中学受験

習い事は辞めるべき!?中学受験と両立する際の注意点を解説

習い事

こんな方におすすめ

  • 中学受験の期間は習い事を辞めた方が良いのか悩んでいる
  • 中学受験と習い事を両立させる方法が知りたい

小学生の間は子どもが様々な分野に興味を持ち、才能を発揮する時期でもあるため、習い事に通わせているご家庭が多いです。

しかし、習い事に通い続けたまま受験に臨むのは、時間や経済的な問題など多くの不安が残るでしょう。

実際多くのご家庭では受験に専念するため、一旦習い事を辞めるケースが多いです。

そこで今回は、習い事を辞めるべきか判断するポイントや、中学受験と習い事を両立させる際の注意点について、詳しく解説します。

中学受験における習い事のメリット・デメリット

ピアノ 習い事

中学受験と習い事を両立させる際のメリット・デメリットは以下の通りです。

両立させるメリット

中学受験の最中に習い事に通う主なメリットはストレス発散ができるという点です。

小学生の子どもにとって中学受験は、今まで経験したことがないほどの勉強量になり、疲れが溜まったり、精神的なストレスを抱えてしまう場合もあります。

例えば、スポーツを通して体を動かしたり、ピアノなどの音楽を通してリラックスしたり、勉強以外の環境に身を置くことで、一時的にストレス発散が可能となるのです。

両立させるデメリット

中学受験の最中に習い事に通う大きなデメリットは勉強の時間が削られてしまうという点です。

習い事に時間を使っている最中も他の受験生は勉強をしているかもしれませんし、それが焦りに繋がることもあります。

また、習い事にも当然ですがお金がかかります。

ただでさえ、受験のための塾代や模試代など、受験期間中は費用がかかります。

経済的な負担がかかることも、受験と習い事を両立させることのデメリットと言えるでしょう。

中学受験と習い事を両立させた方が良い場合

バレエ 習い事

中学受験と習い事を両立させる際は、様々なメリットやデメリットがありますが、その上でも両立させた方が良いケースは以下の通りです。

子どもが好んで通っている

1つ目の両立させた方が良いケースは、子どもが好んで自ら通いたいと思っているケースです。

冒頭で記述したように、小学生は色んな分野に興味や関心を示し、経験を積み重ねることで成長します。

そのため、子どもが自ら臨んで習い事に通っている場合はどんどん熱中させて、少しでも心身ともに成長できる環境を整えてあげると良いでしょう。

勉強と習い事の時間のバランスが取れている

受験勉強と習い事の時間のバランスが取れている場合は、受験と両立させても問題はないでしょう。

先述したように、中学受験の勉強量は今まで経験したことがないほど膨大で、自由に過ごす時間も削られてしまいます。

そのため、勉強量の多さから精神的ストレスを感じてしまう子もいます。

一方で、習い事に通うことで勉強する時間も同様に削られてしまいます。

しかし、時間の管理ができている場合、習い事に通うことで精神的なストレスが軽減され、勉強の効率アップに繋がることもあるのです。

時間のバランスが取れていれば、勉強の効率維持・向上のためにも両立させると良いでしょう。

中学校でも続けようと思っている

習い事を中学校に進学してからも続けようと思っているご家庭は、両立を検討してみても良いかもしれません。

中学受験は中学校に合格してしまえば終わりですが、習い事は中学生になってからでも続けられます。

特に子どもが小さいころから夢としているような習い事の場合、両立させてあげると良いでしょう。

例えば小さい頃から野球のクラブに所属しており、「将来プロ野球選手になりたい」といったお子さんは、そのまま続けるべきです。

子どもが夢や目標に向かって必死に努力をするという経験は、将来の大きな財産となるでしょう。

そのため、習い事を両立させる際は目先の中学受験だけでなく、将来に大きなプラスとなるようであれば、できるだけ尊重してあげましょう。

習い事を辞めた方が良い場合

習い事と両立はさせないほうが良いケースは以下の場合です。

