こんな方におすすめ
- 中学受験の当日はどのように過ごせば良いの?
- 中学受験当日の注意点を把握しておきたい
中学受験当日にもなるとお子さんは相当なプレッシャーを抱えているかもしれません。
試験本番で焦りや緊張から本来の力が発揮できないと、今までも努力が無駄になってしまいます。
そうならないためにも当日の過ごし方に注意し、万全の状態で臨みたいところです。
本記事では中学受験当日の過ごし方や注意点について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
中学受験当日の過ごし方
中学受験において、受験当日の過ごし方が受験の合否に大きな影響を与えるため、細心の注意を払わなければいけません。
まずは、中学受験当日のおすすめの過ごし方について紹介します。
試験時間から逆算して起床する
中学受験の試験開始時間は各学校によって異なりますが、一般的に8時30分や9時開始が多いです。
人間の脳は起床してからおよそ2時間~4時間後ほどが最も活性化すると言われているため、試験中に脳の活性化状態を合わせることで受験当日のパフォーマンスが大きく向上します。
試験時間を8時30分や9時と想定すると、逆算して朝の6時ごろには起床しておくと良いでしょう。
また、6時に起床すれば良いというわけではなく、適度な睡眠を確保しなければ意味がありません。
そのため、前日は22時前後には就寝する必要があり、前日の過ごし方から細心の注意を払いましょう。
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時間に余裕を持って行動する
中学受験当日は常に時間に余裕を持つようにしておきましょう。
試験の開始時間ギリギリに到着してしまうと、準備や心の整理で慌ただしくなってしまい、落ち着いた状態で試験に臨めません。
また、時間ギリギリで行動してしまうと万が一公共交通機関に遅れが生じた場合、試験の開始時刻に間に合わない恐れがあります。
試験に遅刻してしまうと受験を受けられない可能性もあるため、細心の注意を払いましょう。
朝食はいつも通りのものを摂る
受験当日の朝食では、気合を入れるためにもいつもと違った食事を摂る家庭も多いでしょう。
しかし、いつもと違った食事を取ることでペースが乱れてしまう恐れがあります。
そのため、受験当日の朝食はいつも通りの物を食べ、いつも通りのペースで試験に臨むようにしましょう。
忘れ物チェックは親子で行う
試験会場に到着してから忘れ物に気づいても手遅れになってしまい、試験中のパフォーマンスにも影響しかねません。
事前の確認を子どもか親のどちらかだけで行った場合、確認をしなかった方が不安になってしまうでしょう。
子どもが試験中に何一つ不安が無い状態で試験に臨めるように、忘れ物が無いかの確認は家を出る前に親子で確認することをおすすめします。
休み時間は有意義に使う
受験当日は複数の科目を受講するため、科目ごとの間に休憩時間があります。
休憩時間だからといって何もせずに過ごしたり、友人と終わった教科についての振り返りをしても時間が無駄になってしまいます。
少しでも受験合格に近づけるために、次の科目の試験対策や復習をしておきましょう。
中学受験当日に必要な持ち物
中学受験当日は、万全の状態で臨めるように忘れ物は避けなければいけません。
当日の主な持ち物は以下の通りです。
受験票
受験票は試験を受けるためには必要不可欠です。
万が一受験当日に受験票を忘れたとしても、出願者本人だと確認が取れれば試験を受けられる可能性はあります。
しかし、本人だと確認してもらうために時間がかかってしまうため、試験前の準備ができないという事態に陥ってしまいます。
そのため、万が一受験票を無くしても大丈夫なように、念のためコピーを取っておくか受験番号を控えておくことをおすすめします。
筆記用具
筆記用具が無ければ試験問題は解けません。
もし忘れてしまうと、周りの受験生や学校から借りる必要があります。
受験に合格するためには試験中の集中力が重要であり、いつもと違う筆記用具を使用することで、書きにくさを感じてしまい集中できないという可能性もなくはありません。
