールの先生などに会うことは困難です。
電話も時差があるため時間を調整するのが難しく、気軽に連絡を取ることができません。
国内留学では、終了後も会いに行きやすく、電話連絡の都合もつけやすくなります。
海外留学のリハーサルになる
海外留学に興味があるけれど実際に実現可能なのか、と親も子どもも不安を感じることは良く見られます。
国内留学でどんな感じなのかを体験してみると、留学体験ができ将来海外留学を目指すのかを決める参考になります。
また、海外留学で困らないように、外国人と英語で会話をする練習としても利用できます。
国内留学のデメリット
メリットが多くある国内留学ですが、デメリットもあります。
あまり評価されない
海外留学の経験は、帰国後に受験や就職時に評価の対象となります。
国内留学は、留学した期間や方法にもよりますが、一般的には受験時や就職時にあまり評価されません。
受験時の評価を得たい場合は、国内留学よりも英検を取った方が有利になります。
クラスメイトは日本人が多い
国内留学では、一緒に留学体験をしている仲間はほぼ全員日本人です。
海外留学の場合は日本人は自分だけのことも多く、クラスメイトは他の国からの留学生だったり、現地の外国人だったりするため、外国人の友達ができやすい、と言うメリットがあります。
英語漬けが難しいこともある
メリットで触れましたが、国内留学は基本的には日本語が禁止され24時間英語で過ごすので、英語を深く学ぶことが可能です。
ですが、子どもによっては日本人のクラスメイトとついつい日本語で話してしまい、英語が身につかない場合もあります。
異国の雰囲気に触れにくい
国内留学は、ホームスティ先の家の中では外国の雰囲気を味わうことは可能ですが、1歩外にでると当たり前ですが日本です。
そのため、自宅も学校も生活圏がすべて外国である海外留学に比べると、異国の雰囲気を感じにくくなります。
体験できるところが少ない
国内留学を体験できる施設は残念ながら東京や大阪に多く、地方に住んでいると体験しにくい場合がほとんどです。
地方から行くためには相応の交通費や宿泊費がかかってしまい、費用が安いという国内留学のメリットを生かしにくいこともあります。
まとめ
国内留学は、日本にいながら英語漬けの環境で生きた英語を学ぶことができます。
パスポートや飛行機のチケットなどの準備もなく、費用も安いので気軽に体験できるなどのメリットが多くあります。
親も、小学生を海外に行かせるのは不安、と思う人は多いですが、国内留学なら何かあればすぐにかけつけることが可能です。
治安の不安や病気になった時の不安もないため、安心して送り出すことができます。
半日などの短期間でも体験できるので、海外留学はハードルが高いけれどとりあえずどんなものか体験してみたい、という場合もおすすめです。
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