学力が低下している

1つ目の習い事を辞めたほうが良い理由は、学力が低下しているケースです。

子どもが習い事に通うことでメリットはありますが、その分学力が低下してしまっては元も子もないです。

学力が下がると志望校の選択肢が狭まり、行きたい学校に行けなくなってしまいます

そのため、いかに子どもが好んで習い事に通っていたとしても、志望校を変更しないとならないほど大きく学力が低下しているのであれば、習い事は辞めさせたほうが良いでしょう。

今までの名残で続けている

子どもがなんとなく習い事を続けているという場合は、受験に専念させた方が無難です。

習い事に通っている理由として「親から勧められたからなんとなく続けている」ということもあるでしょう。

その場合、習い事を辞めたとしても、子どもに一切ストレスや心境の変化が生じないケースが多いです

無駄な出費を抑える目的も含め、中学受験を考え始めた際に一度子どもと話し合いをし、習い事は辞めても問題ないか確認してみることをおすすめします。

勉強時間が十分に取れない

習い事に時間をかけ過ぎて、勉強の時間が十分に取れない場合は習い事を辞めるべきです。

中学受験と両立させる際に、特に心配されるのが時間的負担でしょう。

当然ですが習い事をしていると、必然的に勉強時間は減ってしまします。

また、習い事に通うためには、移動の時間も取られてしまうので、思ってるよりも時間を取られてしまいます。

たとえば、習い事に1時間、移動に往復1時間を要する場合、合計2時間も勉強の時間が奪われてしまうのです。

習い事に通うことであまりにも勉強時間が減ってしまう場合は、習い事を辞めた方が良いかもしれません。

中学受験と習い事を両立させる際の注意点

親としては子どもが習い事を続けたいと思っているなら、その意見を尊重して、両立させてあげたいと考えるでしょう。

もし両立させるなら、以下のような点に注意しましょう。

スケジュール管理

中学受験と習い事の両立させる上で最も気を使わなければならないのが、スケジュール管理です。

習い事がストレス発散に繋がるとはいえ、あまりにも勉強に支障が出てしまうようであれば元も子もありません。

両立させるためには、双方のスケジュール管理を徹底して行う必要があります。

習い事を辞めるまではしなくても、通う日数を減らすことも一つの手です。

スケジュールを見直し、お子さんの体力的に無理がないか一度見直しをしてみてください。

できるだけ親が送り迎えをしてあげる

先述したように、習い事を行う時間だけでなく、移動時間も勉強時間に影響を与えます。

そのため、できるだけ送り迎えは親御さんがしてあげることで、車で移動中のわずかな時間でも勉強が可能となるのです。

もし、どうしても送り迎えが難しいという場合は、習い事の場所を近くに変更するなど勉強時間を極力減らさないように工夫しましょう。

習い事先に中学受験の旨を伝えておく

中学受験と習い事を両立させる際には、塾と習い事の日程が被ってしまうこともあります。

例えば、野球チームの試合の日と塾の模試が被ってしまったというケースです。

この場合、野球チームの監督になんの説明もしなければ、試合に出る前提で話を進められてしまい、参加ができないという旨を伝えにくくなってしまうでしょう。

その点、中学受験を控えており、参加できない日もあるという旨を事前に伝えておけば、そのような事態も回避しやすくなるのです。

中学受験と習い事のバランスを見極めよう

今回は、中学受験と習い事を両立をする際の注意点などを解説しました。

中学受験は将来に影響を与えるほど大きなイベントです。

しかし、受検だからといって必ず習い事を辞めないといけない訳ではありません。

お子さんと親御さんの間で、何を重要視するかしっかりと話し合い、共通認識を持つことが重要です。

もし、両立を続ける際にはお子さんの負担がないような、スケジュール管理を行いましょう。

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