そのため、いつも通りの力が発揮できるように、筆記用具は忘れないようにしましょう。
腕時計
試験中は携帯電話の使用がNGであり、教室の中には時計が設置されていないこともあります。
もし時計が設置されていたとしても、時間を確認するために周りを見回していたら試験管からカンニングを疑われかねません。
腕時計を持参することで試験中のペース配分や残り時間を確認できるため、持参することをおすすめします。
上着
中学受験は冬場に行われるため、試験会場も冷え切っていることがあります。
身体が冷えた状態で試験に臨むと集中力が欠けてしまい、試験の結果にも支障が出てしまいます。
また、試験が始まる時には上着を脱ぐようにアナウンスされることが多いため、すぐに脱げるような上着を着ていくと良いでしょう。
飲み物
喉が渇いたまま試験を受けると集中力が欠けてしまいやすくなるため、適度な水分補給が必要です。
しかし、飲み物によっては利尿作用が強いものもあるため飲みすぎると、試験中にトイレへ行きたくなってしまいます。
利尿作用が強い代表的な飲み物はコーヒーや、オレンジジュースなどの「柑橘類」が挙げられ、水やお茶などは利尿作用に大きな影響を与えないため、当日の飲み物にはおすすめです。
飴やチョコレートなどの糖分類
受験では科目ごとに試験が行われ、1科目が終わるごとに心身ともに疲労が溜まってしまいます。
脳に疲労が溜まると判断力や思考力が低下してしまうため、適度に糖分の補給が必要です。
試験の開始前や休憩中に糖分を摂取できるに、飴やチョコレートなどを持参すると良いでしょう。
薬
中学受験は冬の時期に行うため、風邪や鼻炎の症状が起こりやすいです。
体調が万全ではない状態で試験に臨んでしまうと、合格できる可能性が低くなってしまいます。
また、試験会場に向かっている際の車や公共交通機関の遅れによって、乗り物酔いをしてしまうこともあるでしょう。
そのため、風邪薬だけでなく酔い止めの薬も持参することをおすすめします。
過去問や参考書
試験の休憩時間にはただ時間を潰すだけでなく、次の科目の対策をすることで多少でも合格の可能性が高まります。
しかし、闇雲に対策をしても効果は薄いため、短時間でも効果的な対策ができる過去問や参考書がおすすめです。
当日に過去問や参考書を持っていく際は、今までの受験勉強で使用して使い慣れている物を持っていきましょう。
中学受験当日の注意点
中学受験当日は注意することや事前に把握しておくべき点が多くあります。
中でも以下の3つに注意しましょう。
常に万が一を想定しておく
受験当日は忘れ物や公共交通機関の遅れなど、さまざまなトラブルが起こる可能性を想定しておきましょう。
事前にあらゆるトラブルを想定しなければ、万が一の時にすぐさま対応ができません。
試験勉強も大切ですが、トラブル対策をし心に余裕を持つことで、試験中のパフォーマンスにも大きな影響を与えます。
携帯は持ち込みNGがほとんど
中学受験当日では、携帯電話の持ち込みをNGとしているケースが多いため、子どもの携帯電話は事前に親が預かっておきましょう。
しかし、試験中の体調不良など子どもに万が一の時が起こった場合に対応できるように、心配であれば親御さんは試験中に近くで待機しておくことをおすすめします。
当日の勉強は適度にする
中学受験当日は、少しでも合格率を上げるためにギリギリまで勉強をするお子さんもいるでしょう。
しかし、ギリギリまで勉強したからといって全ての内容が頭に入るとは限りません。
むしろギリギリまで勉強をして脳に疲労が溜まってしまうと、試験本番でベストパフォーマンスが発揮しにくくなってしまい、逆効果になる可能性があります。
もし当日に勉強をしたい場合は、特定の範囲に絞って軽く復習をする程度にしましょう。
中学受験当日にベストパフォーマンスを発揮できるように
今回は中学受験における当日の過ごし方を踏まえ、持ち物や注意点について紹介しました。
中学受験では当日までにどれだけ対策をできるかが重要ですが、当日の過ごし方も受験合格に大きな影響を与えます。
少しでも受験に合格できる可能性を高めたい場合は、事前に注意すべき点を押さえ、当日の過ごし方に細心の注意を払いましょう。